29.《ネタバレ》 四姉妹の物語ということくらいしか知りませんでしたが、苦手な分野かと思って敬遠気味でした。ですが、古き良きアメリカが詰まっていて、登場人物のキャラも立っていて、話の流れもスムーズで、過剰にドラマチックであったり嘘臭さかったりもせず、要所に笑いがちりばめられていて、とても楽しく見られました。また、絵づくりが素晴らしく、どの場面をとっても、絵画から切り取ったようで、パステル調の落ち着いた色彩には癒やされました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-04-14 17:35:21) |
28.94年版は中々よかったんだが、比較するとどうしても古臭くて仰々しい。 |
《改行表示》27.《ネタバレ》 ~Little Women~お父さんが娘たちを呼ぶ時の呼び名“小さなご婦人”とか。GirlでなくWoman。 でも“若草物語”良いタイトルじゃないか。邦題に魂が宿ってる。 4姉妹ものの原点。原作未読で映像作品としても初。 クリスマスのお小遣い。貧しいけど豪華な朝食。ベスのピアノ。ジョーの髪の毛と、ほっこり温まるエピソードが続く。 ハスキーボイスのジョー。ジューン・アリソンだけ、他の三姉妹女優(22歳、17歳、12歳)より年齢が離れた32歳。不思議なキャスティング。 それでも、ローリーとの全力疾走の追い駆けっこが早い早い。 マーチ叔母さん「ふしだらなマネは許しません」からのメグ即結婚はテンポが良くて面白かったが、ここらからすっごく駆け足になった気がする。 ずっと家の周りの話かと思ったけどジョーはニューヨークに行くし、エイミーは叔母さんとヨーロッパに行くしで、展開が駆け足。 時系列的に、ベスが不治の病でジョーが看病のために家に戻ってきている間に、エイミーは旅先でローリーと付き合い、その間にベスが死に、その前後にエイミーたちは結婚しているように見えた。当時の距離の問題があるから、旅行を中止して帰っては来れないだろうけど、割とマメに手紙で連絡を取り合っていたようなのに、原作ではどうだったのか気になった。 ベスの「長生きできない気がしていたの」は、マーガレット・オブライエンのか細さと相まって、可愛そうで涙が出てくる。 キャストはハマってると思うし、最後の虹の掛かるマーチ家も“これがセット、これこそ大道具”って感じで素晴らしい。 後半の駆け足部分をじっくり、倍の尺くらいで観たかった気がする。 あとウィルクス歯科の動く看板に驚いた。150年くらい前の世界にあんな無意味でインパクトのあるものが! ベア教授「自分の心に響かない文章は一行も書いてはいけない」………すみません。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-22 11:25:12) |
《改行表示》26.《ネタバレ》 つまりは「貧しい乍らも楽しい我が家」なおはなし(別にそこまで困窮してるという風にも見えないけど)。仲の良い姉妹が4人も居ればそれだけでも絶対に楽しいだろうし、そんな姉妹の恋と青春、成長と自立を描いてゆくシンプルな作品。非常に普遍的なテーマであるが故に古典ながらも感情移入は容易だと思うが、後半はだいぶん駆け足になっており、要点は伝わらなくもないが深みはハッキリ欠いている。若い女優さん達はいずれも魅力的で、特にジャネット・リーが非常にキュートだが(後の旦那との初対面のシーンは少しドキッとしました)、女性としての確かな成長を豊かに表現する主人公ジューン・アリソンも中々良い演技だったと思う。 ふと思うのは、本作が普遍的な価値を持つ作品だと言いつつも、これがどこまで「変わらぬ価値」であるのか、という点である。本作のように、自分の家族、あるいは親戚や隣人といった周囲の人々と心を通わせ合い、互いの成長を喜びとして暮らしていく、ということが、現代においてどこまで普遍的であるのか。『寅さん』を観ても思うことだが、私はこのような映画をただ過去の郷愁にしてしまうことがあってはならないと思っている。本当の意味で、広い世代に観られると良い、と感じられる作品だと思う。 【Yuki2Invy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-13 13:25:36) (良:2票) |
25.まず最初に何が起こってるのか分からなかったのですが、これはベスとエイミーをそのまま入れ替えてるんですよね?何でそんなことするかなあ・・・この4姉妹は、ベスが三女でエイミーが四女というところに味わいがあるのに。で、それはさておいても、この話を映像化する場合は、4姉妹の個性や長所や短所をいかに際立たせるのかが勝負なのですが、やはりそこまでは到底手が回ってないですね。しかも、続編部分まで含めて2時間強で駆け抜けてしまうので、各エピソードの掘り下げもできていません。それと、ジョーの声が酒焼けしているようになっているのも気になります。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-24 01:01:38) |
24.「古き良き時代」言葉が浮かぶホームドラマ。何処を切り取っても絵はがきになる美術スタッフの仕事ぶりに拍手。見せ場となるべきシーンが台詞だけで済まされている演出が唐突であり、いまいち乗り切れなかった作品。 |
23.《ネタバレ》 名作小説の映画化。4姉妹の青春物語。物書きの仕事と恋に大忙し、野心家の次女が主人公。前半の冗長さから一転、病弱の四女の臨死をきっかけに、仕事と恋の行方が大きく揺れ動く終盤の展開に引き込まれた。三女を演じたエリザベス・テイラー、弱冠17歳にして異彩を放つ存在感。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-22 03:51:03) |
22.作られた時代の古さが、見る価値を高める映画だと思います。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-10 21:01:59) |
21.《ネタバレ》 1949年の作品なんですねぇ。家とか、自然の中とかが完全にセットそのもので、遠景は絵丸出しなんですけど、そういう映画的世界観が逆に今見ると新鮮で魅力的だったりします。4人の姉妹の生き生きとした演技、そしてキュートさ、それ自体も魅力溢れているとは思うが、ストーリーそれ自体にはさほど面白味を感じず、、、。なんか一つ一つのエピソードがパッパッと出てくるだけで深みがないように思う。特に恋愛に関してほとんど描写がないままに思いを寄せてるという感じ。でも、ささいな出来事の数々や彼女達の初々しさはいかにも自伝的という感じでそれ自体は悪くはない。 【あろえりーな】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-04-21 23:44:56) |
《改行表示》20.女子児童向け文芸小説の映画化。 基本的には家族愛をテーマにしているが、次女の大人への成長を軸にした構成。 四人の姉妹はそれぞれ違った個性があり、観ていて飽きないのだが、 特にわがままな三女役のエリザベス・テイラーはハマリ役だった。 映像が美しく、演出も悪くない。貧しいという設定はあまりピンとこなかったが、 名作と言われているだけあってアクがなく、全体的に良質な作品には仕上がっている。 当然のことだけど、大人にはちょっと物足りないかも・・・。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-11 06:36:45) |
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《改行表示》19.《ネタバレ》 映画館で見た最初の若草物語、この映画は原作と姉妹の順番が違う。3女がエミー、4女がベスとなっている。エミーがエリザベス・テーラー、ベスがマーガレット・オブライエンという配役だったからだろうか。 4人姉妹の仲の良さは1933年版以上だが、逆に性格の違いはさほどなくなっているように思う。ストーリーの展開はほぼ同じで、カラー映像になった分だけきれいだ。 ところで、ロッサノ・ブラッツィが歌った曲は、字幕ではベートーヴェンの「あこがれ」となっているが、チャイコフスキーの「ただ憧れを知る者だけが」の間違いである。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-27 22:43:24) |
18.《ネタバレ》 明治元年に書かれたオルコット女史の自伝的作品。作中の次女ジョーが作者。父不在の家で、母と四姉妹が貧しいながらも愛情に満ち、幸せに暮らす様子がみずみずしく描かれる。クリスマスに自分たちの欲しいものを買ったが、母親のみなりのみすぼらしいのを見て、母へのプレゼントに替える。年に一度の豪華な朝食を赤ん坊が生まれたばかりの貧しい家にわけてあげる。継ぎ当てのドレスで隣人ローレンスとこっそり踊る舞踏会。ローレンス老と四女ベスの年齢を越えた友情。ジョーは大切な髪を売って、母が父の入院先に行く旅費を作る。ベスは貧しい家の赤ん坊の看病をして猩紅熱にかかる。O・ヘンリーの「賢者の贈り物」のような心温まるエピソードが続きます。が、恋愛になると話は別。長女メグの恋愛は、一目ぼれのブルックの愛を受け入れるだけの定型。エイミーに至っては恋愛部分を全てカット、ヨーロッパでローレンスと結婚して戻ってきます。ジョーはローレンスと友情を育んでいましたが、その愛は拒みます。彼女は作家になりたいという情熱を持ち続けていましたが、それを理解してもらえないと悟ったから。傷心のまま、作家修行を兼ねてニューヨークへ家庭教師の仕事に就きます。そこで価値観を同じくするベアと知り合い、創作上の助言を受けたりしながら、清い愛を育みます。が、ベスの容態が悪化し、看病の為、帰省。最愛の妹ベスは亡くなります。ここが最大の泣かせどころなのですが、割愛されてます。ジョーはベアの助言に従い、大衆に媚びずに自分の本当に書きたいことを書いた本「わたしのベス」を仕上げます。エイミーとローレンスがヨーロッパから帰宅した日、ベスが出版した「わたしのベス」を持って現れます。著者に知らせずに勝手に出版していいんでしょうか。それはともかくハッピーエンドです。父親が戻ってきたにも関わらずほとんど出番がなく、違和感あり。前半は四人がバランス良く描かれていますが、後半は完全にジョー中心で、一貫性を欠きます。ジョーは長女の結婚に大反対でしたが、いつの間にか喜んでます。その経緯が不透明。原作と三女と四女が入れ替わっていますが、それは幼い容姿の四女が結婚するのは不自然だから。原作では数年経ちますが、映画では1年くらいです。後半にアラの目立つ脚本です。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 19:06:46) (良:1票) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 古い映画が好きな私ですが、全く入り込めませんでした。 四人姉妹の物語と受け止めて間違いないと思いますが、良いことも悪いことも突然やってきて、とつぜん解決してしまう。 男と女の関係にドラマが全くないんです。いきなり現われて「愛してる」とか。観てるこちらがバカバカしく思えてきます。 1時間30分くらいになると長女は旅に出てしまうし、かと思えばすぐ帰ってくる。 構成がメチャクチャなんです。この映画、いったい何の話し?って訴えたい。 長女が書き上げた作品はどんな内容だったのでしょう? それについては全く描かれていません。 クラシック映画を鑑賞すると、何かしら得るものがあると私は信じていたのですが、鑑賞している時の私の気分を抜きにしても、これほど何も感じなかった作品は珍しいです。 →最近、世界名作劇場の「愛の若草物語」というアニメを全話観賞し、本作を観直しました。アニメ版も本作も原作の姉妹の設定を少し変えているようです(原作未読)。 アニメ版は感動しましたが、やはり本作についての良さは私には理解できませんでした。隣人のおじいさんは本作とアニメがそっくりだったので、とりあえず1点上げておきます。(笑) 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-08-06 04:46:33) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 1949年制作というかなり昔の作品ですが、このような作品は初めて観ました。いままで昔の作品でも60年代でしたので、かなりの冒険です(笑)最初は確かに人物描写・服装・色調(原色が強い)に違和感ありましたが、四姉妹の成長や恋など、時代背景を含みつつ描いてゆく展開はなかなかいいですね。ラストも良かったです。 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-29 16:45:20) |
15.まずは何という豪華な四人の姉妹であることか!それだけでもこの映画は成功していると思うぐらいの四人、ハリウッド映画が本当に良かった時代、素晴らしかった時代、今みたいに何でもかんでも馬鹿の一つ覚えみたいに凄い特撮、凄い映像、終始鳴り響く音楽、そんなものとは大きな差を感じる品の良さ、女優陣の魅力と気品に満ち溢れた態度、美しさ、笑顔、笑い声、何もかもが本当に美しく見応え十分のドラマにし上がっている。どの配役にしてもこの役はこの女優に当てはまるぐらいのキャスティングの妙、2時間という長さもほとんど感じることなく観れるのはやはり出演者のおかげと監督の演出のおかげだと思う。ラストの空に浮かぶ美しい虹、この映画は本当にどれもこれもが美しい。それにしてもこれだけのキャストの中にあって当時若干16歳にしてこの美しさと可愛さの両方を兼ね備えているエリザベス・テイラー、彼女一人いるといないとでは、また、別の人が演じていたら全く違う作品になっていたに違いない。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-21 15:37:45) |
14.実に落ち着いていると言うか、暖かい映画でした。ジャネット・リーとリズ・テイラーは、マリオンとクレオパトラの印象が結構強いんですが、結構なはまり役。町の景色や家の内装、服装などから“古きよきアメリカ”を感じさせてくれますし、展開も無駄がなくテンポ良く進んでいきます。また、邦題の付けかた、良いですね。「若草物語」って(原作の方がそうだからかもしれませんが)。今じゃ殆どカタカナ題名だけど、昔のこうした素晴らしい邦題を持つ名画って、やっぱり良いですね。 |
《改行表示》13.何回もリメイクされた映画はよほど出来が悪くない限り、最初に見た映画のイメージが1番強烈に残る。俺は1994年版を最初に見たので、1994年版の印象のほうが強い。ベスは1949年版のほうがいいと思うが、なにしろ本作に出ているキャストにはなんの思い入れもないので(エリザベス・テイラー以外名前も顔も知らないし、しかも 唯一知っているエリザベス・テイラーも名前だけで、今回見るのが初)、ジョー役のジューン・アリソンよりもウィノナ・ライダー、ローリー役のピーター・ローフォードよりもクリスチャン・ベールというふうに、俺みたいな年代のヒトは、現代キャストの方が、思い入れもあるし、個人的には魅力的で素敵に見える。といっても、本作が衣装、セットなどの素晴らしさから見ても、名作なのは間違いない。ちなみに、この作品のほうがあっさり気味です。 【A.O.D】さん 7点(2004-12-04 12:20:26) |
12.風景の絵が美しい!衣装も可愛いなぁ。4人が買い物してる時からもう泣けるのよ。お金を工面したジョーにかけるお母さんの言葉は世界一、わかっていながらなんで感動するんでしょか。お話がどんどこサクサク進んでとても気持ちいいです、当時の劇場で淑女を喜ばすにはこれくらいでないとダメでしょう。こんなケバイ三女のどこが具合悪い?と思ったらエイミーでした。ムムム、これはリズを使うので入れ替えたとしか思えないが、かえって幼いベスが可哀想で良かった。関西のオバチャンパワーフル装備(街の”動く看板”まで道頓堀してる、気に入った!)なジョーが突っ走るので、ジャネット・リーが目立たんじゃないの! ジョーは執筆の苦しみをもう少し入れてくれたら言うことなしだったと思います。4姉妹を合わせても及ばないブラッツィ教授の色気、これは許せない、、っていうか許す、乙女心を許す。先に観た94年よりあっさりしたこっちが好きですね。ケイトヘプ版は未見、観たら絶賛しそう・きっと。 【かーすけ】さん 8点(2004-05-12 12:01:51) |
11.「クリストファー・コロンブス!」J・アリスン扮するジョーが、ちょくちょくしゃがれ声で発するこの造語(多分「OH MY GOD」の意味)が激インパクト。自分も何かびっくりする事があると、ついこの一言を口にしてしまう。誰一人として突っ込んでくれないのは悲しいが・・・。キューカー版もウィノナ・ライダー版も観たけど色彩の鮮やかさ、出演者への親しみやすさも考えると、断然この49年度版が俺にとってはベスト。 |
10.この映画ものすごく好きです。物語は言うに及ばず素晴らしいものですが、風景、衣装、出演者、どれも文句なしです。その中でも特に素晴らしいのがエリザベステイラー。可愛いすぎ。この世のものとは思えない可愛さ。その姿を見るだけでも充分に価値はあると本気で思ってます。美人とはこの人の事を言うのでしょう。ただ、4姉妹の一番下にはどうしても見えないのが難点。 【べんちゃんず】さん 10点(2003-10-26 03:00:55) |