173.公開当時は劇場に行こうか迷ったけど、結果として行かなくて良かった気がする。鬱々として、暗くて、閉塞していて、気味の悪い映画だ。俺の中では「死霊のえじき」と同じカテゴリーに分類された。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-05-13 20:57:00) |
《改行表示》172.凄く怖くて落ち込みました。 ナタリーさんの鬼気迫る演技に背中を押され、頑張って観続けた。 劇場鑑賞であれば、音楽の迫力でもっと感動できたかもしれない。 観る人を選ぶ作品だと感じた。 【たんぽぽ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-19 13:24:29) |
《改行表示》171.《ネタバレ》 暗くて息苦しくて厳しい世界で重圧に藻掻くニナが精神崩壊していく… 重苦しさから、悲観気分を持ちそうになるがそれでもナタリー・ポートマンの演技で払拭できる。 特に黒鳥の力強い舞、作り上げたガリガリの繊細な体はもはや芸術である。 ホラー的要素と美術要素が見事融合した力強い作品。 |
《改行表示》170.《ネタバレ》 導入はわかりにくかったが引き込まれて見続けた 白鳥と同じく儚げで振り回されているように見えたニナの最後の一言で、演出家の言葉すら関係無かった彼女自身の「強い意志」が見えて清々しかった。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2022-03-06 14:10:01) |
《改行表示》169.《ネタバレ》 ~Black Swan~黒い白鳥。現実には存在しないもの。日本の白いカラスみたいなの。『そんなの、黒い白鳥を探すようなもの(=無駄な努力)だよ』ってことわざ。 痛いシーンが多い。つま先痛い!爪割れ痛い!逆剥け剥がすの痛い!他人に爪切られるの痛い!くっついた足の指剥がすの痛い!背中からなんか生えてるのズルズル抜くの痛い!ガラスの破片痛い!観てて指さきがギューってなる。 真新しいトウシューズの中敷きを引きずり出し、厚い部分を切り落とし、縫い合わせ、叩きつけ、靴底に傷をつける。 清らかな少女ニナが一流のダンサーとして周りから変えられ、そして自ら変わっていく様は、まるでこのトウシューズのようだ。 ほぼ全ての場面で、鏡やガラスに映ったショットを多用しているのは、自分が常に観られている、他人にどう観られているか気になるという彼女の気持ちの現われで、彼女自身もまた、現実逃避的に自分を客観的に見ているんだろう。 鏡のないトイレの個室で、プリマに選ばれた喜びを携帯で母に伝えるシーンは、この映画で数少ない彼女の心からの喜びのシーンだったと思う。 鏡が多いのにカメラが映らないのは、当然なんだけど技術的に凄い。鏡張りの練習シーンでトマの後ろから鏡越しにニナを写すシーン。トマも映ってる。でも当然カメラは写ってないんだけど“じゃあコレは誰の視点?”って考えると、気持ち悪くなってきた。常にユラユラしてるカメラも気持ち悪い。 でも電車のオヤジが一番キモい。『口でイヤらしい音を出すセクハラオヤジの映画を観た』記憶だけあったけど…この映画だったか。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 7点(2021-05-15 09:45:15) |
《改行表示》168.かつてはバレエの女王だった『死にゆく白鳥』をウィノナ・ライダーに演じさせる生々しさ。 およそ一回り歳下のナタリー・ポートマンやミラ・クニスと対比させられるのは酷だ。本人も内心屈辱に感じていたのではなかろうか。 でも、こういうところからリアリティが出ていると感じた。 ナタリー、クニス、ウィノナ・・・彼女たちの競演は、ハリウッドで実際に繰り広げられているであろう『椅子取りゲーム』そのものに見えた。 ・・・となると、トマ(ヴァンサン・カッセル)は若い女優を食い散らかす映画プロデューサーだね。 【Y-300】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-08 18:34:49) |
《改行表示》167.《ネタバレ》 フィギュアスケートでよく使われてる音楽ってイメージで存在は知ってたけどずっと観れていなかった映画。 観た直後の感想は、10代中盤〜後半の女子フィギュアスケーターがこれ観てどう思うのかなってところ、、笑 ダレンアロノホフスキーっぽい映画ですね。 全体的にどんよりと暗く、ジメジメした感じ。 母親は自分の叶えられなかった夢を子供に押し付ける典型的な毒親。 自慰を覚えたり少しずつ解放されていく感じと、徐々にプレッシャーに潰されていく、その両方が丁寧に描写されていました。 ヴァンサンカッセルは狂人の役が多いので、この方がキャスティングされてるだけで怖いです笑 一瞬でも輝くことができたのが唯一の救いですね。 【まっつん】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-04-14 06:30:38) |
《改行表示》166.《ネタバレ》 ”白鳥”のように美しく優雅だが繊細な一人のバレエ・ダンサー(ナタリー・ポートマン)の内面に抱える主役抜擢への緊張やライバル出現への不安こそが”黒鳥”として表現・演出しているのが深い。 主人公の内面と劇中劇である”白鳥の湖”が見事にリンクしている。 白鳥→ナタリー・ポートマン 王子→ヴァンサン・カッセル 黒鳥→ナタリーの内面に存在する不安(ライバル) 現実と虚構が入り混じり、精神が崩壊する様を圧巻の映像と張りつめられた緊張感で描き出した狂気の作品。 【whoopi】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-04-02 15:34:31) |
《改行表示》165.サイコホラーとして、良作。ドキッとさせる演出多いので、要注意。ナタリーは熱演。バレエシーンがスタントで あったとしても、アカデミー主演女優賞獲得は納得。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-11 23:14:16) |
164.《ネタバレ》 バレエシーンでのプロのダンサーとナタリーポートマンとのつながり上手く出来ていると感心。狂気と嫉妬の渦巻く中で、だんだん正気を失っていく主人公…。見ていてちょっと気の毒なような。 【ゆっきー】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-05-01 13:31:08) |
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《改行表示》163.《ネタバレ》 芸術の高みを目指した先になにがあるかというお話なんやけどそこに「女」という要素をクローズアップしたせいで異様な迫力のある映画に。 男が見たくない女の部分の見本市。バレエの話やのに美しい場面は皆無。 バレエ界の人が見たら怒るんと違うかって描写の連発。 ナタリーポートマンがあんなことや、こんなことをしても萎えまくり。 【CBパークビュー】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-09-26 21:46:00) |
《改行表示》162.同監督の「レスラー」の完成度に感激して、いつかブラックスワンも。。 で、やっと見ましたが正直疲れました。暗い&怖い&ナタリーとかバレエとかあまり好きじゃない私が見るんですから、、もともと無理は承知でしたがやはり辛かったです。 絶賛している方も多いですが、こんなにも苦労してまで何かを極めたいと思わない私は感情移入ゼロです。裏を返せば、、芸術やスポーツを本格的に習ってらっしゃる方でしたらかなり熱中できる映画だとは感じました。(余談ですが、お母さんに傷が見つかり”パッと”服をはぎ取られて、パンティの後ろ姿に思わず引き込まれたのは私だけか?) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 4点(2017-04-05 23:55:09) |
161.《ネタバレ》 ごく稀に本編が終わりエンドロールが流れ始めた時、身動き一つできない映画がある。この作品はそのごく稀な作品であった。クライマックスの公演はクラシックバレエに興味のない私の心を揺さぶり、黒鳥のシーンは素直に美しいと思わせた。しかしながら、随所に見られたリアルな痛みと、全編を通じた手ぶれは見る側に大きな負担を強いるものであった。今後この作品を再び観ることはないかもしれないが、永く記憶にとどまる作品であろう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-04 16:09:04) |
《改行表示》160.《ネタバレ》 想像以上に良かった。 狂気&性をテーマに、 バレエの舞台裏の人間模様を見せてくれる。綺麗事で済ませず、ドロドロの世界を描いている潔さが良い。華やかな舞台との落差が際立つ。演出家&ニナ&ニナの母親のキャストも見事。 白鳥のニナの中で、黒鳥がどんどん巣食っていく過程を見ていたら、人間はここまで変容し得るものかと感心する。特に、ラストの初回公演は鳥肌もの。彼女は、すっかり相手をseduce(誘惑)する黒鳥に・・・。芸術的。 音響と映像がハマっていて、息つく暇ないスリリングな108分を味わえた。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-02-24 01:50:22) |
《改行表示》159.ナタリー・ポートマンほどの美人は、滅多にいません。またバレエも私にとっては遠い世界。しかし、ものすごく親近感を覚えました。「こういう女、いるよね」という感じ。幼少期からこの道一筋に打ち込んできて、やっとトップに立つチャンスが巡ってきたとしたら、たしかに神経過敏にもなるでしょう。そこで「もっとエロくなれ」と言われても、経験が少なければどうしようもありません。しかも周囲の嫉妬あり、敗北者の惨めな姿あり、親の過剰な期待ありで、頭の中が倒錯していくのも無理からぬことだと思います。そのあたりの葛藤を見事に盛り込んだ秀作でした。 そしてやっぱり、ラストの踊りがいい。おそらく今後もバレエの舞台を見に行くことはないと思いますが、どこかで「白鳥の湖」を聞くたびに、きっとナタリー・ポートマンの鬼気迫る表情を思い出す気がします。こういう記憶を積み上げることが、人生を豊かにするということかなと自惚れつつ。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 10点(2017-02-17 02:14:34) |
158.《ネタバレ》 すっごい面白い。主観的ショットが延々と続くから、次第に精神を病んでいく主人公が自然と信用出来ない語り手に変化していく過程にリアリティがある。家庭では典型的なステージママに存在を否定され、劇場では表現者としての苦悩に苦しめられる。そりゃおかしくもなるよ。本番当日はもはや笑ってしまうような恐ろしい出来事の連続。彼女の死はおそらく主役の座を射止めた時、いや、コーチの舌を噛んだ時に決定されたんだろうな。彼は白鳥を誘惑し堕落させる悪魔だし。素晴らしい芸術表現の末の死だから安らかな表情を浮かべているのだろう。芸術とは触れたが最後、もうその前には戻れないもののことを言う。それは本作であり、新約白鳥の湖だったのだ。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-11 02:56:22) |
157.《ネタバレ》 方向性は違えど、監督の前作『レスラー』と共通するものは、強烈な渇望=承認欲求そのものだろう。毒親から受動的に狭い世界で生きてきたバレリーナにはそれしか心の拠り所がない。過度の重圧と葛藤から己を解き放ち、一線を超えるのはバレエのみならず、アスリートにしても俳優業にしてもほんの一握りのみ。頂点に立つことは孤高になるということ。リアリティを考えれば、リフトで失敗、鏡の破片が刺さったまま踊るなんてありえないため、無理して初演に向かうシーンから彼女の妄想だと思えば全て納得がいく。彼女は初演だけで満足し燃え尽きてしまった。そういう残酷で儚い夢物語。前作と違って遠い世界のように感じられてしまって、あまり鳥肌が立たないので6点とさせて頂く。 |
《改行表示》156.ナタリー・ポートマンが主演女優賞受賞。バレエダンサーの物語。くらいしか予備知識がなく見たのだったが、期待していたような感動的大作!とかではなく、かなり暗い内容だった。ホラー映画かと思うほど怖い演出も盛りだくさんだし・・・。 しかも、よく見たら監督がダーレン・アロノフスキーではあるまいか(苦手な監督の一人である) 「レクイエム・フォー・ドリーム」は絶望が絶望を呼ぶ、ドラッグ映画のような救いようのない映画であったが、本作もそういう意味では同じジャンルの映画と言えるだろう。とにかく救いがないし、主人公がネガティブ過ぎて観ているこっちも辛くなってくる。観客の不安を煽りつつも、しっかり映画に引き込んでくるあたりは相変わらずこの監督の凄い所だとは思うが、素直に面白かったとは言えない、複雑な心境だ。でも、ナタリー・ポートマンの演技は文句なしに素晴らしい! 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-08-22 22:45:22) |
155.劇場で観ましたが、黒鳥の舞いは凄い迫力でした。内容は相当にドロドロで母も先生も同僚も、真剣が故の必死さが狂気にもとれて、少々エグかった。面白い作品。ナタリー・ポートマンはさすがの女優ぶりでした。 【SUPISUTA】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-06-12 01:49:21) |
154.ホラー的サスペンス物でだからなのか どんどん映画の世界へ引き込まれていきます。ナタリー・ポートマンの素晴らしい演技と美しさに魅了されました。さすがオスカー女優さんです。 |