63.《ネタバレ》 香港映画といえばカンフーとキョンシーしか知らなかったもので、香港の映画なんてどうせストーリーなんかあってもなくても関係ない、付け足しみたいなものだろ、と、ものすごい偏見を持っておりました。なもんで、本作品についても、「香港の恋愛映画か、どれ、お手並み拝見」と、業界人でもない私が上から目線で鑑賞を始めました。どーもすみませんでした!反省しております。洋画邦画ではあまりお目にかかれないストーリー展開、しかしなんとなく結末は想像でき、しかも画面に釘付け、という不思議な2時間でした。特にラストシーン(ニューヨークの電気屋のシーンではなく、その後のモノクロシーン)は秀悦。脇役でしかないハズの香港マフィア?のボスが超男前(容姿のことではありません)。あと、主役の男優さんが谷原章介に見えてしかたがありませんでした。 【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-01-10 00:19:23) |
62.《ネタバレ》 マギー・チャンも俳優の人(知らない人)も上手いです。他のコメントで浮気のドロドロって書いてますが、全然そうじゃない。何故ずーっと放っておいた彼女と結婚したのかが謎なだけで、この浮気相手と結婚していればなんてことはない、素敵な純愛物語だと思います。別れたあとに香港の雑踏の中で、見つけて追っていくシーンはちょっともらいそうになりました。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-25 21:52:54) |
《改行表示》61.《ネタバレ》 想像していた爽やかな純愛ものとはまったく違っていた。 香港ドリームを夢見て大陸から渡ってきた男女二人の10年にわたる愛の物語。 日本だったら連続ドラマでドロドロの人間関係になりそうなところを、 2時間だから飽きずに見られるのは良いとして、偶然の連続や、その場に流されすぎてありえない展開には苦笑するほかなかった。 ただ人を惹きつけるシーンが多く、たくさんの人が本作を推す理由が分かる。 どことなく古き良き時代を思わせる雰囲気は良い。 【mhiro】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-04-13 07:22:22) |
《改行表示》60.《ネタバレ》 よくある恋愛ものかと思ったが、ありきたりではないラブストーリーが面白かった。 婚約者がいるのに香港で出会った女とセフレのような関係になる男は、純愛ものの主人公らしくはない。 そこに、綺麗ごとに収まらない人間臭さが感じられた。 婚約者にとっては、とんでもない不埒な男だろうけど。 婚約者に嫌な面が描かれていれば男への同情もできたのかもしれないが、あれでは男に同情の余地はない。 ただ、それが嫌悪感にはつながらなかったのが救い。 大陸から出てきて香港ドリームを抱いた二人の日々が貧しくも眩しい。 マギー・チャンは綺麗とは思わなかったが、表情が良い。 その演技力に魅せられる。 大晦日に初めてキスした時や、再会して別れ際に自分の気持ちが抑えきれなくなった時など、素晴らしかった。 エリック・ツァンは腹黒いヤクザ役かと思ったが、悪ぶって別れてあげようとする男気にシビレた。 その男気のせいで、逆にレイキウは別れを告げられなくなってしまったが。 シウクワンとレイキウは、惹かれあっていながらもフラフラとスレ違いの繰り返し。 じれったくてフラストレーションが募る。 それが、ラストにニューヨークの街角でバッタリ再会するなんて、どれだけ天文学的確率なんだか。 でも、そこに目をつぶってファンタジーとして楽しむのも悪くはない。 見つめ合う二人の笑顔に拍手。 外国が舞台なのに、昭和の臭いがする映画。 テレサ・テンの歌が効いているせいもあるのだろうか。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-13 22:34:56) (良:2票) |
《改行表示》59.《ネタバレ》 純愛をイメージするタイトルなのに、まさかの浮気スタートで驚きです。不倫やら浮気やらってのがメインの映画って見ないようにしていたのに大失敗です。 シウクワン(レオン・ライ)もレイキウ(マギー・チャン)も、その場の雰囲気や空気に流されすぎです。 そもそも人の信頼を裏切り、自分を大切に思ってくれている人の幸せを踏みにじったうえでの幸せなんて、本人たちはそれで良いかも知れませんが見ているほうは気持ちの良いもんじゃありません。 せめてシャオティンが自分勝手で悪い女なら良かったんです。でもめっちゃ良い人じゃないですか。二人のことを心の底から信じきっていて、そんな人を騙し続けて自分たちだけ幸せってどないやねん。って思っちゃうわけです。 レイキウだって、パウの恋人になりながら、シウクワンに出会ったら想いが再燃して、パウに話をつけるのかと思ったらそのまま船に乗ってシウクワンは置き去りって。で、パウに子供が欲しいとか言っていたのに、パウが死んだらすぐにシウクワンを探してラストは出会ってハッピーエンドって、いやいやいや。 いやいやいやいやいやいや。あほかーい。 でも演出、着地点まで好奇心をくすぐるストーリー展開、ラストまで正直目は離せませんでした。ラストのオチもべただけど良いですよね・・。 うーん、でもこのタイプの映画はやっぱ気に入らないです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-04-10 04:45:35) (良:1票) |
58.昔、映画館で観た時はいまいちピンとこなかったのは若かったから、と気付いた人生ウン十年の私。それなりに年月を重ねた現在、すごくよく分かりました。2人を近付け、再び引き合わせたテレサ・テンの歌がストーリーを彩り、演じたマギー・チャンの勝ち気で孤独な表情と、レオン・ライの朴訥で寡黙な眼差しが素晴らしい。もちろん、エリック・ツァンの心意気もたまらない。本土返還前後の香港ならではの作品。実際、あの時の返還前のちょっとした喧騒はニュースでも凄かった。あの時代だから、香港だから出来た作品だと思う。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-11-04 01:26:49) (良:1票) |
57.時代背景を理解して観るとなかなかおもしろかったです。こういうふつー?の香港映画を普段ほとんど観ないので他はわからないけど、とても雰囲気のある映画でした。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-16 19:01:50) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 Comrades: 同士たち。 ♪甜蜜蜜~夢で会ったことがあるかも!でも思い出せない、けど、やっぱり運命の人!~ってほぼそんなラブストーリー!という原題ですよね、邦題「ラヴソング」だけでは到底あらわしきれない深い中身なのだと思っとります。「慕情」とも違うリアルな香港、返還前の激動の香港!大陸から来ている二人(「同士」)を結びつけたのがテレサテンでしたね、要所には必ず彼女がいました。思い出すだけでもジーンと来ます。小婷の登場シーンが少なかったせいか、役者が大根すぎたせいか、あんまりかわいそうと思わなかったのも素直にラストの二人を祝福できた所以かも。エリック・ツァンのパウがまた優しすぎる「台湾なんざにたんと女がいるんだよぉ!台中、高雄、阿里山にもね」とか「ガキを遊ばせとく庭がいるだろぉ」って、あにきぃー(ToT)!(減点1は都合よくパオが消されたところ)。さて、書き足りないがテレサテンの歌は世界中にいる「同士」をつないでいた(る)のでございますねぇ、またこの映画をみたくなったなー。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-08 12:19:05) (良:2票) |
《改行表示》55. 演出が多様で工夫に溢れていて視覚的に楽しく観ることができました。 画と内容の軽さがメロドラマの域を出ていないと感じたので7点止まりです。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-13 00:38:08) |
《改行表示》54.《ネタバレ》 かろやかで屈託のない香港の青春が、これはどうしたのだ?アメリカくんだりまで無意味に出張って、大歌謡メロドラマになってしまったぞ。お疲れ様でした。ボスの背中の純情とやらにプラス1点 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-01-24 20:06:31) |
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《改行表示》53.《ネタバレ》 高得点だらけの中、非常に書きづらいんですが、非常につまらんかったです。 婚約者がいるのにセフレを作ってウダウダとどっちつかずななゲスな主人公の幸福を願うなんて到底無理。せめて結婚する前に婚約者と別れてれば何の問題もなかったのに…。 浮気しといて「僕もつらいんだ」って、よくも言えたもんだ。 ヒロイン側の気持ちもあっちへフラフラこっちへフラフラだし。二人の行く末に全く興味が持てなかったです。 どんな悲惨な展開になっていくと思いきや、全然不幸にならないし。ご都合主義だし。ぬるい、ぬるすぎるよ。彼を信じて待っていた嫁さんが一人でかわいそうすぎるよ。 大げさなBGMでロマンチックなラブストーリーと感じさせようとしてくるのも嫌だし、スローモーション多用の演出も嫌だし、全く肌に合いませんでした。 あ、テレサ・テンの歌は良かったです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-12-20 23:37:45) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 運命の赤い糸の神秘さと感動は感じられた。しかし、あっちにいったりこっちにいったりする男女の主人公の心情には共感できない、無理がある。共感以前に理解しがたいものがあり、なんとなく釈然としない。とりわけやくざの親分を船に追って、情に負けてそのまま行ってしまうシーンなど、あれは、情に負けたのか、その瞬間また愛が燃えたのか、一貫性に乏しい。男の主人公が半ば「腑抜け」だからこそ、成り立つ展開であり、その前提に立っているという不快さが、一般性の乏しさが作品の価値を下げている。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-23 20:13:26) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 マギー・チャンと言えば、『ポリス・ストーリー』のヒロイン、、、というのはもう大きな間違い? 移り変わる時代背景の中で、男女の恋愛を描く物語と言えば、日本でも昔、『十年愛』なんてドラマがあったし、ハリウッドの『恋人たちの予感』も似たような感じだったかな。 近づきつつ何処までも擦れ違う2人、、、という最後の方の展開も、80年代後期のトレンディドラマ『君が嘘をついた』の最終回を彷彿とさせる。とは言え、これはもう携帯電話の時代には有り得ないシチュエーションなんだろうけど。 そんなイメージで観れば、『ラヴソング』という物語もベタな邦題に違わない、何てことない10年越しのラヴストーリーに過ぎないんだけど、でも、惹きつけられるものがあったのは確かなんだなぁ。 その要素の一つは、ヒロイン、マギー・チャンの個性なのだと僕は思う。彼女は決して可愛い子ちゃんではないし、特別に美人でもない。けど、その表情には言い知れぬ感情を秘めた独特の憂いがあり、その立ち姿には意思の通った芯の強さがある。そして、彼女の容姿から立ち上るのは、媚や理知というよりも、情の深さである。博愛である。 この映画には印象的なシーンが多い。自転車の二人乗りで語り合うシーン、初めてのキスシーン、新年の挨拶を交わすシーン、背中のミッキーマウス、海水パンツ、車のクラクションからのキスシーン、タイムズ・スクエアで自転車の野菜配達(?)、そして、N.Y.での偶然の再会から、香港での運命の出会いへ。それこそベタな恋愛的アイテムの寄せ集めとも思えるけど、こういう見せ方をある意味で「王道」というのかな。 最後に、偶然の再会から、運命の出会いへ。その可能性こそがこのラヴストーリーのベースであり、バックグラウンドとなっていると感じる。それがこの映画に惹きつけられた一番の理由かもしれない。 【onomichi】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-21 08:22:45) (良:2票) |
50.《ネタバレ》 先日、近所のレンタル店に置いてないある映画のDVDを探しにDVDの量販店に脚を運んだ。「やった!見つけた!」ふと、その隣に置かれていたDVDに目が行った。普通なら素通りする。でも、「ラヴソング」・・・。思い出した。そういえば、タイトルしか覚えてないけどみんなのシネマレビューで凄い高得点の映画だったなあ。しかもプライスダウンコーナーに無造作に並んでいる。2枚買っても2600円か。これも一緒に買うか・・・。という全くの偶然が重なり手にした本作。感動しました。本当に優しくて素晴らしい映画でした。マギー・チャンがその表情で魅せる表現力豊かな素晴らしい演技と不器用で素朴な男を演じたレオン・ライ。2人の魅力が見事なまでに融合した。そんな2人の挙げればキリが無いほど素敵で素晴らしいシーンが随所にちりばめられています。そして、そんな印象に残るシーンの多くでこの2人に必要以上に語らせすぎないところがいい。その表情で見せる確かな演技力で2人の気持ちが痛いほど伝わってきます。特にラストシーンは「同志」であり、「親友」である2人に言葉は要らない。あの澄みきったマギーの笑顔が全てを物語っているし、マギーのその笑顔に心が洗われるような気がした。そのラストに続く、冒頭では分からなかった香港に着いた列車の車中で疲れて眠っているレオンの後の座席。そこに実に効果的にテレサ・テンの歌が重なる。みんなのシネマレビューのお世話になっていなかったら、出会うことなく素通りしていたであろうこの映画。みんなのシネマレビューと、レビュワーの皆さんに心から感謝いたします。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-07-29 19:22:49) (良:2票) |
49.大メロドラマの醍醐味。まず、このころの香港情勢があって、大陸から香港へ、香港からアメリカへ、という中国人の流れがあった。戦争などと比べれば穏やかなものだが、やはり一種の激動期、メロドラマの背景にふさわしい。そこにもう一つ、テレサ・テンの文化圏としての香港と、ウィリアム・ホールデンの『慕情』の文化圏としての香港との拮抗が重なる。そういう混淆の物語は、ラストでテレサ・テンの歌がニューヨークに流れて決まりをつけるわけだ。この二人はどちらも大陸から来て香港に根を下ろそうとしていて、いわば戦友のような感情で結びついている、それがいいなずけには乗り越えられないものだった。友だちよ、友だちなのよ、と釘を刺しつつ愛が深まっていくあたりがいいの。だんだんと沈黙が濃くなり、寒いからと重ね着させてボタンをかけ…、なんてあたり。すれ違いもちゃんとあり、これはかなり堪能できたメロドラマだった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-11 12:13:10) (良:2票) |
《改行表示》48.あんなに嫌でしかたがなかった香港の街が、 なんだか懐かしく思い出されます。 初めてみたのは、もうほとんどラストシーンでした。 なんだかおもしろそう、と、さっそくVCD(DVDじゃなく)を探したけど見つからず、ヤフー香港のオークションで入手。 そのときは、まあいい映画だなというだけの感想でしたが、 こうして日本に帰って久し振りに見ると、涙が止まりませんでした。 日本で普通に就職をして生きていれば実感できないかもしれませんが、 人生なにが起こるかわからないものですね。 良いことも悪いこともすべてこれ人生。 香港も悪くない。 あのままテレサの甜蜜蜜でエンドロールだったらよかったのに。 |
《改行表示》47.《ネタバレ》 このサイトで知りました。ありがとうございます!最高です! ラストシーンのテレサテンの音楽が、明るくて、ちょっと可笑しい感じの曲(ラブソングなのかな)なところが最高にイイ!見つめ合って、すこしづつ、彼女がほほえんでいくんですよね。しあわせだなあ。いいなあ。おれもしあわせになりたいなあ。 涙腺崩壊です!もし、離れ離れで終わったらどうしよう、と思った。よかった、よかった!!すべてがさいこう!!!! というか、大好きな映画になりました。永久保存版! 【男ザンパノ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-08-16 01:35:42) (良:1票) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 公開当時、家内と一緒に観ました。 この手の映画としてはかなり印象に残る作品でしたのでDVD発売時に即購入しました。 歌いながらチャリンコに二人乗りするシーン、 新年の挨拶を交わすシーン、 背中に彫られたミッキーのシーン、 車のクラクションを鳴らしてしまうシーン、 テレサ・テンの訃報を知らせるテレビの前で再会するシーン。 自然とあふれる笑顔、まさにハッピーエンド。 そして10年前、大陸からの列車が香港に到着するシーン。 もう言う事ないです。 |
45.マギー・チャンが最高にキュート。最後のシーンは、ポイント高いですよ。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-28 11:13:43) |
【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-29 21:44:40) |