1.《ネタバレ》 晩年のマリリンに大きな影響を及ぼしたとして有名な精神科医ラルフ・グリーンソン。
その彼とマリリンの生々しい肉声が残された録音テープが残されていた・・・。
そこから浮かび上がる晩年の彼女の様々な人間関係と死の真相という触れ込み。
となると、晩年のマリリンを語る時避けては通れないジャックとボビーのケネディ兄弟などとの関係をはじめ、
彼女の周りでは一体何が起こっていたのか新事実を期待してしまうのですが、
残念ながらあまり突っ込んだものは無く、これまでに読んだ本などで触れられているものとは大きくは変わりませんでした。
「グリーンソン医師とマリリンの肉声テープ」という割には、その肉声はほとんど聞かせてはくれず、
彼女の周りにいた人の証言が挿入されることもない。全編にわたりナレーターの語りで構成されているのも残念でした。