《改行表示》18.《ネタバレ》 ウディ・アレン監督の作品は登場人物がせわしないイメージがあって苦手意識を持っていたのですが、これは面白かった。 まずエマ・ストーン演じるインチキ占い師がかわいい。これ大事。正直彼女の魅力が少しでも足りなければ、随分とつまらない映画になっていたことでしょう。 そしてコリン・ファース演じる、合理主義で傲慢で皮肉屋なマジシャン。このキャラが結構好き。歯に衣着せぬ物言いで、言いたいことを言いまくる。いつもだったら『うるさいなー。』って感じるところ。ところが今回はそのウィットに富んだ切れ味鋭い毒舌が妙にクセになる。 ストーリーは昔ながらのシンプルさが何とも言えない趣を醸し出す。『凄腕マジシャンがインチキ占い師のウソを暴く』+『恋愛』。最初はライバルのような関係だった二人が惹かれあっちゃう、いつの時代だよっていうくらいベタな展開。 主人公の婚約者にしろ、ウクレレ王子にしろ、恋愛が必要以上にドロドロしていないのも良いですね。後味爽やかです。 そーゆー余計なところに時間をかけず、コンパクトにまとめる潔さが好きです。 ずっと記憶に残るような映画ではありません。ですが少なくとも2、3日はちょっと楽しい気分にさせてくれる、『幸せおすそ分け』的良作エンターテイメントです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-07-14 04:26:24) (良:1票) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 スタンリーのキャラね、ウディ・アレン自身を強く反映しているんだなと思います。演じたコリン・ファースが見事にハマっていますが、見た目がアレンと違う。もう違い過ぎちゃってるのがアレンの開き直りみたいに感じられて笑えた。そして中国人に扮したマジシャンていうのもなかなか洒落ていると思いました。 びしょ濡れの天文台、あそこでラブシーンとなるのがラブコメのルールでしょ、でもそうはならなかったのでどういう結末になるんだろうとは思ったんですが、どうということのないラブコメで終わってしまいました。 南フランスの風景は素晴らしく、ノスタルジックな映像でかなり好みなんですが、それが余計に甘ったるい押したり引いたりの恋愛モノという印象になったように感じます。 いくら見た目が良くてもスタンリーのような人はまわりが敬遠しちゃうと思うんですが、なぜかずっと年下の若くて魅力的な女性に選ばれる、ロケーションから何から何までアレンの願望という映画のようですね。当時80歳になるかという年齢でまだこんなこと思ってるんだとちょっと微笑ましくもあります。 コリン・ファースの性格に問題ありのジェントルマン振りにプラス1です。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-09 14:51:34) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 (笑)デジャヴだわ、みたことある!聞いた音楽、衣装、プロット、ですがみてしまうね。「神はいない、だから許されない」がいかにもウディ・アレンらしい。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-21 13:26:52) |
15.ウディアレン作品は好きなものが多いが、これは乗れなかった。エマストーンを始めてみる。何か引っかかる。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 5点(2019-01-11 21:40:33) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 ウッディ・アレンの映画は大好きだけど、特に会話が気が利いていて好きなんですが、今回はそれも考慮してもいつものレベルのアレンではないなと思いました。ただ、ちょっと軽い映画、楽しめるものを彼は撮りたかったのかもしれません。 コリン・ファースもエマ・ストーンもとてもすてきだし、彼女のファッションもめちゃめちゃ美しい。南仏の風景も素晴らしい。 でもどう考えても、ソフィがスタンリーのことを好きになる理由がまるでわかりませんでした。いつもアレンの男の夢なのかな。 やっぱりラブコメなんだから、説得力はなくちゃ!と思った映画でした。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-18 09:28:51) |
《改行表示》13.曲者W・アレンが少女マンガを撮ってる!どうした年取って丸くなりすぎたのか。 男と女が意地張り合って、本音は惹かれているのに距離をなかなか詰められない。恋敵は女に求婚するし、さあ二人の行く末やいかに、ってひねりの無いラブコメの王道ですな。いつものアレン毒はどうしたんだろう。エマ・ストーンが可愛すぎなのでじじー毒気を抜かれたのか? お話はコリン・ファースも気恥ずかしかろう的にガーリーで甘甘。でも南仏の風景の力は偉大でして、映像がきらっきらで綺麗この上ない。思いっきり純情ぶりっ子しているエマ・ストーンもすんごくキレイ。 アレン好きなら物足りないかもですが、たまにはこんなストレートなのも飲みやすいかも。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-05 23:47:40) (良:1票) |
《改行表示》12.雰囲気がいい。観ていて落ち着く映画。 ありがちだが現実はやはり無いだろう、という恋愛もの。マジックというテーマも悪くない。ウッディ・アレンは若い時はそれ程好きでは無かったが、今は肌に合ってきている。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-16 16:32:34) |
11.シンプルなエンディングがグッド。エマ・ストーンが初めて可愛いと感じました(失礼)。展開は予想通りだけど、南欧の景色と雰囲気がとてもよく、週末の深夜に心地よく身を委ねました。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-02-19 04:19:12) |
10.《ネタバレ》 ○ウディ・アレンらしいなとは感じつつも、話の規模の小ささとどうも入り込めない感じが終始してあり、上映時間の割には冗長に感じた。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-17 22:55:51) |
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9.コリン・ファース観たさに鑑賞。ウディ・アレン監督十八番の人生を楽しめない皮肉屋キャラのスタンリーはうってつけですが、娘のような年の差がある、お洋服とおめめがキュートなソフィとのロマンスはどこかで醒めているようで無理があるように見えました。小洒落た雰囲気がありましたが数日で観たことを忘れてしまう作品。 |
《改行表示》8.ウディ・アレンもついに年を召されたなと思う作品。 あまりに冗長で、観るのが難しい作品だった。 【タックスマン4】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-02-09 09:45:56) |
7.《ネタバレ》 わかり易いストーリー展開と甘い雰囲気を堪能でき、現代に生まれた古き良き映画という感じで面白かったです。二人が仲良くなってからも主人公の台詞が酷すぎていちいち笑えました。吹き替えにすると「午後のロードショー」みたいで2度楽しめました。 【DAIMETAL】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-01-14 00:00:36) (良:1票) |
《改行表示》6.お年をめされても確実に毎年新作を撮り続けてくれるアレン。ファンとしては嬉しい限りです。 前作では久々にアメリカに戻って笑いの要素を抑えたアレン節を見せてくれましたが、本作では再びヨーロッパにとんぼ返り。 南仏を舞台にアレンらしい音楽と美しい作品の色で1920年代から30年代の人間模様、恋愛模様をコミカルにノスタルジックに描いた、 これも彼が得意とするパターンの手堅い1本です。このパターンのアレン映画に漂う雰囲気は相変わらずロマンティックでいいですね。 もう50代も半ばになるコリン・ファースとまだ20代のエマ・ストーンのロマンス。 年の差がそれほど気にならない。コリンはまだまだラブコメがいけますね。 彼が演じるのはガチガチの合理主義者にして理屈っぽいインテリの皮肉屋。こういうキャラが登場するアレン映画はやはり楽しい。 コリンの持ち味がよく出ている、少々堅めにコミカルに演じた霊能力者のインチキを暴こうとするこの男、 阿部寛が「トリック」で演じた上田次郎を思い出してしまいました。 人生、時には幻想も必要。どんな合理主義者にもインテリにも、時にどうにもならないのが人の恋する気持ち。 アレンがもう少し若ければ、自ら演じて作品の中でエマと恋に落ちたかったことでしょう。 エマ・ストーンの魅力も存分に引き出された作品です。 【とらや】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-07 17:34:59) (良:2票) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 毎度の懐古主義的ウディ・アレン作品ですが、あの時代の南仏なんて、それは確かに魅力的なわけで。あの風景、あの陽光の中に置かれて輝くエマ・ストーンの美しさ、もうそれだけで勝ったも同然、みたいな作品で。 だけど今回はさすがにちょっとひっかかってしまいました。 当然のように今回もまた主人公はウディ・アレンを色濃く反映した存在です。厭世的で毒舌で皮肉屋でエセインテリ(ここでは上流階級)嫌い。手品師と映画監督というのも同じような存在。いかにして人を上手く騙すか。だけど、ウディとは似ても似つかないコリン・ファースを以ってしても「そんな男に最終的に惚れるか?」と。 身勝手で嫌なヤツなワケですよ。友達なんていなくて、一切人を立てる事をせず、攻撃的な言葉で周囲の人間を不愉快にさせて得意気になる性格の悪さ。でも金持ちのボンボンなんかよりこっちの方がよっぽど魅力的だろ?とばかりにぐいぐいと押し付けてくる状態で、最後はハッピーエンド。 コレ、結局はウディが若返って見た目だけカッコ良くなって演じるラブストーリーなワケですよね。 「エマ・ストーン、スゲーいいよね! 彼女をモノにしちゃうボクを実現しちゃうもんね!」 そんなホンネがダダ漏れな映画。いつまで経ってもウディは若くてキレイなお嬢さんが大好きなのね、って半ば呆れ気味で映画を見終えたのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-27 21:44:05) |
4.すごくシンプルな物語で、時間も短く、とても見やすい映画でした。ウッディ・アレンの映画はあまり相性が良くないのですが、この映画は楽しめました。エマ・ストーンのファンにはありがたい映画です。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-04-24 22:46:36) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 ま、スクリューボール・コメディなんでしょう。エマ・ストーン、“バードマン”でも「眼からおいで」だったけど、本作ではそれこそ“ビッグ・アイズ”そっくり。コリン・ファースは、“ブリジット・ジョーンズの結婚”、“ラブ・アクチュアリー”でのポルトガル人メイドに恋してしまう作家など、どう考えても似合わないはずのカップル話が不思議にしっくりきてしまう人ですな。最近のウディ作品ほどひねったところがない=実は万人受けする作品だから、軽い気持ちで観ることができます。そうそう、最初の1928年ベルリンでのショー内でラヴェルの“ボレロ”が演奏されますが、初演は1928年末で翌年まで初演をおこなったバレエ団以外の演奏は禁じられていたそうですのでアウト。いらんこと劇伴オーケストラのこと台詞で言及したばっかしにミスっちゃったね、単なるBGMとしてあしらっとけばよかったのに。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-04-18 14:07:57) |
2.《ネタバレ》 「波動が、、波動がきてるわ、、」ってインチキ臭いセリフとともにご登場のエマ・ストーン。はい、どこからどう見ても詐欺師かペテン師かインチキ霊能者にしか見えません (笑) その登場からかなり笑えました。映画のモチーフとして使われているお月様の姿と物語の展開から「ギター弾きの恋」が一瞬頭をよぎったが、何とも幸せな結末で一安心。二人が演じたのは種も証もありません、恋という名のマジックでした。名作ミッドナイト・イン・パリ、切れ味抜群のブルージャスミン、この年齢にして今まさに絶好調アレン監督。近年はその出来栄えで、本気の作品か息抜きの作品かハッキリとわかりますが、本作は後者かな。今回はおそらく南仏観光気分、仕事もそこそこにワインでも飲むお姿が浮かびます。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-04-16 23:21:26) (良:1票) |
《改行表示》1.機内の中で見る。 ミッドナイト・イン・パリやブロードウェイと銃弾くらいの面白さを期待すると肩透かしを食らう。ただ、いつものウディ・アレンのクオリティは維持できてるから気軽に見るにはちょうどいい。 |