2.泣いても笑っても、いよいよ全三部作の最終作。
いかん。書くことが無くなった(笑)。
普通なら物語の結末を迎えるこの最終作こそ、熱く語るべきところなんでしょうけれど。
白鳥隊とやらが結成され、新兵器たる鉄砲も準備。いよいよ、城を乗っ取った野武士の首領・玄蕃に対する反撃の狼煙が上がる。
終盤の合戦シーンなどの見どころもあるのですが、いかんせん、「相手は所詮、野武士だし、これじゃあ勝つに決まってるよなあ」というのもあってか、不思議なくらいの尻すぼみ感。
やっぱり真の見せ場は、霧の小次郎の生き様とその最期。なのかなあ。これも最後までどこか、トホホ感が付き纏ってます。
三作合わせると二時間半近いのかな。そう思えばそれなりの「大作」ですが、ラストシーンは全く粘りも何もなく、また断ち切るようにスパッと終わっちゃう、その潔さは、ちょっと好感持てます。