2.難しいところですね。こういうの嫌いではないんですよ。役者はしっかりしてるし、どこぞの映画のパクリ…いや、オマージュしてるところとかね。金を出さない吉本興業がバックについている中で、それなりの質も維持してるし。でもね、こういう壮大なウソをつく話なのに、それを茶化してしまうようなキャラクターを登場させたり、信憑性を出す工夫が全くされていないのはおかしいんじゃないかな?この映画がコメディなんだとすれば、尚更こういう部分を丁寧に作らなければいけないと思うんだよね。沖縄国際映画祭に向けての企画作品だろうし、こういう映画の作りによって、映画制作の閾が下がるのは歓迎する所ではあるけど、同時にスタッフの質を落としかねない映画企画がすんなりと通るのだとしたら、あまり喜ばしい事では無い様な気がします。
低予算でのスタッフの活躍とキャスト(特に大倉孝二とココリコ田中)の演技に敢闘賞として4点