6.《ネタバレ》 序盤はサイコホラー。中盤からはサスペンスアクション。
緊張感があって面白い。
女捜査官に助けを求める娘。『母が家政婦を殺しました。』
これだけで面白そうなのに、娘を助けるもう一人の傭兵あがりの男。偶然娘が逃げ込んだ車が、戦闘のプロの車。随分都合の良い展開ではありますが、そんなことはどうでも良いのです。面白ければ。
アリス、ヒューゴー、スターロ刑事、母親エバ・クリステンセン、それぞれが強い個性をはなっていて良いですね。
母親から逃げながら、同時に死んだと言われている父親に会いに行くという設定も良い。
複雑になりすぎない程度に、複数の要素が絡み合うストーリー展開が楽しい。
アクションの一番の見せ場かもしれないビジネスホテルでの攻防。ここがあまりに暗すぎて何が起きているのか雰囲気しかわからないのがもったいない。その分恐怖感はあります。
冒頭の意味深なプロローグ。警察機構と富豪エバの癒着。スナッフビデオ。
映画に面白い味付けを出来そうな調味料は他にもありましたが、その辺はさらっとスルーされてしまいましたね。
そのぶん、映画がわかりやすくはなっていますが、最後まで見てなんとなく物足りなさも残りましたね。
やや尻すぼみ感のある作品です。