2.《ネタバレ》 「スタンド・バイ・ミー」の前年の製作、ロブ・ライナーの青春ロードムービー。
日本でも公開されているようですが、知名度の低い作品です。
もし本作が「スタンド~」の翌年だったらもっと知名度のある作品になっていたかもせれませんね。
冒頭の学校生活から全く気が合いそうにない男と女がひょんなことからロスまで2人きりでヒッチハイクの貧乏旅行をすることになる。
この2人がどうなるかは青春映画のお約束の展開ですが、こういう映画ではむしろそうならなければならないと思います。
旅の道中のアクシデントもテンポ良く挿入される。
2人が旅の途中、一瞬離れ離れになるかと思いきや、ちゃんとすぐに2人を一緒にしてくれる。
それら1つ1つの描写がベタなんですが、それも青春映画らしくていい。
この頃のジョン・キューザックの青春映画では「セイ・エニシング」を思い出しましたが、
ちょっと不器用でダサくもあるけど勢いがあるのがいい。
この頃のジョン・キューザックにはこういう役が似合います。