11.《ネタバレ》 由香ちゃん 死んじゃってかわいそう。 しか残らない映画でした。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 3点(2022-03-05 16:39:41) |
10.原作未読。ポット出の登場人物が多く、かなり話はカットされているんだろうなという想像がつく。説明が少なく多少時系列がわかりにくいが、逆にそれが自然体な感じがしてよかった。一応写真で振り返るという手法で過去に戻るという節目にはなってるし。登場人物もクドサがなく皆よかった。深い感動があるわけではないが、なんとなく昔を思い出しながら見てしまうし、邦画らしい心に突き刺さるものはあった。舞台が学校と病院のみで、ショッピングセンターどころか商店街も出てこないというところがちょっと非現実的な感じはしたけど、それはそれで上品にはなっている。地方都市の青春って「下妻物語」というイメージが強いので、ちょっとギャップはあったけど。 |
9.癒される映画。時系列が少しややこしいが、注意深く見ていれば問題ない。短編集を原作としているのに、上手く見せているなぁ…と。重松清作品の「どこか現実的ではない青春」という雰囲気を映画で表現できる手腕が凄い。キャラクターの性格と、演じる俳優(子役)の見た目というか雰囲気がマッチしていたのが良かった。すべての主要キャラの性格と見た目がマッチしていたように思う。 |
8.《ネタバレ》 冒頭の取材シークエンスの挿入はまったく成功しているとは言い難いし(後に全然つながっていない)、例えば川辺のリンチのシーンやサッカーのシーンでのエキストラの雑な動きだけで、制作の志の低さが見えてきます。肝心の主人公2人の関係も、思いつきの台詞を並べただけのような感じで、引き込まれるものがありません。しかも途中では脇の筋に追いやられてプロセスが飛ばされているから、ますます意味がない。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-01-18 01:44:09) |
7.一度目に見た時は時系列が理解できず、とまどっているうちに見終わってしまい、未消化で気持ちが悪かったので、数日後に見直しました。二度見ると、時系列はもちろん連作短編を貫くテーマもよく理解でき、キャストの個性にも魅力を感じ、好きな作品になりました。柄本弟くんが良かったし、テレビなどで見て好きになれなかった吉高由里子もなるほど魅力的でした。見て、良かった。 【フラミンゴ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-16 09:28:31) |
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《改行表示》6.《ネタバレ》 あまり期待せずに見たのですが、なかなかよかったです。なんといっても主役の2人、特に石橋杏奈嬢がすばらしい。ほかの若い出演者も、青春時代のもろくて傷つきやすい心情を好演していました。ロングのショットとカメラを固定しての長回しが多用されていて、全般的にリアルな絵作りがなされています。ドキュメンタリーっぽい撮り方ですね。あと、長回しによるなんとも言えない「間」があり、それが魅力的でした。静かで落ち着いた雰囲気の映画で、こういうところが好きです。 複数のエピソードを連ねた、半ばオムニバス風の物語なのですが、話によってわりと好き嫌いがあったためか、中だるみしたという印象でした。肝心の由香ちゃんがまったく出てこなくなったというのも、マイナスだったのではないかと思います。個人的には、あの2人のエピソードをもう少し見たかったのですが、それで映画を一本作るのは苦しいでしょうか。 終盤での雲の絵や最後の写真など、ベタですが伏線が生きているし、なにより人の心情を考えたときに納得できる展開なので、よかったと思います。アイドル映画だと思われて敬遠している向きもあるかもしれませんが、その点は違うと思います。ただ、あまり人に知られずひっそりと存在しているところが、この映画の雰囲気と合致していいかもしれません。道端で咲いている、名前も知らない美しい花のようで……。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-03-15 20:16:08) |
5.《ネタバレ》 誰しも思春期に感じる思いを呼び起こされる映画でした。親友のベッドで天井を見上げるシーンは感動しました。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-13 21:08:05) |
4.観始めてしばらくは何が言いたいのかが良く分からなかったんだけど、途中からジワーッと自分が子供の頃のことが思い出されて、はっとしました。誰にも共通することだと思うけど、小学生から高校生に至る頃の友だちとの繋がりって、その頃でないと享受できない特殊な関係だと思います。幼稚園の頃の友だちは、いわゆる遊び友だちで、一緒に遊んでいれば満足でした。大学に入ると、友だちより彼氏や彼女の方に意識が占領される。その間に挟まれた頃の友だちは、お互いに自我が成長する時期でもあり、とても不安定な関係だった。でも、多くを語らずに理解しあっていたようにも思える。とげとげしい部分と、許しあう部分がハーモニーを奏でるような関係。好きな友人は独占したいような気持ちもあったかな…。この映画は、そんな年代の密度の濃い友だちの関係を見せてくれます。自分は鑑賞中に何人も昔の友だちの顔が浮かびました。歳を重ねるに従って、そんな友だちとも自然と疎遠になります。期間限定の関係とも言える。それでも彼らは、自分にとってかけがえの無い親友なんだと思わせてくれる映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-11-09 01:42:56) |
3.原作ファンです。映画としてはまぁまぁの出来でしたが、やはり原作からカットされたエピソードがあるので・・・。でも良作です。 【ポドルスキ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-12 05:23:06) |
2.今年の邦画の中でも出色の作品ではないかと思います。原作者の重松清さんは私の好きな作家ですが、作品がよくてもあまり映画化が成功していなかったように思います。(「仰げば尊し」はそれなりに良かったですが)。でも、これは良かった!映像化された作品を見られて重松さんが廣木監督に思わず抱きついたとパンフに書いてありましたが、それ位いい映画になっています。制服の中学生の女の子が二人で空を仰いでいる絵から、女の子の友情だけの映画と思ったらもったいないですよ。ここには人の弱さ、無器用さ、病気、また強がりなどを軸として、その中でさまざまな愛の中で生かされていく人間の心を自然体に描いているように思います。石橋安奈、北浦愛、吉高由里子の3人がそれぞれにとてもいいですね。あまり多くの映画館にかからないのが残念です。一つだけ「ちょっと?」と思ったのは、大人になった主人公が運転する車は、ローバーミニではカッコよすぎかも。ミラとかワゴンR位が個人的にはこの映画には合っていたように思います。 【ワンス・モア】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-28 17:25:34) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 全編を通して驚くほどベタのオンパレードですけど、それでも観れてしまうのは、それが何より共感しやすい物事だからだと思います。しかし、あまりにも真ん中にある二人の女の子だけの話だけだと流石に萎えてしまいます。それを回避するためにある種のオムニバスのような構成になっていたのだと思いました。天井の画とか卑劣なほどベタですが、憎めないです…素敵だから…色々と想像できてしまうから… この作品で問いたいのは、「友」とは?だったと思います。本当の友情を求める少女、片思いのような友情に縋りつく少年、あまりにも不器用すぎて友情を築けない少年。それぞれ抱える想いがどっかで真ん中の物語に重なってくる。それは自分の記憶にも触れてくるから涙が出てきて厄介でした。良いお話過ぎて、ちょっと鼻に付きますが、それでも貶し切れない素敵な作品です。 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-21 18:59:04) (良:1票) |