67.《ネタバレ》 こういうマジメなホラー映画って、時にどうでもいいシーン(本編に関係ない登場人物の恋愛とかエロ描写)が物語のテンポを悪くする事もあるんですが、この作品はそれが最小限に抑えられており、導入部の早さと展開の無駄のなさで84分、小気味良く進みます。 マウンテンマンと呼ばれてる殺人鬼3人は確かに怖く、途中までは「悪魔のいけにえ」を彷彿とさせました。中盤からは主役2人が森をさまよいながら脱出を図る展開でしたが、闘い慣れてるヒロインもご愛嬌として面白かったです。先を急ぐ必要のある男が、その道路(森)に行かざるを得ない巻き込まれ方もいいですし、グロ描写もやりすぎず刺激もそこそこありで良かったです。 でも冒頭の、近親者での子供がどうとか、それで畸形が産まれたみたいな説明と、ホラーの定番のあの終わり方(まだ生きてるぞってのも、ヒットしたら続編やりたいですってメッセージにしか聞こえない)の2つは不要ですね。ホラーに限れば多少話が破綻してても怖ければいいくらいの感じで作って欲しいです。 ヒロインの人は確かに美人、それでいて主役の男性と恋愛関係にならないのも逆に新鮮でした。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-26 00:32:56) (良:3票) |
66.《ネタバレ》 深読みしすぎて最初のガソリンスタンドのおっさんが主犯だと思ってました。考える必要が全くないホラーの王道。ドキドキ感がいいですね~。よくわからない森林地帯にジェイソンが3人いるって感じ。ただのジェイソンではなくみんな微妙に個性があってよい。それにしぶといしぶとい。とりあえずどのシーンでも主人公がカッコよかったです。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-25 23:04:13) (良:2票) |
65.《ネタバレ》 ぜんぜんB級っぽくありません。 やっぱりホラーを見る際には「B級っぽさ」を期待しているところがありますから、普通レベルだとちょっとガッカリさせられます。 面白かったですけどね。 近親姦がもとで畸形が産まれて、遺伝子レベルの変化で怪力になったというのは面白いです。そういうのゾクゾクします。 あれだけ森が広くて行方不明者が多いと、僕たちの未だ知らない生き物が森の奥深くにいて人間の肉を食べていたりするんじゃないかと思いますよ。 この作品で僕が良くないと思うのは「怪物が怖く見えてこない」ということです(偉そうですみません)。 まるでファンタジーの世界の住人で、「かいじゅうたちのいるところ」みたいな絵本の中の森の妖精が人を殺しているみたいです。 ロードオブザリングにも出てきそうですかね。 「パンズオブラビリンス」や「トトロ」を見てもそうですが、やっぱり深い森とファンタジーの世界はどこかで繋がっていると思いますね。 弓矢とか使い出した時点ではメルヘンチックなファンタジーにしか見えませんもの。 まさに「グリム・スラッシャー」です。 惜しいですね。メルヘンとか神秘的な雰囲気は好きだからいいけれど。 あと、畸形が人間の所持品をコレクションしているというのは面白いですね。 彼らは醜い化け物たちですから、幸せそうに見える人間達の所有物を集めるという行為にはどういった目的があったのかというところがなんだか興味深いです。 それにしても一番最後の畸形の姿が恐ろしいです。暗闇に照らし出された姿は異様です。オドロオドロしい憎悪が篭っているようです。全編をあれで統一してくれたらばもっと素晴らしいものになったかもしれません。と僕は思います。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-21 00:28:36) (良:2票) |
64.《ネタバレ》 前半は不気味なホラー。中盤以降はバイオレンスアクション。プロットが『悪魔のいけにえ』に似ていますが、『狂気』という面では遠く及ばない。ホラーという側面から見ても、これより怖い作品、雰囲気がある作品はいくらでもあります。 なのになぜでしょう。すごくハラハラするし、最後まで目を離せない面白さがあります。脱出劇として凄くスリリングなんですよね。ストーリーがいたってシンプルなのも良いのかもしれません。『森に迷い込んだ』⇒『わけもなく何者かが襲ってくる』。理不尽な暴力。未知なるものへの恐怖。そういったものがよく描けている作品だと思います。 また、襲ってくるものの正体が明らかになった後でも、言語能力を与えなかったことで、一定レベルの恐怖感をキープできています。やはり交渉の余地がないというのは怖いものです。土地勘がない森の中、逃げられそうで逃げられない閉塞感はなかなか。シチュエーション作りはかなり上手いほうじゃないでしょうか。 終盤は一転、反撃に転じるので怖さはほとんどなくなりましたね。その分、アクション映画なみにスカっとする爽快感を味わうことができます。エリザ・ドゥシュクが好きなので、彼女が死ななくて良かったです。 この作品はホラー映画として『突き抜けた面白さ』ではなく、『安定した面白さ』。個人的には好きな部類の良作。友人や家族と『一緒に見よー』と気軽に誘えるレベルのクオリティです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-30 12:19:33) (良:1票) |
63.《ネタバレ》 森の奥をさまよっていたらそこに棲んでる食人鬼一家に襲われる話です。突っ込み所もありますが、色々と恐怖の煽り方がうまくて楽しめました。例えば、主人公達が留守中の食人鬼一家に侵入→食人鬼一家帰ってくる→ベットの下に隠れる→仲間の死体が目の前にドサッ→血がコッチに流れくる→さらに…という展開は緊張感が伝わってきて怖かったです。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-27 18:30:56) (良:1票) |
62.《ネタバレ》 そんなに怖くはないけれど、娯楽作品としてとても楽しめる仕上がりになってます。なによりわかりやすいし、ホラーにありがちな、ストーリーとして破綻してるような部分もない。殺人鬼の3兄弟は見た目ももはや怪物だし、しかも終盤何度でも蘇ってくる不死身っぷりなんですが、それは近親相姦などの特殊要因で身体が無敵化しているという考えで乗り越えることが出来る。ゾンビを出せばその時点で現実性がなくなるけど、この独自の設定でそれなりのリアリティを保つことに成功してると思います。木の上から下に飛び移る3人は少々超人的だけど、そこもそれほど気にはならない。むしろ、斧で生首だけになって胴体が下にごろんごろんと落ちていくショットがなかなか巧いなと思いましたね。スタン・ウィンストンが特殊メイク担当してるだけあって、3兄弟の形相や家の中のギミックなど、クオリティ高くて良かったです。とりあえず、ガソリンスタンドのおっちゃんにどなたか入れ歯をプレゼントして差し上げて下さい(笑) 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-11 20:38:00) (良:1票) |
61.スタンドのおっさんがマウンテンマンの片割れにしか見えなかった。 【TAKI】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-19 20:57:21) (良:1票) |
60.ホラー要素は少なめ。普通すぎて何も言うことがありません。せめてもう少しB級臭がすればなあ。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-07-07 20:37:02) (良:1票) |
59.ジェットコースターホラースプラッターとでもいうんでしょうかこういうジャンルは。 こういうのを見てみるとなんでファイナルデスティネーションがヒットしたかがよーくわかるね。アイデアの勝利かー。アメリカのお家芸ジャンルだけに、もう掘りつくした感がありますものねー。でもお約束の展開を裏切らずお約束どおりに作るのも観客思いだよね、エンドロールのとことかさ。以下感想デッドエンドに続く。 【らいぜん】さん [DVD(吹替)] 3点(2009-06-08 17:11:32) (良:1票) |
58.《ネタバレ》 好きな女優であるエリザ・デュシュクを目当てで見ました。良い体つきで、本作でもタンクトップ一枚で行動する彼女に魅力があります。よくホラーでは殺人鬼が一体のパターンが多いですが、殺しの専門家3人ということもあり、主人公側の不利が明白で良かったです。滝での不要なキスシーンを省いたのも好感がもてます。しかし、お約束のSEXシーンがないのは少し残念。クリス演じるデズモンド・ハリントンは主人公の割りには影が薄すぎます。まだ、スタンドのおじいさんの方が存在感がある。不満点と言えば木の上での戦いとクリスの異常な自信です。まず、木での行動はやりすぎ感があって現実味がない。そもそも、監視等からジャンプして3人揃って無事にしがみ付けるとは思えなかったです。次にクリスの迷いや恐怖感を感じない即答での行動力にも現実味がなかった。全体的には特に何も残らない普通のホラーだと思います。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-08 05:45:27) (良:1票) |
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57.《ネタバレ》 この映画は結構思い入れがあります。 ある情報番組で紹介されて 「おっ、面白そう」 と思ったのが、米公開時の2003年の初夏(だったと思う)。週末興行は、ホラー映画らしく成績10位前後を2週ほど記録。 日本公開をとても楽しみにしていました。しかし…、待てど暮らせど日本公開の報が入ってこない。 タイトルを失念したのが痛かった…。恐らく 「DVDスルーだろ」 と勝手に思い込み、うろ覚えのあらすじを頼りにB級C級作品を10本弱レンタルしまくった……という苦い思い出。 この苦い体験のおかげで、この日本公開日が決まった 『クライモリ』 へ過剰な期待をし過ぎてしまった。 充分面白いホラー映画とは思います。ただ、思ってたより怖くなかった。 あの情報番組で感じた 「おどろおどろしい雰囲気」 が、本編の序盤までしか感じられなかった。 家の探索シーンまではすごく怖かったのに、鬼ごっこから急激に怖くなくなります。 食人鬼たちが姿を見せたのが怖くなくなった原因の一つだと思います。食人鬼の情報は、断片的に小出ししたほうが、与える恐怖がもっと持続したような気がします。 疑問や矛盾は、食人鬼たちの凄まじい機動力くらいかな。逃げてもすぐ見つかります。すごい嗅覚でしょうか? 足手まといな女にイライラさせられるなんて、ホラー映画らしい 「お約束」 もちゃんとあります。 グロは控え目で、目を覆いたくなるような強烈なシーンはありませんのでご安心を。(ヘタレの私が大丈夫でした) 文句ばかり書いていますが、個人的に面白いと思うホラー映画の一つです。 つい最近3度目の観賞をして再確認しました。変な期待さえしなければ、最後まで楽しく観れるホラー映画なはずです。 【Hiro】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-25 05:21:40) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 マウンテンマンに見つかって、「誰が囮になる?」「オレだ!」監視塔に追い詰められて、「火をつけられたわ」「ここから飛び降りよう!」主人公の決断力にはビックリです。ドロドロした仲間割れとか一切なし。この潔さはある意味新鮮。ストーリーもテンポ良く進み、不要な登場人物はサクサク殺される。それだけに鑑賞後の後味も悪くなく、どんな映画だったかすぐに忘れてしまいそう。ちなみに、ここでは登録されていないが、続編の『デッドエンド』は、スプラッター度が格段にパワーアップされた傑作になっております。1作目よりも凄いよ! 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-03-17 08:56:46) (良:1票) |
55.《ネタバレ》 昔母の田舎に行った時、なまはげに追いまくられ泣きまくったのを思いだしました。 【マミゴスチン】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-27 16:47:29) (笑:1票) |
54.ストーリーの基本軸は、そこらにゴロゴロ転がってるB級ホラー映画と同じようなもの(わかってても観ちゃうんだけど・・・/笑)。けれどもこの映画が他のホラー映画と違うところはまず襲撃者が1人だけでなく3人。銃や弓矢といった飛び道具まで使って攻撃してくる。高い木の上での攻防。といった点でしょうか。舞台は森の中と言うとても広大な場所だけれども、それを感じさせないくらい封鎖的な空間に思えたのはやはり演出が巧かったからでしょう。最初から余計な場面も無く、考える隙も与えないほどに次々と物語が展開してラストまであっという間に感じましたね。個人的には前半で4人があの家からこっそり逃げようとするくだりが物凄くハラハラドキドキした場面でした(笑)ああいう緊張感は映画を観て久々に感じました。 【エージェント スミス】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-02-14 18:08:18) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 殺人鬼共の正体が序盤からわかってしまうのはちょっと残念でしたが、終始飽きなく、緊張感もってみれた。主人公達がベッドの下に隠れてるときの場面が一番ハラハラしてよかったです。目の前に仲間の死体がドサッときて、死体から流れる血が主人公につきそうになるあたりとか手に汗にぎる感じがいい。また木に登っての攻防なども変わっていてなかなかいい演出してるなぁと思いました。 【rainbow】さん [映画館(吹替)] 8点(2006-09-05 15:38:38) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 すべてがありがちな展開のこの作品。メンバーも6人と少ないので死ぬ順番まで予測できてしまったのが残念です(とはいってもいきなり主人公が死なれても困りますが)犯人も薄気味悪いだけで全然怖くないし、クライモリっていう題名ですが森が強調されるような作品ではまったくないです。15禁だからってほどエグくもないですよ。ただ机の下に隠れている主人公達に殺されたメンバーの血が流れてくるシーンは結構良かったです!主人公はいつもギリギリで殺されないのに、脇役さんは瞬殺されるのが本当にもうお決まりで笑ってしまいました…。 【尤紀ё】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-24 02:10:11) (良:1票) |
51.この映画がすごいのはストーリーの主軸に全然新味がないのに、観せ方で斬新な作品になっているということ。 カップルが殺されるだけの冒頭シーンはロッククライミングを絡めただけで見ごたえのあるものになっていたし、同じく高所で行われる樹上の攻防シーンもスリルがある。走って逃げるだけの普通のホラー映画と違って、アクションシーンが立体的。休憩してしんみりする場所が滝の内側というのも、よく考えてあるなぁという感じ。森という舞台を、最大限に生かした脚本だ。 殺人鬼が三人いて、それぞれに個性があるというのも面白かった。外見が地味で(ロード・オブ・ザ・リングにいっぱい出てなかった?)怖くないのが玉に瑕ですが。 昔からあるストーリーの骨格を新しい材料で肉付けしただけで、こんなに面白い! 大傑作とは言いがたいけど、充分に水準を満たしていると思います。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-08 00:56:51) (良:1票) |
50.↓のザ・チャンバラ様(ども)も書かれてる通り「テキサスチェーンソー」とほとんど同じ感じやねんけど、こっちの方がテンポ、演出ともによく出来てて久しぶりにドキドキしました。内容は、もう題名で想像できるよーに、森の中で襲われる映画。別になんのヒネリもなくて、殺人鬼も最初からわかりやすい。この系統の映画はかなり観てきてるんやけど、たぶんこれを見るほとんどの人がそうやと思うねん。だから、この映画はそれを承知の上で、ストーリー上の工夫はほとんどなしにして強引にドキドキする状況つくりしてる感じがするねん。強引すぎるけど。でもそれでえーねん。鬼ごっこ的な気分を味わえたらそれでえーねん。こーゆう映画は。時間も短いからすっきり観れるし。殺人鬼達に森で追い掛け回されたら怖すぎ~って思える森苦手な人にはオススメ。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-01 09:41:19) (笑:1票) |
49.「悪魔のいけにえ」ミーツ「プレデター」の本作、なかなかの力作ではないでしょうか。同じような話(てか、まったく同じ話)の「テキサスチェーンソー」よりもこっちのが怖かったです。躊躇のない残酷描写、80分というタイトな上映時間、変な欲を出さずお客さんを絞り込んで作ってるのが好印象でした。この手のホラー映画にありがちな「徐々に殺されていく」という進行ではなく、余分な人物はテキパキと殺していくというスタイルが話にスピード感を与えており、またマウンテンマンの残虐性を引きたてていてよかったです。「ヒーローとヒロインが残ればいいのさ」という割り切ったその姿勢、また「窮鼠猫を噛む」な後半の展開、まさにプレデター方式ですね。しかし残念だったのはマウンテンマンの造詣。身体に対して頭が異様に小さく、いかにも「スタントマンにかぶせてます」みたいな造詣はあんまりでした。こういう鬼畜映画の場合でもやりすぎってのはあるようで、あそこまで人間離れさせる必要はなかったように思います。ジェイソン、ブギーマン、レザーフェイスなどの、あの素顔が分からないという被りものの怖さでやってくれれば、恐怖も倍増だったでしょう。顔が見えてしまうと、どうしても恐怖の底も見えてしまいますからね。しかしまぁ、「脱出」「悪魔のいけにえ」「ブレーキダウン」「Uターン」「激突」など、アメリカのド田舎ではとんでもない危険に遭わされるというのは常識なのでしょうか? 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-05-29 20:22:30) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 ♪一つ~曲がり角~一つ~間違えて~迷い道クネクネ~…といった感じでどんどん度ツボにはまっていくという、「悪魔のいけにえ」+「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のような作品。今となっては目新しいものは何も無いけれど、最近の作品のなかではテンポはなかなかいいし、雰囲気も出てるし、それなりにグロくて恐がれる作りをしてると思います。しかしながら、劇中で「Deliverance」を「サランドラ」と訳してくるあたり、やっぱり自社の配給作品をアピールしてんのかなぁとかって言ういらぬ想像をしてしまいました(笑)。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-05-03 00:30:27) (良:1票) |