11.《ネタバレ》 今作のような、屈折して、歪んで、捩れた映画は好きです。型にはまらないパワーを感じます。ハリウッドでは作れない、日本ならではの映画だと思います。でも、最後にこれまた日本映画ならではの、よろしくない側面がモロに出ています。たくさん問題を提起しておいて、観念だけで締めてしまう。高校時代の心情に戻って投げた、打った、で終わっちゃイカンでしょう。観る人をないがしろにした自己満足を感じます。乗り遅れた青春の想いを金属バットの素振りに込め、今日まで毎日1000回バットを振り続けてきたのなら、ちゃんと今日的現実の中で何かに帰結させて答えを出すのが製作サイドの責任だと思いますよ。大学サークルの自主制作映画じゃないんだから。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-07-20 02:16:08) (良:1票) |
10.俯きがちな主人公が振り続けているバットの風を切る音が耳を離れない。巨乳の可愛い子ちゃんがボンネットの上で叫び、吐き出したゲロがフロントガラスを流れていく画が頭から離れない。元エースと主人公の最後の台詞の掛け合い「俺、どうだった」「やっぱりエースだった」がかっこよくて仕方ない。他の世界から切り離されたどこか異空間のようなリアリティーのない街で、三人の男女が我武者羅に生きていた。泥臭くて最低で、情けなくて不真面目で、だけど彼らは生き生きしていた。自由に生きようとしていて、それでも自由になれなくて、もがきながら生きているその姿があまりにも必死で、抱きしめたいほど愛しく思った。生きている、そのことがもはや葛藤のようだった。その苦しさが分かる筈がないのに分かった気になったのは、やっぱり彼らが我武者羅に叫びながら生きていたからだと思う。がんばって欲しいと願ってやまない。 【ボビー】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-10 01:08:45) (良:1票) |
9.竹原ピストルさんが好き。圧倒的な声量と突きつけてくるような歌詞。それでいてナイーブ。そんな彼の10年前の姿を拝めたのは収穫でしたが、…。しかし エンディングテーマ「ならば、友よ」がまた良いだけに、本編中の焦燥感に駆られた彼の表情がツライ。いやいや、こういう(映画の)現場にも立ち続けてきたから、今のピストルさんがいるんだと思いますよ。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-07-09 07:26:51) |
8.まあ、邦画特有のリアリティのない演技・設定と「そんなヤツいねーよ」的な人物描写ですね。深夜に何も考えずにポケ~っとテレビで見るのにはいいのかも。わざわざ時間をつくって金を払って見る映画ではないのは確か。邦画のレベルとしてはこんなもの。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-03-26 19:04:55) |
7.《ネタバレ》 とにかく鬱屈した内容と、鬱屈とした登場人物で、 何を描きたいのかが、今一つピンと来ない作品。 青春を謳歌しないと、こんな鬱屈とした人生を送ることになるんだぜ、なんてメッセージがあるのでしょうか? ないのかな?感覚だけで作ったストーリーと言い切られてしまえばそれまでだろうし。 坂井真紀はキャラ的に違和感はなかったが、「巨乳」というキーワードから、どうにもイメージできない女優なので、他の女優で良かったのではないのだろうか?と思った。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-03-25 22:38:33) |
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【黒ネコ】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-03-24 08:32:41) |
5.地元で土曜の深夜にテレビにて放送しだしたのにたまたま遭遇。で、最後まで観てしまった。正直、主演の方以外は話も役者もとりいって目新しくないものだった(坂井さんはなかなか合ってたな)。が、なんだか気になって最後まで見てしまったという事はつまらなくは無かったのだろう。でも、、、来年には記憶から消えていそうな、、、私にはそんな映画でした。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-03-24 04:21:04) |
4.《ネタバレ》 なんか素人っぽい映画です。北野武っぽいというか。BGMがなくて、へんな間が多い。 出てくる人物の行動はハチャメチャ。でも妙に納得できてしまう、おもしろかった。 【ピチクン】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-04 21:16:51) |
3.登場人物のほとんどが同情する余地もないゴミ野郎の犯罪者ばかりで全く同情も共感もできないし(それが狙い?)、展開もグダグダ、映像も適当。ボーカリストとは思えないほど華も個性もない竹原氏と、それをとりまく他のキャストとのバランスが悪い。赤犬の音楽と野狐禅の歌は良い。坂井真紀の(偽)巨乳を楽しめる一本。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-05-26 14:21:37) |
2.《ネタバレ》 脚本は洗練されているとは言い難く、どのキャラクターも褒められません。主人公は金属バットを振り回して強盗を働き、アル中女の傍若無人ぶりは酷いものです。そんな2人が海まで行って、花火をやって楽しかった?「なんじゃそりゃ」な内容です。でも描かれている心の動きには、リアリティがありました。行動は支持できなくても、感じるものがありました。「青春」という言葉を辞書で引くと、「夢や希望に満ち活力に溢れる若い時代を人生の春にたとえたもの」とあります。若さはエネルギー。夢に対してムキになれます。それは直進する力。イメージ的には将棋の香車でしょうか。上手く機能したときの威力は絶大です。壁をぶち破る力を秘めています。でも頭に歩を打たれただけで、身動きが取れなくなることもあります。主人公も警官もアル中女もこの状態と言えましょう。金縛り。もちろん誰もこのままでいいなんて思っていません。でもどうにもなりません。否応もなしに、過ぎてゆく貴重な時間。だから焦るのです。警官は「どうだっていいよ」と自分を誤魔化し、男は闇雲にバットを振り続け、女は酒に逃げるという構図。行為の違いこそあれ皆同じです。不器用なんだと思います。そして根が真面目だから、こうなってしまうのだとも思います。迷惑な奴らだとは思いつつも憎めないのはこのため。3人の出会いと再会は、視点を変える良いチャンスでした。滅茶苦茶だけど、とりあえず動き出しました。動けば視界が開けてくるはずです。次の一手を思いつくのは、そんなに先のことじゃない気がしました。だって、彼らの青春はまだ終わっていないのですもの。それにしても、坂井真紀のダメ女ぶりは素晴らしかったです。マイナーな声がたまりません。巨乳ならぬ虚乳に、女優魂をみました。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 18:30:23) |
1.主演の竹原ピストル(ちょっと雨上がりの蛍原似)が良い味出してます。言ってしまえば、大人になり切れないオトナのモラトリアム的青春映画と、言えなくもないのだけれど、自称ベーブ・ルースの予言(?)を信じて無骨に素振りを続ける主人公にちょっぴり感情移入しました。ところで、坂井真紀のあのおちちは、どんな特殊効果を使っているのだろう(まさか自前ではあるまいに)。 【ぐるぐる】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-05-17 19:17:07) |