46.《ネタバレ》 本作を観て、大きく二点について考えさせられた。「エルサルバドルの当時の現状」、「ジャーナリズムの在り方」である。 エルサルバドルという国自体は知っているものの、自分は国際情勢には疎いため、政府によって国民が殺されていたという映画において描かれている「事実」を全く知らなかった。 このような事実を世に知らしめる手段の一つに映画がある。ドキュメンタリーとは違い、フィクションが多少含められているとは思うが、映画の果たすべき役割の大きさを感じる。 また、本作では、共産主義を撲滅するという名目のために、アメリカがエルサルバドル政府を軍事支援し、軍事支援されたエルサルバドル政府は、共産主義だけではなく、無実・無害のただの国民までも皆殺しにしているという現実を告発するものだ。ベトナム戦争での反省が全く活かされておらず、歴史が繰り返されている悲劇には怒りを覚える。 さらに、アメリカが軍事支援することによって生じた多くの移民を強制送還してしまうという一種の「矛盾」が痛々しい。 そして、本作では「ジャーナリズム」とは何かを感じさせる。ボイルは、スクープ狙いで金儲けが目的だったのかもしれない。ジョンに比べて軽薄であり、思想や信念も強いものではなく、体制側にも依存するように、「ジャーナリスト精神」は薄弱かもしれない。 しかし、悲惨な光景を目の当たりにして、徐々に怒りに火がつき、「真実を伝えなくてはいけない」という精神が彼の中で膨らんでいった気がする。ジョンのような初めから真面目な男ではなく、ボイルのようなどうしようもない男だからこそ、何かを共感できた気がする。 国境付近での一悶着後の談笑には、自分を殺そうとした男たちと、談笑できるくらいの度胸と、後腐れのなさがないと、この仕事は勤まらないのだよというメッセージにも受け止められた。 ジェームズウッズがかなりの好演をみせていたが、危険な撮影方法などを巡り、現場ではかなり監督と揉めたようだ。完成後に、彼が映画館で鑑賞した際に、エルサルバドルの人から握手を求められたことで、少しでも自分の演技が何らかの役に立ったのならばよかった。そういう意味では本作に出たことを誇りに思うし、監督と仕事をできたことを感謝していると述べていたのが印象的だった。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-07 00:39:01) (良:1票) |
45.戦争映画の名作である同監督による「プラトーン」は、ベトナム戦争終結後10年余りも経ち何で今さらという感じもしなくはなかった。しかし本作は、サルバドルに米国が軍事介入している真っさ中であり、しかも様々なメッセージを見る者に投げかける真正面から切り込んだ作風となっている。オリバー・ストーン監督のこの心意気、この姿勢を高く評価したい。本作でもやはりオリバー・ストーンらしさが発揮されており、充分過ぎるほどの緊張感を放ちドラマチックに展開させる手腕はさすがだ。またジャーナリスト魂ここにあり、という主人公を好演したジェームズ・ウッズ。機転が利きエネルギッシュで恋多き男というイメージは、どことなくロバート・キャパを彷彿させる。(生前のキャパはこんな感じの人だったのではないだろうか) 緊迫するラスト、余韻たっぷりのエンディングも印象的だった。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-09-14 15:37:28) (良:1票) |
44.海外におけるアメリカの反共政策を糾弾した作品。むき出しの暴力がみせつける問答無用の恐怖がひしひしと伝わってくる。でもあの国家の政府は全然めげていない。アフガニスタン、イラク、さらにはパレスチナ・・・(インドネシアでもスカルノ政権を倒す際、アメリカは無茶苦茶やっている)。ときどき見直して、「ならずもの国家」アメリカの狂気に目を覚ましておきたい。なんか最近こういった作品が少なくなったなあ。。。 【バッテリ】さん 8点(2004-03-04 21:50:30) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 “Salvador”スペイン語で『救う者』。男性名詞のElが頭に付いて国名『エルサルバドル』になる。プラトーンの大ヒットを受けて、オリバー・ストーン監督の一つ前の作品ですが、日本で劇場公開されました。私もプラトーンに衝撃を受けた影響で本作も劇場で観ようと思いましたが、上映期間が短かったため、レンタルビデオになりました。劇場で観ていたら、恐ろしすぎてトラウマになっていたかもしれません。ビデオでも充分怖かったです。今日まで再視聴しようって気にならなかったくらいですから、充分トラウマ級です。 戦争だと、敵と遭遇すると殺される危険性が理解できますが、内戦って、いつ、どこで、誰に殺されるかわからない。市民を殺しているのも右派の政府軍。こんな怖い国が、アメリカと地つづきで、騙された友人を乗せたボロ車で、ふらっと行ける距離にある。恐ろしいですね。ボイルたちがエルサルバドルに入国して以降、ずっとテンション張りっぱなしで観てました。 セジュラ(許可証)がないからと殺される青年も、処刑場の死体の山(新しいのから古いのまで)も衝撃でした。あまりに辛すぎて参ってしまいますが、友人ドクが清涼剤として機能していました。尻に注射打たれるシーンとか、いけ好かない女性リポーターの飲み物にLSD混ぜたりと、観てる私を救ってくれてます。 ボイルのアロハシャツにも注目です。南国とはいえ内戦で荒れた国に、能天気にも柄違いのアロハを6着ほど持ってきたみたいです。スマートでチャラい役のジェームズ・ウッズにアロハがとっても似合ってます。 また現地の恋人マリアも、ボランティアのキャシーも共にキュートです。エルピディア・カリロはプレデターでもヒロインやってましたし、シンシア・ギブは当時の映画雑誌(特にロードショー)の表紙に何回か出ていて、ダイアン・レインやリー・トンプソンと並び、新時代のアイドル的存在でした。それだけに、彼女たちに待ち受ける運命があまりに酷い。 キャシーを含む修道女のレイプはかなりショックです。当時ゴールデン洋画劇場で(このシーンも)放送されたので、記憶に焼き付いた人は多いかと思います。劇中キャシーの献身的な姿を観ているため、殺されると解って十字を切る姿、その後土の中から掘り起こされる無惨な姿が本当に痛ましい。この事件は実際に起きた事件で、最高齢のシスターは68歳だったそうです。 国境で殺されそうになるボイルが、間一髪助かった後、自分を殺そうとした連中と笑顔でビールを飲む。狂気です。この国の全てが病んでるって思えます。その病んでるちっぽけな小国の政府軍を、レーガン新政権が強力に支持していた事実。まだネットのない時代、まだ世界が広大だった時代。映画から学ぶことって沢山ありました。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2024-12-08 22:33:33) |
42.《ネタバレ》 中米エルサルバドルといえば2021年9月にビットコインを法定通貨にしたことで有名である(その後どうなったか知らない)。また2023年7月公開の米映画の評判に乗って、ピンク色の「バービー棺桶」を売り出した葬儀屋が同国内にあったとのことで(ガーディアン・AP通信→ハフポスト日本版)、そういう今風のことも話題になる国らしい。 映画としては昔の映画というしかなく、これを現在の目でどう見ればいいのか困る。初見時に印象的だったのは何といっても強姦→射殺の場面で、これは当時は過激と思われていたかも知れないが、その他世界には制作側の残虐嗜好を恥ずかしげもなく観客と共有したがる映画などもあるわけで、今となってはこの程度だと何とも思わなくなっている。何かと自由な世界というしかない。 主人公には言いたいことはあったらしいがどうすればいいかの考えはなく、単に言いたいことを言うだけの鬱憤晴らしか自己満足のようでもある。レーガンは悪者になっていたが、実際はそのレーガンの時代に東西対立が解消されて結果的に紛争も終息したわけで、その後は現地でも軍政から民政に移行する一方、劇中の革命組織も合法政党に衣替えして大統領も出している。現在は不法移民による人口流出や犯罪組織の拡大などもあって皆が幸せなわけでは全くないだろうが、少なくとも内戦時代よりはましと想像される。 人間ドラマとしてもあまり感情的に深入りする気にならないが、特に主人公の友人である報道カメラマンが感動要素として扱われていたのは素直に受け取れない。写真が人の心を動かすものだとしても、どういう状況で何を撮ったかわからない写真に適当にキャプションを付ける場合もあり、またそれ自体は事実でも使い方によって情報操作の道具でしかなくなることもある(湾岸戦争の水鳥など)。報道写真がもてはやされたのも昔のことのようで、劇中人物のように写真に人生をかけるのが喜びというタイプでもない限り、一般人として特に共感できるものはなかった。 ただアメリカは別に正義でも何でもないという主張は今日でも当然意味を持つ。後半で主人公が軍人や大使館員?(CIAだったらしい)に述べたのは監督の本音とのことだが、これ自体は普通に共感できる内容だった。この監督も今は陰謀論者のように思われているらしいが、今後とも自分の方向性を通していってもらうよう期待する。 なお皮肉ばかり書いたが、主人公が十字を切ったのを見て後の人々も一緒にやったのはいい場面だった。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-09-02 15:31:59) |
41.《ネタバレ》 ついさっきまで自分を殺そうとしていたゲリラ達と楽しそうに酒を飲める様な強烈な主人公を、 アカデミー賞ノミネートも納得のジェームズ・ウッズが熱演。 尼僧達が酷い目に遭うシーンは熾烈すぎてスクリーンを直視出来なかった。 本作は事実がベースだから致し方ない(こんな事は決して起こってはならないが)が、 私がレイプを扱う事で物語に起伏を与える映画を厳しく評価する様になったのは本作を観てから。 そういう意味では私の映画鑑賞史に於いて大きな意味を持つ作品。 私は二度と観る事は無いが、映画ファンを自認するなら観ておくべきだろう。 それにしても、33年も前の映画なのに現実の世界情勢が好転するどころか、むしろ悪化している事に気が滅入る。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-11-14 18:23:41) |
40.《ネタバレ》 オリバー・ストーン監督は政治性や思想的メッセージが強いのでちょっと苦手意識があったが、これはなかなか面白かった。 ボランティアのシスターが目をつけられて強姦後に殺害されるなど、戦争での残虐行為が描き出される。 反権力・反政府のストーン監督らしく、これに加担している祖国アメリカを厳しい目で告発しているよう。 リチャード・ボイルの実体験が基になっているので生々しい。 ただ、ドラッグ、酒、愛人、借金がまつわるボイルの生活を見ると、危険な戦場での取材が決して崇高な動機からではないのであまり好きにはなれない人物。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-12-29 00:55:08) |
39.この監督にありがちなやや偏った観点はあるが、内乱やら他国の介入がどんなことを引き起こすか、また金持ちや外国は他国民のことなど何も考えていないことがわかる作品。 傍観者であるジャーナリストを正義の味方にしたがるのはありがちだが、本作はいろんなタイプのそれを描いており、報道など彼らの胸先三寸でどうにでもなるものということもわかりやすく伝えてくれている。主演のジェームズ・ウッズはよかったです。 【クリプトポネ】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-08-13 10:56:01) |
38.《ネタバレ》 人間が悪魔たりうる証明のようなフィルム、おぞましいし救いが無い。右も左もしまいには生活のためにと立ち上がった農民ゲリラすら、殺戮に突き動かされるように殺す殺す。敵を捕虜を女を子供を。 O・ストーンの怒りはいつでも真っ当で、直球だ。ごもっともすぎるきらいもあるけど、こんな凄惨な出来事も伝えられないと、「無かったこと」にされてしまう。特に母国アメリカを糾弾する姿勢は立派だと思う。 非人道的なんてものじゃない地獄の中で顔も心も明るさが削がれてゆくJ・ウッズの熱演が印象的。酒をあびて女遊びにも明け暮れなきゃ、とても正気を保てない主人公を演じるのは消耗しただろうなあ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-09 01:10:47) |
37.《ネタバレ》 昔深夜テレビの映画で尼僧たちがレイプされた上、翌日遺体となって掘り起こされるシーンを偶然観て、嫌な映画だなと思い、チャンネルを変えた記憶があります。 友人が主人公の崇高な生き方に感動したと推薦されたので観たのですが、私にはオリバー・ストーンって性に合わないんですよね。 この主人公は血生臭いものを求めるためか、それともマリファナや酒を求めにエルサルバドルに出向いたのか、監督がキチガイなので感情移入が出来ません。 しかしながら、特典映像を観ると実際に本場で右翼、左翼を上手く誤魔化しながら死に物狂いの撮影を聞かされると圧倒されるばかりです。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-13 15:13:36) |
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36.《ネタバレ》 ○なんともえげつない話。エルサルバドルという名前しか知らないような国ではあるが、いろんな意味で興味を惹いた。ジャーナリスト主人公を題材にしたオリヴァー・ストーンがこの映画を作製した時点でジャーナリストだと思う。○残酷なエンディングではあるが、主人公がもう少し自分にとって共感できる人物であればなぁと思った。といってもジェームズ・ウッズの徐々にやつれていく演技は素晴らしかった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-28 22:56:39) |
35.序盤の入り方もあってかとても現実だとは思えなかった。恐ろしい実話。 【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-27 22:41:13) |
34.大きな急展開があるわけではなくもリアリティがあって最後まで緊張感を持って観ることが出来た。 【BOW】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-19 19:09:34) |
33.《ネタバレ》 オリバー・ストーンの気迫がひしひしと伝わってきます(良い意味でも、悪い意味でも)。ただ自分としては、ゲリラ側の描き方が非常に類型的なのが気に入らないところです。まあ、監督の心情が出ているところなので仕方ないでしょうが。右翼の暴力はダメで左翼の暴力は許される権利だと言っているのと同じですよ。ゲリラが捕虜を処刑するシーンなどとってつけたような印象しか与えません。ジェームズ・ウッズの熱演にプラス2点。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-10-13 11:49:31) |
32.《ネタバレ》 実話ベースの内容でありながら、肝心なところでありがちな演出をしてしまっています。相棒が銃撃される場面とか、土壇場で上から一報が入って殺害が中止になる場面とか、どこかで見たシーンみたいで緊張感が削がれます。この辺のところで、似た系統のコスタ=ガブラスの「ミッシング」に大きく及んでいません。ただし、ジェームズ・ウッズの気合の入った演技は印象的。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-23 04:48:28) |
31.《ネタバレ》 オリバー・ストーンなら、プラトーンよりも断然こちらの方を薦める。それほどの映画。 前半はすこし冗長だが、いきなりの死体の山には驚いた。 有無を言わさず殺していく軍隊。そしてそれを支援するアメリカ・・・ 仲間が次々死んでいき、最後に妻と引き離されてしまうのは、ハッピーエンドを予想させる展開を裏切っていてよかったと思う。 なんというのか、戦争の痛烈さを感じさせられる。 ただ、一歩冷静に考えると、少し一面的かな、と。 無論アメリカの政策は大問題なんだけど、じゃあ共産主義でいいのかと言うと、結局共産主義も似たような弾圧をやっているのだから、どっちもどっちとしか思えない。 エルサルバドルの場合、市民への宣伝は左翼・共産主義の側の方がうまく行ったようだから、左が市民を取り込み、「市民を弾圧する右翼/市民を守る左翼」のような構図が出来上がってしまうが、結局は右も左も市民を食い物にしているのが現実だろう。 そういう意味では、共産主義サイドが市民を食い物にしていく側面も映したほうが、よりよかったのではなかろうか。 そういえば最近チベットで中国による弾圧が行われている。 普段、「平和」や「人権」を訴える「良心的」なメディアや知識人が、チベットの問題ではだんまりを決め込んでいる。 中国によるメディア統制が行われているのは事実だが、それにしてもあまり報じられていない。 自民党も民主党も、チベット問題には触れたがっていない。 ところで、毎年莫大なODAを中国にあげているのは日本だということは自覚しておいた方がいいのではなかろうか。 そして、そのODAが一体何に使われているのかも。 さらにいえば、そうしたODAを強く主張していたのは、ほかでもな「平和」や「人権」が大事な「良心的」なメディアや知識人であったことも。 日本の「良心的」なメディアや知識人、政治家は、もはやチベットでの弾圧を、この映画のアメリカのように支援しているようなものだろう。 この映画のような果敢なジャーナリストはいなくなってしまったのだろうか。 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-18 22:52:12) |
30.戦争の悲惨さ、アメリカの愚かさが良くわかる映画。基になっている実話が良かったのだと思うが、骨太であり、かつストーリーの起伏、テンポもよく最後まで緊張感をもって鑑賞できた。 |
29.いつになったらアメリカは変われるのでしょうか? 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-24 04:05:48) |
28.オリヴァー・ストーンって人はどうしてこんな映画を作ることができるのだろうか。序盤の虐殺現場、中盤の集団強姦シーン、後半のゲリラ戦。全てが凄いです。何をされようが、エルサルバドルから離れようとしない、見た目は頼りない感じがしても、やるときゃ死んででも戦場に立ち向かうという役柄を演じたジェームズ・ウッズやどことなくトム・ハンクスの若かりし頃に似てるような感じのするジェームズ・ベルーシ、脇役陣の演技も素晴らしいです。強姦シーンは迫力が強すぎて、引いてしまうぐらいなんだけどそれが戦場と考えると、怖いです。アメリカ合衆国を痛烈に批判し、大人子供容赦なしに死んでいく戦争っていうものをうまぁ~く描いていると思います。ラストも決してハッピー・エンドにならないところも、彼らしい。 |
27.《ネタバレ》 自分の知らないところで、同じような事が起きていると思われるのですが、命がけでジャーナリストが伝えた内容をリアルタイムでは知ろうとせずに、映画になって初めて知ることが多いのが恥ずかしいですね。どちらかと言うと私は自分と直接的に関係がないと無関心な人種の典型なのでしょう。 DVD特典のボリュームがあり楽しめました、裏話とか面白かったです。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-23 19:21:08) |