1.《ネタバレ》 ジャック・ニコルスンとマーロン・ブランドが西部劇で競演!しかも監督は「俺たちに明日はない」のアーサー・ペンとくれば、面白くなりそうだと思ったアナタはまだまだビギナーですね。「ゴッドファーザー」でコッポラに逆用された以外は、一貫して作品バスターに徹した70年代のM・ブランド(勿論コッポラへの復讐は「地獄の黙示録」でキッチリ果たした)を余りにもナメ過ぎ・知らなさ過ぎです。当然コレでもイカレた殺し屋役を嬉々として怪演し、スポイルしまくってます。ガンファイト一切ナシ!卑劣な闇討ちに次ぐ闇討ちで無残に殺しを重ねるブランドは或る意味リアルかもしれませんが、こんな陰惨な西部劇はマカロニ・ウェスタンでも滅多にないぞ!!最後は自分が逆にニコルスンに闇討ち(文字通り”寝首を掻かれる”)でエンドってのも…。ヒロインのキャスリーン・ロイドもブ○だし、ヒゲ面ニコルスンまでブランドの毒気にあてられ精彩に欠ける…ときては、さしものアーサー・ペン監督も手の施しようが無かったみたい。兎に角、絶対にオススメできない迷作ウェスタン。70年代M・ブランドのファン(…いるのか?)のみ必見!!