100.《ネタバレ》 「燃える男」の冷徹極まる壮絶なる復讐劇。凄まじい!の一言。監督サン!カンベンして下さい、と言わんばかりの凝りに凝った演出にパン・ズームの雨あられ。兄・リドリーとは似ても似つかないその独自の画作りはまさに独特の世界へ誘ってくれる。そしていつの間にかそんな映像も気にならなくなっている程にそのストーリーに引き込まれていた。もうデンゼルとダコちゃんの2人の間に芽生え始める感情は王道なんだけど、まぁ2人の繊細な演技が上手い上手い!「生きて」いなかったクリーシーに再び「生命」を与えてくれたピタが拐われ、殺されたと知った時、クリーシーの心に消した筈の「炎」が再び宿り、「死のアーティスト」が動き出す。相手は腐りに腐った団結組織by「エルマンダー」の糞ウジども。指を切り落とし、ショットガンで脚を、手を吹き飛ばす!クリーシーへの感情移入がハンパないので興奮度はMAX!そしてかつての戦友レイのバックアップによる安心感と存在感が何とも頼もしい事!クリストファー・ウォーケンの存在感のデカさは流石です。しかしここで気付く。ピタに会う前のクリーシーに生気は宿っていなかった。そして復讐を手際良くこなしていく様は本来の彼の姿であるという事に。皮肉な運命。ピタに出会い、得難い生き甲斐を見出したクリーシーだけど、ピタを失い取り戻したのはかつての自分。神に赦される事のない過去を背負うクリーシーには平穏など望めなかったのかもしれない。不発した9m弾はそんなクリーシーに与えられた最後の平穏だった訳だ。ピタが生きている事が分かってクリーシーが命と引き換えにピタを母親の元に返すラストは少し路線が外れた感もあるけど、ピタを想うクリーシーの壮絶バイオレンスのお陰で切なさ倍増でした。「マイ・ボディガード」ってヤワな邦題が何ともそぐわないですが、脇を固めるキャストも魅力的で、トニー&デンゼルのコンビ作では自分の中では最高傑作!でした。 【miki】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-06-02 22:48:46) (良:1票) |
99.トニー・スコットの野暮ったい演出スタイルはツボにハマると素晴らしい効果を生み出すわけですが、一歩間違うと果てしなくウザイんです。これは典型的な後者。スタイリッシュ感やスピード感を出そうとするもやりすぎて結局146分という長尺に。本末転倒。キャストがとても豪華なので飽きはしませんでしたが、さすがにこれは観てて疲れちゃいます。映像が騒がしすぎて内容が頭に入ってこないし。変な切り返しとか無駄なカット割りとかフラッシュバックとかをもう少し抑えたら2時間以内に収められたんじゃないのかい? 【8bit】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-05-08 17:53:30) (良:1票) |
98.《ネタバレ》 社会派と思いきや一転バイオレンス。ジェニファー・ロペスの「イナフ」を思い出す。スタイリッシュな映像と独特な音楽を除けば、そんなに大した内容じゃない。クリーシーの人間としての深みがあまり描かれていないし、少女との交流も中途半端、ウォーケンはほとんどゲスト扱いときた。後半はB級の匂いがした。ラストはまぁあれでいいかな。やっつけちゃうならブルースウィリスが俺を使えよって言いそうだし。あとは無駄に長い←これが一番言いたかった。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-11 23:21:19) (良:1票) |
97.《ネタバレ》 甘っちょろい邦題のせいで勘違いされた観客が続出したそうだが、原題は「燃える男」。デンゼル・ワシントンがプロフェッショナルな殺し屋を演じるハード・バイオレンスです。他のレビューでダコタちゃんが助かってガッカリ、というような意見がみられるが、それはないんじゃないだろうか?たとえ映画でも子供が殺されて良かったとは思わないし、誘拐犯は皆死ねばいいと思う。実はそういう観点から見れば、ラスト、デンゼルは誘拐犯もろとも自爆するべきだが(他の方も指摘していた)、別エンディングではまさにその通りのことをやってくれる(DVDの特典映像に収録)。しかし監督は、クリーシーとピタの「命の交換」というキリスト的な自己犠牲の精神の崇高さを描きたかったようで、劇場版のラストに収まった模様。どちらも甲乙つけがたい終わり方だが、娯楽作としては自爆して敵を壊滅させた方がすっきりするな~。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-28 23:25:05) (良:1票) |
96.《ネタバレ》 ところどころに中途半端におしゃれな映像を差し込もうとする感じが鼻につきます。トニー・スコットは最近の作品では結構やってるようですが何か意図はあるんでしょうか?ちょっと観てて邪魔にしか感じない。 途中までなかなかダルかったです。一転、その後の復讐の容赦の無さには「おっ」と思わされたんですが、なぜかダコタが生きてて結局はかったるい映画でした。 【HIRABAYASHI】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-01-31 04:17:18) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 「誘拐」を扱った作品の多くは誘拐されてからドラマが動く。言い換えれば誘拐されなければドラマは始まらない。しかしこの作品はまず誘拐までに作品の半分くらいの時間を費やす。その緊張の持続が荒ましい。車での送り迎えのシーン、車中と車外が何度も細かく切り替えされる。そのとき車内が映るときの静寂と車外が映されたときの喧騒という音の切り替えしが効果的に緊張感を高めていく。水泳の特訓をするシーン、あるいは試合のシーンでも細かく割られたカットに主演二人が映されないカットが何度も挿入されるがこれもそこに犯人が映っているかもしれないという緊張を与える。「いつ事件は起こるのか」から「もしかして起こらないかも」となるかならないかで突如事件が起こる。あっという間の出来事。主人公は撃たれ、事件は主人公不在のまま、これまたあっという間に最悪の解決がなされる。そこから第二幕。痛快とは言い難い容赦なきバイオレンス。それでも娯楽映画からはけして脱線しない。決定的なのが、これだけは裏切ってはいけない人質の生還。クリストファー・ウォーケンがデンゼル・ワシントンに常に向けていた優しい眼差しをも凌駕する、デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの運命的な視線のやりとりが美しい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-03 15:38:55) (良:1票) |
94.《ネタバレ》 人の心は天秤のイメージ。釣合いが取れている時は心穏やかな状態。辛いこと、悲しい出来事は重りとなって人の心を傾ける。傾き過ぎると、歩くことはおろか立っていられない。ボディーガードを引き受ける前のクリーシーは、この状態でした。アルコールを逆の天秤皿に注ぎ、一時的に傾きを中和する。でも酒はこぼれ落ちるばかり。酒は更なる重りに変わります。ピタと過ごした日々は、彼の心の天秤を水平に戻す過程であったと思います。やっと歩けるまでに回復した矢先の事件。傾きを和らげる手段として、彼が選んだのは復讐でした。重りを取り除くのではなく、逆の天秤皿に別の重りを載せる作業。重りを載せ過ぎるのは危険です。天秤は壊れ易い。でも載せずにはいられない。それが人間の情です。死の間際、クリーシーの心は水平だった。それがせめてもの救いだと思います。凝った映像表現がやや煩いものの、観客を惹きつける展開はお見事です。自分も架空の重りを心に背負いました。ピタが生きているのは不自然ですが、こういう奇跡は歓迎します。それにしても治安の良さは、かけがえのないものだと痛感しました。何だかんだ言っても日本は恵まれている。それは感謝しなければと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-26 18:16:15) (良:1票) |
93.《ネタバレ》 なんともバランスの悪い作品だなぁ。 ストーリー展開は結構面白いのに、サスペンス(アクション)部分のつまらんカットワークがウザい上にダラダラやりすぎるもんだから、かったるくって仕方がない。 2時間半も尺を使うなら、クリーシーとビタの絆が強まっていく様子をもっとじっくり描くべき。 クリーシーの激情が伝わらないから、ただ無慈悲なだけの行動に見える。 ハートウォーミングな引っ張りをしといて、いきなりこんなバイオレンスをしつこく押し付けられても、戸惑うよね。 デンゼル=ワシントンは相変わらずカッコイイし、ダコタ=ファニングも凄く愛らしいのに、全然感情移入できない。 もう一回作り直してほしい。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-27 20:18:47) (良:1票) |
92.《ネタバレ》 結構おもしろかった。デンゼル演じる主人公は暗い過去を持つ殺しのプロで魅力たっぷり。少女と心通わす展開もちょっと急ぎ過ぎてた気もするけど、ほのぼのして良かった。後半のアクションも遠慮のない展開で良かったと思います。ただ、主人公がアル中になる程のトラウマがなぜだかわかりにくいこと。少女の死体がないのに、みんな少女が死んだと思い込んでるところ。ボイスがなぜか少女を生かしていたところ。その辺が納得できなくてこの点数です。細かいこと言わないならラストはハッピーエンドにして欲しかった。 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-05-18 11:41:15) (良:1票) |
91.《ネタバレ》 元・軍属の殺し屋扮するボディーガードの復讐劇。 ボディーガードする娘との交流を描いた前半部分は一時間近くと結構長い。 が、大したエピソードは無い、クリーシーの過去の掘り下げなども無い。 ウォーケンが「死の芸術家」「戦争だぞ」といったセリフを口にするので、 D・ワシントンが一人で組織を壊滅させちゃうんだな、と普通は考えるだろう。 一人一人、拷問を行っていき敵を追い詰めるので期待も高まる・・。 しかし、そんなことはなかった。ラストも自爆するかと思いきやそんなことも無く。 全員無事のハッピーエンドにしちゃえば、と思うほどに中途半端。 オマケにボディーガードできてないのに邦題はボディーガード。 とにかく長い、退屈。ダコタ・ファニングは純粋に可愛いと思えるが、 今回歯の抜け変わりの時期だったらしく個人的にキツかった。 ウォーケンさんの出番が少ないのも個人的に減点対象。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-01 22:38:37) (良:1票) |
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90.《ネタバレ》 周囲の皆が絶望視する中、彼だけが「まだ生きてる。奴らは商品を殺さない」と主張し、 末端から犯罪グループを追い詰めてゆく...そんな展開の方が納得しやすい。 情報を得る為には、ある程度、酷い暴力も必要...という意味にもなるし。 高速道路下、爆炎を背景に振り返らず立ち去る主役...って、画的にやりすぎ。 最後の人質交換は、大事な場面だが、味方少な過ぎ。犯人側が、あれだけやられた後なら、 母娘彼、皆殺しになりそう。無事に交換するなら、ポールや捜査当局も来ないと。 「自らの死期を悟った彼の最良の選択」を描きたいのだろうけど、 そもそも、弟と娘の交換で充分。母娘友が彼の最期を見守るラストで良いのでは?。 【じょるる】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-08 22:51:54) (良:1票) |
89.《ネタバレ》 タイトルからしてスカッとした内容かと思いきや重いのねぇ。ピタは殺された設定で部屋の家具には布(ビニール)がかぶせてあるんだけど遺体の話は出てこない。この矛盾で生きてるんだって思いました。でもさ父親は自殺するしクリーシーはピタのために死んじゃうしで私はあんまり好きじゃない終わり方だなぁ。 【hinasakusu】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-08 15:11:13) (良:1票) |
88.《ネタバレ》 ディンゼル・ワシントン演じる元米軍兵士。 元米軍対テロ部隊で16年間は彼の心身に大きな傷とアルコール依存症を残しています。 仕事も無く充ての無い旅をしている彼は、メキシコに居る米軍時代の親友の元に寄り付きます。 そこで親友からボディーガードの仕事を紹介されることになります。 ボディーガードする相手はダコタ・ファニング演じる7歳の子供。 彼女との触れ合いの中、少しずつ彼の心は氷が溶けるように癒されていくが… メキシコに限らず中南米では1時間に一回誘拐が起きているそうで、その7割は生きたまま帰ってこれないそうです。 ペルーのフジモリ大統領時代に結構ニュースでやってたから知っている方も多いと思いますが、警官の汚職やテロなんかも酷いです。 『アイアム・サム』で世間を魅了した、スクリーンの天使ダコタ・ファニング。相変わらず目が大きいです。 大きくなったら変な顔になるんじゃないかと思ったりします。 ダコタとディンゼル以外にも出演している人がどっかで見たことある人ばかりで、何気に豪華キャストでした。 チケット買う際に気づいたんですが、何故かR指定でした。 見てみて納得、前半は何処が不味いのかと疑問だったんですが、後半はかなりバイオレンスぎっしりでした。 ディンゼル怖すぎです。心臓悪い人はちょっとお勧めできません。 誰が考えたんだか邦題の『マイ・ボディーガード』って間違いですな。 内容ですが、前半が詰められてない(特にディンゼルの心の傷っぽいところ)のとブラックミュージックが結構しつこくて、 ウザイ演出がチラホラあるのが嫌だったんですが、 その分ディンゼルの演技に引っ張られるように魅了されてしまいました。 アクションとかより、どっちかというとミステリーに近い感じでしたね。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-10-29 15:56:05) (良:1票) |
87.《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンの迫力のある演技と、緊迫感の有るダゴダ・ファニングの演技は良かったけどそれ以外は面白くなかった。重要なセリフ等が文字として映像に織り込まれているのは良かったが、度々おこる画像のグニャグニャ揺れには不快でした。 最後も“何だかなぁー?これって結局負けじゃねーの?クリーシーが犯人の所に出向く必要が有るんだろーか?”と思ったしね! そう言えば、あの犯人に荷担した刑事、ケツの○ナに爆薬突っ込まれて吹っ飛んじゃったけど、私としては、爆発したとたんロケット花火のように飛んで行くんじゃないかと少々期待してしまいました(爆) 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-08-29 12:43:28) (良:1票) |
86.《ネタバレ》 この映画映像悪すぎです。最初だけかと思いきや全編に渡って無駄に映像に変な演出を施すから観終った後は目に激しく疲労感が残りました。正直、演出無しの普通の映像で改めて観直したいと思ったぐらいです。観る前からストーリーは頭に入れておいたものの、デンゼル演じるクリーシーの過去が全く描かれていないことには納得がいきません。何故彼が心を閉ざしているのか、ダコタ演じるピタとの交流を通じて次第に心を開いていく姿を見ても、彼の過去がどれほど凄惨な事態から今になるまで立ち直っていくかが全く分からないので共感しづらかったです。クリーシーとピタとの交流は細かい所までとても丁寧に描けていると思うのですが、肝心な彼の過去を描いていなかったことはとても惜しい事だと感じました。クリーシー自体の描写は前半は素で「ボディガード」らしい人物描写でしたが、後半からはピタが死んだと思ってからは、正に「コマンドー」並に大暴れしていましたね(苦笑)確かにあの時のクリーシーの心情は理解できなくもないけど、あそこまでやられると唖然としました。デンゼル、ダコタ共に演技力も表現力も素晴らしかったのですが、この映画を全体的に捉えると個人的には6点止まりです。 【エージェント スミス】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-08-03 17:43:52) (良:1票) |
85.146分もある大作だったんですね(笑)DVD貸出中だったんで「宇宙戦争」の余韻の消えない私としては、子供との絆モノ、しかもデンゼルワシントン主演で共演がダコタちゃんという事で迷わず買ってしまいました。クリストファーウォーケンも含め、この3人はさすがに上手いです。ダコタちゃんの、クリーシーを頼る時のあの心細いような何とも言えない表情は「コール」の時よりもっと上手くなってるし。 「スパイゲーム」の時も思ったんだけど、たまにトニースコットで変な映像挿入しますよね、報道カメラ映像みたいなの。あれなんなんだろう?グラグラとかパチパチとかして目が痛くなった事もありましたが。 「R-15」指定だったんでもっとグロいかと思ったけど、そうでも無かったです。犯人一味の指を切り落とす程度で。観てる方としても「ピタ(と言うよりダコタちゃん 笑)を殺した奴など最低」と思って観るので、クリーシーが多少惨い殺し方をしても、「仕方ないな」とか思っちゃいます(笑) 前半のクリーシーとピタの心を通わせる部分を1時間近くタップリと見せた事で感情移入がしやすくなっています。「レオン完全版」のそれと少し近いかな?誘拐されてからは映画の雰囲気も一変。復讐劇の始まりです。結構楽しめたなぁー。ただ酒に酔ってて「死体も守れない」とか言ってた男がどんな感情の微妙な変化から後半あのような復讐に走るのかをもう少し描いて欲しかった気がします。最後ちょっと悲しいんだけど、綺麗事で片付けられない程の壮絶な展開なので、観てる方も「残念だけど仕方ないか」とか思う感じでした。主役が上手い、子役が上手い、脚本も面白いとなると、この位の映画は出来上がるんですね!でもあのグラグラだけは少し減らしてよって感じでした! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-07-04 12:18:10) (良:1票) |
84.《ネタバレ》 年の離れた二人の男女という設定のみが共通点で、主役のふたりに「危うさ」が無い点で「レオン」とは全く異質の作品だと思う。主人公が撃たれた時の「クリーシー!!」という絶叫、ダコタ・ファニング演じる子役の演技は良かった。なぜ主人公が酒浸りになったのかの説明は無くても、途中誘拐されるまでは話の盛り上がりは共感できたしなかなか良かった。しかし、この映画のテーマと思っていた「少女との交流によって荒んだ心を癒され人間らしさを取り戻す主人公」の過程が、少女が殺された(と思われた)あたりから突然途切れてしまい、あとは単なる殺戮復讐劇になってしまって少々ガッカリしてしまった。さらに結末が「実は生きていた」では本末転倒である。あと、要所にチラチラと揺れるイメージ映像を使い過ぎ、あれでは観ていて目が眩んでくる。話の流れは誰が裏切り者やらグルやらしまいに分からなくなった。あの誘拐は最後になっても良いから、クリーシーの荒んだ心の背景や、少女と心を通わせていく様子をもっと描いて欲しかったと思う。 【six-coin】さん 4点(2005-01-04 12:41:33) (良:1票) |
83.《ネタバレ》 ウォーケン目当てで見に行った、多分数少ない内の一人だと思います。スクリーンでウォーケンが見られるめったにないチャ~ンス!!と思って見に行ったオイラがアフォだったんです。はい。 不満点あげればキリがありません。 まずカメラワーク&演出。 目がチカチカします。 疲れます。 ポケモンの二の舞になる人もいると思われ。 カッコつけすぎて、逆に私はついていけませんでした…。何つーか、自己陶酔的な演出ですね。 あと、↓にも書かれてる方いらっしゃいますが、音楽がヘンです。 場面に全然合ってない。 エンディング曲なんてぶっとびすぎてて、今でも耳から離れません。あ、これが狙いだからいいのかな(苦笑) そんで極めつけはラストですよ!<以下超ネタバレ> 何じゃあのラスト!? Ronnyさん怒りますよ!!? ダコタちゃん生きてたら萎えんな~と思ったら ホントに生きてるし…!! 映画館でコケそうになりました。 ちなみに原作では殺される運命のようですが…。 で、まあ私はウォーケンを贔屓目に見てしまう傾向があるので、 「絶対黒幕はウォーケンに違いない!」 などと思ってしまいましたが、まあ見事に裏切られましたよ。 だって私途中からあの父ちゃん怪しいな、って読めたんだもん…。 もう一ひねり欲しかったですね。 しかし、デンゼルって顔の演技が下手だなぁと思うのは私だけでしょうか。 いつも無表情で、目なんて死んでますよ彼。 もっといなかったのかなぁ……まあいいや。 というワケで、ストーリー3点、ウォーケンに2点です。 それにしてもこの邦題、どうにかならんもんかね…。 何がボディガードだよ。 まあいいや。 【Ronny】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-01-02 00:00:04) (良:1票) |
82.《ネタバレ》 かなり骨太の作品で充分満足できる内容。 あまり見る人はいないけど、見た人の評価は高い作品かと思ったら意外と皆さんの評価悪いですね。 冒頭数分間で誘拐による恐怖やメキシコでは日常的に起こっていることと観客に植え付けて、その後本ストーリーに進むというのはなかなかいい演出だと思った。 そしてクリーシーがストーリー前にどんな悲惨な目にあって来て、酒に依存するようになったか、ココロを閉ざしてしまったのかをあまり明らかにしていないことが最初は不満だったが、復讐劇が始まるにつれ、だんだんと彼の心情が理解できるようになってきた。 人を人と扱わずなんの躊躇もない非情な殺人鬼と化す姿を見れば、彼がどんな人生を送ってきたか大体は想像がつく。 ウォーケンの一言も重みがあった。 「もう人を殺すのは嫌だ…」このセリフを聞けば彼らの心のダメージがなんとなく理解できる気がした。 さらに彼の怒りの理由も理解できるだろう。 心を病みそうになっていた彼を救った少女、酒も聖書でも救えない彼の心を救った二人のやり取りはなんとも言えずに微笑ましかった。 少女もまた彼によって精神的に救われていたと感じられた。 復讐編の出来もまあまあ良いだろう。 難しい人間関係もなく、単純に一人また一人と殺していく。 その殺し方や尋問方法も色々と手が込んでいて観客にとっては飽きさせない創り。 ラストには少し違和感はあるが、単純に生きてて良かったねと言える。 自分の人生を救ってくれたかけがえない人を助けることが出来て死ねるというのもなかなか悪くないのではないか。 強いて言えば、連邦捜査官がラスト絡むかと思ったら何もなし。ラストの車爆発もなし。 さすがに自分のお尻に爆弾をし込むようなことはしなかったか。 新聞記者の女性も最初はクリーシーを利用しようと思っていたのに、クリーシーと捜査官にいいように使われているのもなかなか面白いと感じた。 この映画は面白いのだが、何か心に引っかかるものを感じる。 脚本は良いのだが、演出のリズムというかテンポがのろい。 カッコつけすぎていてどうでも良い部分までも撮っている感じがしたのは自分だけだろうか。 【六本木ソルジャー】さん 8点(2004-12-29 00:02:59) (良:1票) |
81.話自体は悪くない。しかし本作は、監督と主役の選定(と邦題)に失敗してると思う。もう、トニー・スコット弄り過ぎ! スペイン語に被る英語字幕がコミックの擬音語の様な扱いで、完全に演出の一部になってるのは新しいとは思いましたけど、「スパイ・ゲーム」等の彼の前作群が大人しく見える程の落ち着かない編集は、復讐に「燃える男」のハードボイルドな物語に全くそぐわない(この脚本なら私はマイケル・マンを推薦します)。そしてデンゼル・ワシントンも善人の部分が前に出過ぎて、殺人マシンと化す「死の芸術家」には見えない。それぞれの素材は悪くないのですが、例えればフランス料理の手法で和食を作ってしまった様な感じでしょうか。ということで、惜しげもなく水着姿を披露したダコタ・ファニングちゃんに、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-09-12 00:07:37) (笑:1票) |