2.これ以上出演を続けるとバカが伝染ると気付いたらしい中山美穂が逃亡。だけど態勢に影響は無さそうで。
相変わらずバカ、というか、もうストーリーも脈絡も、何も無くって。前半は、「なんちゃって番長」みたいなヤツが登場し、仲村トオルと清水宏次朗の二人にからかわれ続ける。それが、ふと気づいたら、彼は退場し、別の強敵との抗争劇にすり替わってる。
と言うこと自体には何の不満も無いけれど(もともと、マトモさという観点では期待してないし)。
ただ、この第3作に至って、これまではとにかく泥臭くダサい乱闘が売りだったものが、ちょっと「カッコいい」アクションを狙ってる感があり、そのスマートな格闘に、かえって平凡な印象を受けてしまいます。クライマックスの工場での闘いなど、スケールは明らかにパワーアップしてるんですけどね、ただ、全般的にこういった格闘路線で行くのだったら、ジャッキー・チェンに遠く及ばないよなあ、と、つい比較してしまう。このシリーズ独自のバイタリティ路線でもって突っ走っていた方が、魅力的、だと思うんですけどね。