10.《ネタバレ》 簡単に言えば、ごく普通に生活していた女の子が憧れの女の子と接近したせいで、その子に振り回され家庭がめちゃくちゃになる話。 トレイシーに感情移入して見ていたので、終盤イーヴァイに殺意を抱くほどだった。 あんなに自分勝手なことをして、トレイシーを振り回したくせに逃げるのは許せない。 しかし、良心の呵責を感じないイーヴァイのような人格を持つ人達は本当にあのような振る舞いをするのだろうと思うと、リアリティがあってとても怖かった。 ある意味この映画はホラー。 |
9.思春期の問題は昔も今も、そしてこれからも解決しましたって事にはならないでしょう。この作品を観て感じるのは「子供に注意しよう!サインを見逃すな!」ぐらいなもので、大筋はほぼドキュメンタリー。問題は、多種多様でそれこそ何通りあるかわからない思春期のタイプがあるって事。思春期を書いた映画はたくさんあると思うけど、もうそろそろあと1歩踏み込んだ物を見てみたい気がする。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-22 15:04:55) |
8.こういう空気の映画好きです。どちらかといえば裕福じゃない家庭で、問題があって・・という。主人公の子が落ちぶれていく感じとか、少女の孤独とかエヴァン・レイチェルウッドはよく演じたと思います。どちらかといえば中高生に観て欲しいですね。 【ポドルスキ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-24 03:33:20) |
7.うわ、これは期待はずれだなあ。目まぐるしいだけで落ち着きのないカメラと、居丈高でうるさいだけの音楽と、演技表現になっていない単なるイメージ映像が100分にわたって垂れ流されているだけです。そんな中でも、当時45歳とは思えない若々しさと、自分以外の全員をフォローする演技で頑張ったホリー・ハンターに4点。本当にこの人はカメレオンだ。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-07-09 13:24:15) |
6.普通の出来かな..これといって特質する部分もなく.. 思春期の感情..不良となって行く様がありありと描かれています..本人はカッコイイと思っているんだから..どうしようもない..大なり小なり誰でもが通る道..ってところですかね... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-16 14:42:03) |
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5.《ネタバレ》 13歳の時の自分を思い出すと、トレイシーと違いすぎていた。でも、確かに異性にモテモテのいけてるグループはいた気がしたことを思い出しながら観た。最後まで目がはなせなくて、ハッピーエンドとかじゃないけどいいと思う。最後の公園でまわっているシーンで、トレイシーは生き直せるという感じがした。 【Gene】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-07 10:26:11) |
4.期待しすぎて、そんなに良いとは思えなかった。 でも、思春期の問題点を、子どもの視点で描けているんではないかなと思う。 考え方が未熟で不安定、しかも大人より自分たちの考えしか信じない閉鎖的な感じが良く出ている。 今は、24歳の私には、当然ながら完全には思い出せないけれど。。。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-11 18:30:11) |
3.こういう母子家庭での暮らしはアメリカの一つの顔なんだろうなと思うし、トレイシーの他人や社会に対するいらだちも理解できるし、良く描けていると思います。しかし、トレイシーが親に反発して無軌道な事をしていても、結局はちゃんと親の庇護の下にあることを利用していて、「甘えているぞ」と思ってしまうのは、僕が既に親の世代だからでしょう。中学生か、高校生の時期に見たらもっと違った感想を持っただろうと思います。 【カオナシ3号】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-06 18:22:04) |
2.《ネタバレ》 今までティーンエイジャーを扱った作品で、彼らの明るさ・楽しさ・破天荒さを描いてきた作品は数あれど、本作ほどティーンエイジャーの「影」の部分にスポットライトを当てた作品というのは少ないのでは無いでしょうか。新たに入学した中学校でのアイドル的存在だったイーヴィに近づきたいが為に、自分を変えていくしか無かったトレイシー。彼女はイーヴィと親友になり、どんどん道を踏み外していくけど、ある日彼女は家族から見捨てられるかもしれないという恐怖感に襲われる。今まで自分を愛し、見守ってくれた家族からの愛を二度と受けられないかもしれないと。そしてその恐怖から、彼女を支配していく自殺願望・・・・。家族を取るか仲間を取るか、それはあまりにも残酷な決断。一方を選んでしまえば、もう一方からは二度と受け入れてもらえないなんて、何て悲しい現実なのだろう。十代という、最も周囲からの愛情が必要な時期に、そこまで辛い選択をしなければならないという現実が、ひたすら痛かった。クラスの中に人気のあるヤツがいると、そいつに合わせたいと思って知らず知らずのうちに自分を変化させるしか無いんですよね。俺自身が十代まっ盛りという事もあるのでしょうが、やはりこの映画で描かれる十代の「今」は、自分とも重なる部分があり非常に重くのしかかって来ました。ラストシーン、悲鳴を上げるトレイシーの描写は、今のティーン達の心の叫びの象徴なのかもしれない。ここまで重く、リアリティのある作品に仕上がったのも、エヴァン・レイチェル・ウッドやホリー・ハンターの迫真の演技や、脚本執筆当時14歳であったニッキー・リードの存在があったからこそだろうと思います。もう一度見たい作品か?と聞かれれば微妙ではありますが、それでもこの衝撃的なストーリーに胸を打たれずにはいられませんでした。・・・・・・トレイシーはあの後どうなるのだろう。 |
1.今までに観た作品の中でも郡を抜いてリアリティのある作品だった。と思ったらやはり自伝的要素を含んだ作品だとか。しかもそれが本作にエヴィ役で登場したニッキー・リードによるものだというから衝撃的だ。ストーリーは、ジュニアハイに入学した成績優秀で純粋な13歳の少女・トレイシーの話。彼女は人気者の少女・エヴィに近づくためにファッションスタイルを変え、不良の世界へとハマっていく。先ず、トレイシーの不良になるまでの過程が上手く描かれている。周囲の目を突然意識し出すと、妙に焦るんだよね。それは誰でも一緒なんだけど、そこで自分を持っているかいないか。それによって歯止めがかかるか否かが分かれると思う。僕の周りにもこんな奴いたなぁと思ってとても感心。そしてこの作品には何の解決策も示されていない。つまり、上にも述べた通り結局は自分なんだということ。周囲のサポートに頼るわけにはいかない。どれだけ自分をしっかり保てるか。これは全ての十代の人々に向けられたメッセージだ。ただ一点、もう少し親子の葛藤を描いてほしかったのがマイナスポイント。 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-03-26 16:55:42) |