1.《ネタバレ》 誰が言ったか「潜水艦映画にハズレなし!」。しかしその名言も揺るがす本作の存在を御存知の方は恐らく少数かと思う。実際、アメリカ合衆国第40代大統領としては歴史に名を残したが、映画俳優としては遂に鳴かず飛ばずで終わったロナルド・レーガン主演、後に同大統領夫人となるも女優としてはチョット…なナンシー・デイヴィス共演という極めてカルトな珍品としての価値以上のモノを見出すのは難しい出来。冒頭と中盤にニミッツ提督本人が出演しているのも更に珍品度を高めている。彼(レーガン)の扮するアボット艦長が艦の安全を優先させ、一人の部下を見捨てて急速潜航させた為に副長や乗員たちから白い目で見られ良心の呵責に苦しむという辛気臭いストーリー、その重過ぎる設定に全くついていけないレーガンの大根役者っぷり、何にも増して非道いのが看護婦ヘレン役ナンシー・デイヴィスのイケてないにも程があるブ○さ加減!!トドメに御両人のラブラブなキスシーン!とくりゃ勝手にしなはれ~!てな気分にもなるわいな。ま、好奇心の旺盛な戦争映画好きなら話しのタネに一度は御覧あれ。