《改行表示》81.《ネタバレ》 話題作ではあったけど、もう観る前から内容が予想できて、自分には関係のない映画として、今日まで放置してました。ただ90年代後半に、ここまでエロスを前面に出した邦画も珍しかったと思う。 本サイトのワーストランキングでも好成績。不倫というタブーを題材にしているから、頭ごなしに批判されやすい面もあると思うけど、そこは映画なんだし、強盗犯や殺人犯が主役の映画同様に楽しめたら何より…なんて、少しこの映画の肩を持ってやりたい気分。 不倫の醍醐味と思われる“どのように惹かれ合って、どのように始まったか”が描かれてないのって、これ強盗や殺人なら、犯罪の瞬間を描かないのと一緒。でもたぶんココを描いてしまうと、久木と凛子に共感してしまう人が増えるから省いた? 不倫はあくまで自分勝手な欲望を満たす、動物的な自己満足として観せるためにも、この2人に共感できない創りにしたのかもしれない。 ただねぇ、結婚してから本当に人を好きになることって、あることだと思う。50歳や38歳になって、あんな情熱的なSEXするのって、凄い。 ディープキス以外に直接的な性描写を極力描かず、また観えそうで観えない、ギリギリを攻めた訳でもない撮影と編集には感心した。観ていて下品じゃないんだよ。アダルトビデオと映画の違い。犯罪の決定的瞬間映像と犯罪映画の違い。さすが女性客がターゲットだっただけはあるかも。 突然離婚に話が進み、あっさり片付く久木家。聞きわけの良すぎる娘に違和感。彼氏を両親に紹介したばかりじゃなかった?既にバレていながら仮面夫婦を演じていたから、奥さんにバレてからの居心地の悪さや修羅場もなく、以前と変わらないご主人様ポジションの久木に、ちょっとイラッとする。少なくとも娘に父親ヅラするんじゃねぇ。奥さんも暴れるとかすればいいのに。この辺あまりに淡白で大人しくって、まるで免許更新の教習映画の不倫版みたい。久木ももう少し誤魔化しや悪足掻きがあっても良かったと思う。けど、これまたスリリングにしてしまうと、不倫の2人に共感してしまうから…なのかな? 久木の妻「もうすぐ、春ですから。」晴れて2人一緒になれて、貧しいながらも再出発すればいいのに、死んじゃうんだ。そんなだから、不倫のスリルを楽しんだだけ!とか禁断の愛だから盛り上がっただけ!とか言われるんだよ、貧しくても生きなきゃ。老いても愛さなきゃ。 キツく抱き合って同時に息を引きとる。なんてロマンチックに盛り上がる2人と対象的に、淡々とした死体検案調書。 本人たちには愛でしか無いんだけど、彼らを観る社会の目からは不倫の結末でしか無い。最後のあの場面、色んな意味で笑うところでしょ。 【K&K】さん [インターネット(邦画)] 4点(2022-11-03 19:58:08) |
80.《ネタバレ》 ○公開当時流行ったのをなんとなく覚えていた本作。CS放送されていたので何となく鑑賞したが、よくヒットしたもんだという内容。潜在的な不倫願望をくすぐったのだろうか。かと言って主人公たちがありふれた家族像として描かれてもいない。○そもそも2人が惹かれ合う場面がない。終始2人は両想い。お互いの気持ちが高ぶる様子がラブシーンでしかほとんど表現されていない。そのラブシーンも何回目からか飽きてくる。○そして心中するラストだが、それ以外の選択肢がないほど追い込まれていたように全く映らなかった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2018-03-26 20:04:07) |
《改行表示》79.とーってもエロいのに 凛とした美しさと清楚さを損なうことのない黒木瞳さんは ほんとにすごい女優さんですなぁ 【こっちゃん】さん [インターネット(字幕)] 4点(2015-09-25 22:11:17) |
78.すべてを捨てて不倫に走る。禁断の果実に触れた愛は暗くて底が深かった。 |
77.《ネタバレ》 年齢を重ねてから観ると思うところもあるかと思いましたが、残念ながら共感もできず。確かに恋はしてみたいかもしれないけども。本気になるなんてバカだなとは思いますが、男と女は分からないですよね〜。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-10-12 19:12:40) |
《改行表示》76.《ネタバレ》 ダメ人間の開き直りですね。監督の追悼番組として放送されてたのを観たんですがとても誉められたもんではありません。最後の死亡検分みたいな文字の下劣なことと言ったら。。。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2012-01-04 23:05:40) |
《改行表示》75.くだらないし、暗いし、しかも汚い不倫映画。 主役二人の描写が浅いので、もちろん感情移入などできず、 単に不倫している男女の日常生活を追っているような感覚。 脚本も穴だらけだが、ラストがもうどうしようもない。 こんな映画を観るぐらいなら、ポルノでも観ていたほうがよっぽどましだった。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 1点(2011-08-14 06:54:59) |
《改行表示》74.なんでブームになったのかわからないくらい退屈な話だった。 不倫が悲劇というのは、あんまり感情移入しないなぁ。 そりゃあ僕も男なんで浮気心なんてガンガンありますよ。でも、それ肯定して自分を悲劇の主人公として感傷に浸る感性が僕には無いので、勝手にしろよって感じ。 浮気はします。そして、それに関してどんな批判も受けます。その覚悟がない奴が、 セックスに溺れんなって話です。 官能小説を買うくらいならエロ本を買うし、女優が絡む映画を観るならAVを観ます。 黒木瞳があの立場のポジションにいながらの脱ぎっぷりと絡みっぷりに敬意で1点。 本来なら0点かな。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 1点(2011-05-01 19:38:53) |
73.渡辺淳一はたとえばアメリカだったらフェミニストに暗殺されてるんじゃないかと思うし(某知人の指摘の受け売りですが)、それでも全く同情に値しないと思うくらいだけど、ここまで表層的な感想が多いと、少しは肩をもってあげたくなる私。原作者と監督の女性観には賛同できないが、描こうとしている(のかもしれない)生というものの無常感には、賛同。 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-12-27 21:08:32) (良:1票) |
《改行表示》72.《ネタバレ》 宵の口にウトウトしたら眠れなくなったので深夜に一人で観てみました、初見です。 森田芳光だったとは知りませんでした、信じられないです。 「阿寒に果つ」は中学生の時に観たけど、これも同様に「死の美学」がテーマだと感じました。不倫はそれを語るために使われただけで、不倫を美化も肯定も否定もしてないと思う。その証拠に主人公二人はもちろん、その家族も生活感が全く無くて何もかも通り一遍のシーンばかりでつまらない。 心中=純愛とは思わないけど、そこに至る根拠が全く描かれてないですね、なんで死ぬことにしたのかさっぱりわかりませんでした。実際に昔、愛人と心中した作家が何人かいたし、そこらへんと繋がっているようにも思います。 どうも濡れ場で勝負、ウリにしたみたいだけど、信じがたいほどお行儀の良い絡み具合でありました。ライティング効果すらなく、へんなカメラワークにカット割りで中途半端な状況で終了し突然画面が変わるし・・・ 情も本能も出てたとは思えないし、ウットリもなければエロくもなかったです、だいたい役所広司のよがり顔のアップなんて誰が見たいと思う? これなら一人妄想を膨らませながら原作読んだほうがマシじゃないですか?未読ですけど。 公開当時、おばさまたちを夢中にさせ、泣かせたようですね。そのおばさまたちの多くは今現在、韓流ドラマにハマりまくっているような気がします。 【envy】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2010-10-09 12:18:09) |
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71.エロシーンだけが見たくて借りたのですが物足りなかったです。見栄を張らずにエロビデオ借りておけばよかった・・・ 【taxyun】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2010-08-06 20:33:21) (笑:1票) |
《改行表示》70.何が腹立つゆうてカモとクレソンの鍋の量が少ないのんと 死ぬ直前に食うた事ですわ(もったいない) 【ケムール人】さん [DVD(吹替)] 3点(2010-03-11 14:50:35) |
69.《ネタバレ》 どうしても性描写が注目されがちですが、不倫の実情という点に置いてはなかなかリアルに描かれています。男性側は遊び半分だったが、嫉妬心・独占欲が生まれ徐々に本気になっていく。一方の女性は性の目覚め。夫に女として扱われない事の反動で、自分を女性として愛してくれる人に惹かれていく。この女性に子供がいないという設定はうまいです。子供がいる女性の多くは現実感を持ってますし、夫を拒まずまたブレーキもしっかり持っています。基本的に不倫というものは体の関係が主になります。葬式の時の描写でもわかる通り、不謹慎やスリルが加わって一層燃え上がるといった感じです。不倫に市民権はありませんから、傍から見れば遊び・裏切りでしかありません。しかし周りが見えなくなっている本人たちは違います。大真面目に愛を語ります。ですからこれは経験の有無、或いは今現在その立場にいるかどうかで全く見方が違ってきます。最後の選択も「逃げ」と「結ばれた」両方の捉え方があります。自分は経験があるので二人の愛は理解できますが、その行動は肯定出来ません。不倫という形はこの映画の様に決して楽園には行き着きませんし、当人はもちろん周りにも深い傷を残してしまいます。進行形の人、余計なお世話ですが頭を冷やしましょう。ストップ・ザ・不倫。 【オニール大佐】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-03-11 18:10:28) (良:1票) |
68.二人が深く愛し合っているのは分かりましたよ。けど、敢えて言いますがただの不倫ですね。それ以上でも、それ以下でもない。映画にする意味なんてあるんだろうか。会社でベテランばかりを集めた部署で吹き溜まっている主人公は、もう不倫くらいにしかやることが無いみたいで、一介のサラリーマンとしてはとても嫌なものを見せられた気分でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-01-19 04:42:36) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 結末至る理由が判らない。裸で結合して衆目に晒すのは何故、変態だから? まったく無責任な、自分勝手な男と女の物語。絡みはちょっと良い。 2012.1/4 2回目鑑賞。森田芳光(2011.12/20.満61歳没)追悼上映。「家族ゲーム」に続く。皆さんの評価の悪いことにビックリ(;゚Д゚)! 若い人が多いのかな~。還暦を迎えた人には気持ちはよくわかるのでは? でも妄想、夢物語としか思えない。いいな~中高年の希望の星☆彡渡辺淳一!! 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-21 19:04:10) (笑:1票) |
66.《ネタバレ》 徹底して不倫を描いてやろうという心意気はよいのですが、その描き方が、単なる濃厚ラブシーンの繰り返しだけでは意味がありません。「それ以外」の部分がむしろ重要なはずなのに、かなり抜けています。それに、同じ不倫のベッドシーンでも、最初の無邪気な時点と、中盤の破綻を予感させる時点と、最後の死を覚悟した時点では、描写が異なってくるはずですが、そんな配慮もされてません。一応、偏執狂的に主演の2人を脱がせまくった根性は嫌いではないので、点数は甘め。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-31 21:46:50) |
【ジダン】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2007-11-09 19:05:01) |
64.《ネタバレ》 ラブシーンの他に印象的な場面をあげるとしたら、終盤に雪の中ふたりが静かに歩く場面かな。映画館(試写会)で、ラストでシクシクシク・・・という他の方の泣き声を聞き「こんな内容では私は泣けない」と思いながらスクリーンを見つめていた自分がいました。そして主役のふたりには、最後まで共感できませんでした。あんな死に方・・・あれはないよね(笑) 【☆Tiffany☆】さん [試写会(邦画)] 6点(2007-08-05 02:00:07) |
【あしたかこ】さん [地上波(字幕)] 6点(2007-03-09 05:15:48) |
《改行表示》62.この原作・映画とも正直言って若年層には全く理解できないシチュエーションである。中年の悲哀を知る人だけが、この世界を理解できるのであり、それ以外の人がこの映画の見たとしたらつまらない映画・共感できない映画と言わざるを得ない。逆にそういう人はこのシチュエーションを語ってはいけない。 じゃあ、映画としてこの作品はどうか?退屈である。淡々と2人の関係、周辺の状況が描かれるので、見せ場・話題はベッドシーンと言われるのであろう。もっともっと人物像を掘り下げた作品とした方が作品としてもよくなったのでは?でも、役所、黒木その他の役者の演技はやはり上手で、そこが救いか? 「Shall We Dance?」もシチュエーションは全く同じで、中年の悲哀の中で見つけたものがたまたまダンスだったという事なのであるが、あれは対象セグメントを中年以外へ広げるため、コミカルな味付けがされ大成功ている。 そもそもこれは対象セグメントを絞った作品なのであるから、もっと何かにフォーカスした方が良かったのでは?と惜しい気がしてしまう。個人的にはR指定なのに中途半端なベッドシーンが面白くなかった。 演技は上手いので5点献上。 【zackey】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2005-11-05 10:13:41) |