1.《ネタバレ》 (2008年の映画メモをもとに作成)
昔の古い写真のようなセピア色の色合いが美しい作品で、光の当たり方も綺麗。
強烈なエロティシズムな雰囲気を漂わせます。
「戸川純」や「嶽本のばら」も絶賛の作品であります!
美しく歌うシャム双生児の少年や盲目の母親などのキャラクターがとても面白い。
あまり喋らずに人参ばかりを食べているヨハンも、気味の悪い笑顔が素敵なハゲも、かなり強烈なキャラで印象に残ります。
シャム双生児が歌う唄がとても美しくて気に入りました。
双生児の裸体撮影はタブーなエロスが感じられ、強く印象に残ります。
全体に漂う退廃的なムードもとても良いです。
そして最後のヨハンの消えてゆくような姿に、どこかとても壮大な感じを受けました。
僕ももし死ぬならば、このような美しくも陰鬱でエロティックな退廃ムードの世界で死にたいです。