1.《ネタバレ》 都会に生きる登場人物達の、何でもない日常が淡々と描かれる。
そこに華美な装飾はなく、本当に淡々と描かれる。
だが、「何でもない」というのは少々ウソで、結構、各登場人物達にドラマが巻き起こる。
ドラマといっても、特別な筋書みたいなものはない。
決して群像劇ではなく、都会に住む様々なタイプの生活を、のぞき見する様なスタイルだ。
そこかしこに伏線みたいなものがあったり、ちょっとした事件が起きたり、変態が登場したり、女子高生がエッチされたり、娘に自殺される父親が出てきたりと、1時間という短めの尺の中に、様々な人生劇場が表現されており、何回観ても楽しめるタイプの映画だ。