《改行表示》70.《ネタバレ》 主人公が堂々と冒頭から銀行強盗をしている時点でハッピーエンドはありえないわけで、正直暗い気持ちで鑑賞していました。 2回目の強盗で完全にFBIから目をつけられたのに、3回目のヤマをするなんて狂気の沙汰としか思えず、まったく共感できません。 案の定最後は妹の裏切りもあり強盗は失敗。このまま全滅パターンで終わるのだろうと思いきや、主人公が生き延びてしまうのはかなり意外でした。まあこれだけ罪を重ねてきた人間がのうのうと平穏な生活を手に入れるのはそれはそれでどうかと思っちゃうわけですが。 ですから個人的な好みでいけば決して好きなタイプの作品ではありません。ですが途切れない緊張感で、見ている間はハラハラしっぱなし。サスペンスドラマとしては上質の味わいと言えるでしょう。 犯人のタトゥーを見てしまったクレア。その事実を知っているダグ。クレア、ダグ、ジェムの3人が鉢合わせるシーンの緊張感がすごい。そしてこのシーンでのクレアのセリフが、ラストの『どうしても会いたいの。今日は晴れた日だから。』につながっていく完璧な伏線。 個人的な好みでいけば点数はこれが精いっぱいですが、完成度の高いクライムムービーだと思います。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-10 03:34:14) (良:1票) |
69.《ネタバレ》 ベン・アフレック監督の王道を行くエンタメ映画で、ダレることなく最後まで観ることができました。単なるエンタメ作品ではなく、プラスアルファを持っている標準以上の作品でありました。「タウン」の象徴のオリベスクショットを何度もはさんだり、「晴れた日には・・」の伏線回収などしっかり技を見せています。話の流れとしてはありきたり感満載で下手な人が演出したらもっとありきたりな作品に堕していたでしょうけど、最後の強盗から主人公が生き延びるエンディングまでの描き方がしっかりしていたので、やはり並みの監督ではないなと思わせてくれました。最後のエンディングロールでチャールズタウンの人から批判を浴びないように「大部分の人々は善良な市民である」って流したけど、そりゃそうでしょう!あれなかったら日本の人もチャールズタウンやべぇと普通に思っちゃうよね。 【エリア加算】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-30 23:01:36) |
68.《ネタバレ》 物語の設定も雰囲気も楽しめました。ベンアフレック、監督業として他にもヒット作品を出していますが、やるなぁという感じです。ただ、あそこまでド派手な銀行強盗をして証拠が全くないわけないだろうって思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-08-26 08:10:24) |
67.銀行強盗が行員に惚れるとかって、キリングゾーイを思い出した。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2018-03-27 23:24:35) |
66.《ネタバレ》 銀行強盗を行なった主人公たちが良い者のように描かれていることに違和感を覚えつつも、球場での銃撃戦などがーの緊迫感が感じよかったです。ただ、主人公が支店長に惹かれるようになった経緯を丁寧に表現して欲しかったです。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-10-19 21:59:01) |
65.FBIに目をつけられているのに短期間で何回も超リスキーな強盗を繰り返すかい、普通。鮮やかな強盗プロ集団だがそこは映画ならではというかアホにしか見えなかった。ドンのお花屋さんも。そして超セルフィッシュな都合で被害女性に恋し仲間を犠牲にして街を出たい主人公。イマイチのように見えるが楽しめたのは魅せ方だろうか。憎めない映画に仕上がっておりました。 |
64.ちょっと古臭くて、教科書的な犯罪モノ。リズム・テンポは悪くなく、緊迫感もそれなりはあるが、それだけというか。ベン・アフレックは良くも悪くも優等生的役者のイメージがあるので、悪役として物足りなさ・中途半端さもある。 |
《改行表示》63.《ネタバレ》 最初はありきたりの作品かと思ったが、最後は哀愁感がある。 自分の人生を変えることが出来るのか、そういった重いテーマのようでもあるが実は単純に思ったように生きていく、そんなちょっとした美学を感じさせる。 終わり方とエンディングソングの渋さで加点。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-15 16:49:30) |
62.カーチェイスは迫力十分、緊張感も満喫。しかし、強盗を家業のように親から子へ引き継ぐなんてことがあるのか、そんなに何度も成功するものなのか、素朴な疑問が沸き起こる。犯罪映画をチャールズタウンの善良な市民に捧げるって、犯罪に手を染めるのは環境の所為ってことか。当事者でないとなかなか理解できないように思う。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-14 21:16:30) |
61.銀行強盗しちゃうチンピラが主役なので、映画に倫理観を求める方には、不評かも。そこまで主人公に共感はできないので、途中何回かある強盗シーンもそんなにドキドキできなかったし。でも、チンピラの青春ドラマとしては、よくあるストーリーだけど、そないに悪くはなかった。そこそこ派手なシーンもあるのであまり退屈もしなかった。ラストあたりの主人公と支店長の電話の会話も、なるほど、そこであの会話がいきるのかと、こりゃ一本とられたって感じかな。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-22 01:21:28) |
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《改行表示》60.《ネタバレ》 デニーロ&パチーノの「ヒート」に影響されて真似しました。と、どこかでそう読んだ記憶があるし映画の中でもTVでヒートを鑑賞しているシーンがあります。結論から書くと自分でハードルを上げておいて自滅した映画の代表作かと。ヒートにあこがれたチンピラがことごとくうわべだけ真似たようにしか見えませんでした。これほど上っ面だけの映画も珍しいとさえ感じました。 女に良いカッコがしたいがために他人のボートを拝借したり、女に手を出されたからと団地に乗り込んだり、女のことを考えもせずネタバラシしたり、、小物感がプンプンします。極め付けはラスト、女は危険を犯してまで男を助ける義理は無かったハズなのに、なんで?なんで?金じゃないって言ってたのに結局金もらったから? ヒートが好きな方にはお勧めできません。ヒート未見の方はタウンを先に鑑賞することをお勧めします。(そうすれば両方楽しめると思います) 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-09-24 12:06:44) |
《改行表示》59.優等生的な映画。 誰かに薦めたくなる映画ではない。 |
58.BAは油が乗ってきているみたいですね、仮面をかぶって演技指導などしている特典映像がありましたが、いとも簡単そうにこなしているのですが、なんとエネルギッシュなんでしょう。よくあるお話みたいですが、ハラハラドキドキさせられました、美人過ぎないヒロインも好感が持てます! 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-14 15:42:44) |
《改行表示》57.総花的サスペンスという感じ。カーチェイスあり銃撃戦あり内輪揉めあり愛憎あり…。言い換えるなら従来のサスペンスから一歩も踏み出していないわけで、タイトルと同様、没個性的でインパクトは薄いかな。 念のためにこれから観る方へ。前半の会話にサラリと登場する「晴れた日」という言葉が、終盤のちょっとしたカギになります。お聞き逃しなく。当方はすっかり聞き逃し、最後まで観た後でモヤモヤして3倍速で戻り、確認していっそうモヤモヤしました。当方の注意力不足とはいえ、あの程度の会話、ふつうは聞き流すでしょ。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-04 22:52:59) |
56.こうゆうどうしょもない連中の話は,ハイテンションで明るいドンパチアクションならまだ許せるが,シリアス路線だとどうにもつまらない.女も不細工だし・・・ 【マー君】さん [DVD(吹替)] 4点(2013-08-18 18:36:14) |
55.アイリッシュマフィアは『ミラーズクロッシング』なんてのもあって、イタリアより体温の低そうなギャング世界が広がっている(どちらもカトリック国っての、関係あるのか)。『ミラーズ…』では、A・フィーニーがいかにもボスって感じだったが、善人の記憶が強いP・ポスルスウェイトがこちらでは酷薄な元締めを演じていて、イギリス系の役者は懐が深い。登場時間は短いのに彼の存在感が濃いので、主役のB・アフレックスが損。ハリウッド映画では主役はこうスッキリしていればいいというのかも知れないが、もうちょっと内側に屈折を感じさせるキャラクターであってほしい。血族の縁が・地域自体が、もう犯罪組織で固まっていて、日本ではやたら「絆」と持ち上げるが、こういう鬱陶しい拘束としてまず「絆」は存在していた。それへの抵抗ってことで、マフィアもの映画は普遍性を持つ。そういう至って正しい話なんだけど、主役がノッペリしていて、屈折は「そういう役をやってます」と外側にレッテルで貼られてるだけという印象だった。アクションシーンで、ときどき無音を挟むのが(モニター映像や、爆発音で耳がツーンとしたり)いい緊張を生む。凶暴な仲間ジェムの存在がいい。主人公が彼の刺青を恋人の目から手で隠す。最期、道に落ちていた紙コップの飲み残しを、ひとくち吸うこの世への訣別も忘れ難い。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-04 09:34:28) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 前作もそうだったけど、ベン・アフレックという人は、どこに監督の才能を隠していたのかなあ。実に堂々とした安定した進行っぷりです。いくら晴天でも決して爽快にはならないどこか鬱屈とした空気感(しかもそれが作中の重要なキーワードとリンクしている!)、当事者がわーわー勢いで犯罪を行うのではなくて、何か流れる血の中からいつの間にか行動があふれてくるような自然感。そのようなトーンの統一が見事です。俳優陣も、いかにも呼吸するように悪事を働きそうな自然な悪人顔のジェレミー・レナーを最右翼に、他人を生かす技を心得たアンサンブルを展開しています。隙間からふと外を見るとびっちり警察がスタンバイしているカットなど、いろいろなところで職人芸的なポイントがあるのも楽しい。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-01 02:27:34) (良:1票) |
《改行表示》53.《ネタバレ》 序盤~中盤までとてもよくて引き込まれる。 結局悪いことしてるのはこいつらであって、自業自得で同情はできない。 「足を洗いたいのに巻き込まれる系」の映画はこれまでにもたくさんあったけど この映画はかなり良い出来だと思う。 欲を言えばヒロインがもうちょい綺麗で魅力的ならなぁ。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-27 01:58:31) |
52.《ネタバレ》 街の雰囲気が『ディパーテッド』に似ていると思ったら、そりゃそうですよね同じボストンでした。銀行強盗と現金輸送車襲撃の発生率が全米一だなんて、NYやロスよりも物騒なところなんでしょうか、ちょっと意外でした。 B・アフレックの『アルゴ』の一本前の監督作ですが、もう『アルゴ』の成功が約束された様なお見事な演出です。ラストの展開には賛否があるでしょうが、わたしはこういうのは好きです。氷が張られて子供たちがプレーしているスケートリンクを見せるラスト・シーンも、『トラフィック』と似ていますがなんか心がホンワカして良い後味が残りました。『ヒート』を強く意識していることは判りますけど、緩急をつけたストーリー・テリングは『ヒート』を超えているんじゃないでしょうか。もっとも花屋のボスを仕留めるところはさすがにご都合主義が目立つのは事実で、その直前のJ・レナーが射殺されるシーンが実に良かっただけに残念でした。 それにしても、レッドソックスのホーム・ゲームでの売り上げが一試合で350万ドルもあるなんて、凄くないですか? 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-26 01:45:44) (良:1票) |
51.ベン・アフレックは「ヒート」に影響を受けたというが、かすかな物音を聞いて仕事を辞めるデニーロの何を見ていたのか。「美学」も「漢」も「プロフェッショナル」も感じられない。世を憂れるベン・アフレックが腐女子の歓心を誘うだけ。ただそれでも一定水準の作品に仕上がっているのは編集の力だ。編集者を調べれば「マグノリア」や「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を担当していて納得。映画は引き算の芸術というがさもありなん。 【michell】さん [地上波(字幕)] 6点(2013-05-25 01:53:50) |