1.《ネタバレ》 うわ~、チープ!これがいいんですよね、アサイラムワールド!
兎に角チープ。ストーリーそのものは決して嫌いではありませんが、それを映像化するうえでのチープさ加減はハンパではありません。これは予算がないからなのか、それとも確信犯的なのか、或いは予算のなさを逆手にとって武器にしているのか?個人的には「これぞ魅力!」として受け入れています。原題も良いですね。差し詰め「月のサメ側」?
旧ソ連の秘密研究施設。うっかりブリキのバケツを水槽に落としたらそれが原因かどうかわからないけれどフェンス破損、ハイブリットたちが踊り出る。サメ人間の造形がいいですね。種類がいろいろだったりボスは超グラマーなメスザメだったり、遊んでくれてます。
NASAのシャトルっぽいロケット。操縦したことのない科学者が準備もしていなかっただろうにいきなり発射。ベルトも何もしていないし。そして月まで操縦。もう何でもありです。このまま書き連ねるとおそらく殆ど全てのカットについて解説やらツッコミやらしたくなるので自粛です。
パクリ的作品が多数を占めるアサイラムものの中では、本作は純オリジナルと言っても良さそうです。(私が元ネタを知らないだけかも)奇想天外と言うか滅茶苦茶出鱈目と言うか、好きじゃなきゃ観れない作品。かなり甘過ぎを承知で6点献上します。
続編を匂わせるラストシーン。作る気があるのか?それともお約束的に纏めたのか?万が一続編があればまた観てしまうことでしょう。