一瞬の夢のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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一瞬の夢

[イッシュンノユメ]
Pickpocket
(小武/Xiao Wu)
1997年上映時間:108分
平均点:5.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-12-25)
ドラマ
新規登録(2008-10-07)【ご自由さん】さん
タイトル情報更新(2023-06-29)【にじばぶ】さん
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監督ジャ・ジャンクー
脚本ジャ・ジャンクー
撮影ユー・リクウァイ
製作ジャ・ジャンクー
配給ビターズ・エンド
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【クチコミ・感想】

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3.定職を持たずスリで生計を立て、女性に対しても奥手で、それでいて言動はツッパッている。
コンプレックスを抱え、人生の目標や明確な生き甲斐を見出せていない迷える若者像(外見は若者っぽくないが)が、本作の主人公ウーである。

器用に生きてきた人間には決して共感はできないだろう。
ウーは、長い目で人生をみることができていない。
それでいて、どこかで刺激を求めているし、カラオケバーで出会った女性には、一応恋心みたいなものを持ちはする。
しかし、そんなフラフラした男に、女性は魅力を感じるはずもなく、それは“一瞬の夢”と終り、失恋することになる。

自分の20代の頃の苦しみを思い出すようで、観ていると辛いが、その分、強烈に感情移入できた。
何かが満ち足りていないからこそ、女性にのめりこむが、満ち足りていないプラプラ人間だから、相手にされず、逃げられる。
それで余計にふさぎこむ・・・

このような負のスパイラル、苦悩の青春の日々に立たされているウーを、本作は淡々と冷淡に客観的にカメラに捉えているが、物語の最後も何も救済は行われず、突き放した形で、本作は幕を閉じる。
作品としては救いがないが、アメリカ映画のように短絡的なハッピーエンドやバッドエンドにするよりは、数段マシである。
青春の一時期を切り取ったような作品だから、そんな短時間で結論めいたものは出なくて当然で、むしろその方が自然でリアリティがある。

ところで、カラオケバーのシーンで、室内の照明の影響で画面が赤くなる。
本作の監督ジャ・ジャンクーを、“キタノブルー”の北野武が見出したわけだが、このカラオケバーのシーンは、まさに“ジャジャンクーレッド”とでも命名したい様な映像で、北野武とジャ・ジャンクーという二人の監督の接点を見た気がした。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-30 22:24:15)
2.作り自体がとてもいい加減に思えるが、それを味と感じる人もいるのだろうか? しがないスリのお話で、急激に近代化する直前の中国の地方都市(?)が舞台。特に盛り上がりもなく、テーマも良く見えてこない。社会背景を描こうとしているようには思えなかった。ホントにつまらない主人公でしたよ。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-10-23 01:36:10)
1.このゆったりした会話、間 「長江哀歌」と同じ。ビデオカメラの感覚。各種の賞を受賞も私には・・。

ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-08 19:11:18)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
2133.33%
300.00%
400.00%
500.00%
6133.33%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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