63.《ネタバレ》 ヒッチコックの金髪美女好みは有名ですが、ジョーン・フォンテイン→イングリッド・バーグマン→グレース・ケリー(→ティッピ・ヘドレン)と続く“ブロンド”フルコースの中でも、グレース・ケリーだけは“別格”だと思いませんか? だって、『レベッカ』『断崖』のフォンテインも『白い恐怖』『汚名』『山羊座のもとに』のバーグマンも、いつもヒッチコックにいいようにいたぶられてビクビク怯えているのに……なのにグレース・ケリーときたら! ヒッチコック映画初主演の『ダイヤルMを廻せ!』では死の淵から救われて若い恋人とくっつき、『裏窓』では恋人(←今度はちょっと老けてるけど 笑)との関係の中で完全に主導権を握り、本編に至っては恋人(←やっぱり老けてるけど 爆)に自分の実母との同居まで認めさせちゃった!! なんちゅうエコ贔屓なんでございましょうね(呆)。このように考えると、『泥棒成金』はもはや映画ではなく、グレース・ケリー様に贈るヒッチコックの究極のラブレターだと言えるんじゃないでしょうか。もっとも、他人が見てこんなに楽しめるラブレターなんて、そうそうないと思うけどネ。 【Pewter All】さん 6点(2003-11-15 23:25:24) (良:1票)(笑:1票) |
62.《ネタバレ》 映画冒頭で豪華客船の模型を背景にキャストを紹介していたので、主演がケーリーグラントだし、「めぐり逢い」のようなロマンスにヒッチ調が加わるのかなと思い、観てました。でもその後、豪華客船は出てきませんでしたね(笑) 今回の美人さんはグレースケリー。グレースケリーがキャットだったら面白いなぁと思ってましたが、さすがに彼女にアクションをさせるほど、ヒッチコックは鬼ではなかったね。しかしこの映画でなんといっても名場面は、無関心を装った彼女が、部屋に入る前にいきなりケーリーグラントに熱いキスをするというシーン。男なら「おぉ!?」と思ってしまうだろうなぁ。 内容はというと、主人公が泥棒成金なので、感情移入がいまいちできなかった本作。サスペンスとは善人が窮地に陥るから成立するもんなのだなぁとしみじみ実感しました。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2017-09-11 11:29:07) (良:1票) |
61.映画のイイところの一つに、ほんの2時間かそこらで別世界へトリップできる、っていうのがあります。この映画の南仏の風景、暮らし、リゾート気分、ステキやね~ほわわ~ってカンジ(タイトルバックからしてフランスへの旅を謳ってますしね)。異国情緒たっぷりな世界を彩りにグレース・ケリーがカッコよく描かれてて、あー、この映画ってば、コレのためだけにあるようなものなんだねぇ、って。カーチェイスもなんとなくのどかだし、犯人がワリと早くから読めちゃうような程度のサスペンスだけれども、ヘンにタイトなサスペンスやバイオレンスが展開しても、せっかくのリゾート気分が汚れちゃうだけですしね。グレースがケイリーの正体を追求するシーンですら2シーターのオープンカーに座って、海を見下ろす丘の上でお弁当(焼いたチキンに塩)広げて。1時間46分で南仏旅行気分を味わう映画でございました。ただ、卵にあんなコトしちゃいけません。美味しいのに、卵。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 01:25:14) (良:1票) |
60.何度観ても、グレース・ケリーの眩い美しさにばかりに、いつも目を奪われてしまうので、ストーリーはてんで記憶にございません。ところで、犯人って一体誰でしたっけ? 【なるせたろう】さん 10点(2003-12-16 18:17:18) (笑:1票) |
59.んー、なんかなぁー、、、、最後の屋根上のシーンはなかなかだつたけど、、、。どうでもいいけど主役のおっさん顔日焼けしすぎじゃありません?なんか黒こげパンみたいになってますよ。 【あろえりーな】さん 5点(2003-04-21 23:13:37) (笑:1票) |
58.全くヒッチコックらしくない映画でしたが、テクニカラー&ビスタビジョンで美しいヨーロッパの景色が鮮やかな色合いで堪能できる素敵な作品。シネスコと異なり圧縮されていないビスタビジョンは非常に美しく、70年ほど前の映画とは思えません。またWikiによるとヒッチコックとしては初のワイドスクリーン作品だったようで、車での長回しのシーンなども凝っていてとても美しく記録されています。 特筆すべきはダブル主演の「ケーリー・グラント」と「グレース・ケリー」のスーパーカップルがとにかく優雅で美しいということ。この甘美なカップルが美しいヨーロッパの景色を背景に華麗に振る舞う姿はまさに浮世離れした美しさで、スクリーンの中だけで繰り広げられる夢の世界に酔いしれることができる稀な作品です。 フランシス・ドッジの推理小説を原作にしているだけに話にも安定感があり、宝石が盗まれる過程や準備、謎にも破綻がありません。確かに21世紀の感覚で見てしまうと少々陳腐な部分もありますが、前述のケーリー・グラントとグレース・ケリーの圧倒的なスター性から陳腐さは些細なことのように思えてしまいます。また、彼らがランチデートでドライブするシーンの車のギミックも素晴らしく、到着した丘の上からモナコ市街が一望できるシーンは最高すぎました。鳥の足を食べた後にキスしたら鳥の味しかせんやろな~とか、、なぜ合成にしちゃったのかとか、、色々意味深なシーンです。有名な話ですが皮肉にもこの美しいシーンが撮影された付近でグレースケリーは車を運転中に亡くなっています。(脳梗塞&転落) ラストの対決が少々退屈しますが今の時代感覚で見てはいけません。真犯人もお決まりの展開ですが、本作はジャンル的には一応「サスペンス&コメディ&ロマンス」なので、結末としてはまあこんなものです。どちらかというとケリー嬢の圧倒的な美しさから「ロマンス」が一番強調されるべき部分ではないでしょうか。 本サイトのレビューでは低評価ですが、映画ファン、グレース・ケリーファンでしたら一度は見ておくべき名作です。後の大ヒットシリーズ「007ジェームズ・ボンド」にも多大な影響を与えたはずなので、007ファンも見て損のない作品です。(というか本作のほうがより007ぽいかも) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-03 11:54:19) |
57.《ネタバレ》 確かに他の方々がおっしゃる様にケイリー・グラントは黒光りしているね! ヒッチコックらしさがまるでない、言い換えればヒッチコックが新境地を開いた作品。 とにかくテクニカラーが綺麗で、他ではあまり見たことのない映像美。 最初から最後まで退屈感がつきまとい、ラストの屋根の上での新旧キャット対決で少しだけ見せ場アリ。 正直、イマイチ感は拭えない内容。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-26 22:15:21) |
56.《ネタバレ》 -To Catch a Thief- “泥棒を捕まえろ” 美しい南仏海岸を舞台に繰り広げられるラブロマンス。ヒッチコック監督初のワイドスクリーン作品とのことで、この時代にしては中々スピード感のあるカーチェイス(空撮の長回し)に生かされていたと思う。セット撮影の印象が強いヒッチコック作品にしては、ロケも多かったように思う。お気に入りのグレースを使って南仏ロケに繰り出すのが目的か。 フランセスが部屋に入る直前、いきなりロビーにキスする唐突さ。この時代の映画の特徴とも言えるけど、ヒロインが主人公に恋に落ちる理由が描かれない。というかヒロインなんだから主人公を愛するのは当たり前。という事だろうか。恋愛の駆け引きに時間を割かないのと、この時代の女性にしては(男に都合よく)積極的かも知れない。 フランセスとブリジットの火花パチパチの言い争いは結構ドキドキする。ヒッチコック、グレースに対し面白くない思いでもあったんだろうか。いやいや原作アリの作品みたいだし、予定通りの言い争いだったんだろう。 若い二人の女優も魅力的だけど、ジェシー・ロイス・ランディス演じるママがサッパリした性格で良い味出してる。北北西のママ役も良かったけど。 カーチェイス。海外ロケ。殺人事件じゃない。サスペンスでもない。当時のヒッチコックが、普段やらないことに挑戦した作品の一つだとも言えるので、コレはコレで観る価値はあるかも。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-06-12 21:17:45) |
55.展開、演出、演技、何れもパッとしません。ヒッチコックらしさも微塵も感じられない。(出演シーンは何時になくハッキリと分かるものでしたが)イーディス・ヘッドの仕事ぶりが印象深く、イマイチなお顔(ごめんなさい)のグレース・ケリーが輝いておりました。 |
54.《ネタバレ》 結構辛いコメントが多い作品ですが、私はそこそこ楽しめました。この映画は、おそらく本格的なサスペンス要素を求めるのでは無く、舞台のニースの美しさ、グレース・ケリーなど豪華なキャスト、そしてコメディタッチかつ男女関係に重点を置いた演出など、全体的に贅沢で艶やかな雰囲気や、軽妙なノリを楽しむ映画なのかもしれない、と私は思いました。軽い気分で見た方がむしろ楽しめると思いました。 ストーリー的には多少矛盾も感じましたが、あまり難しいことを言わない方がいいのかな?とも思いました。 (と言いつつ書きますが↓。完全にネタバレです。) ○「あれ??」と思ったところ【ネタバレ】 ・往年の宝石泥棒である主人公(ケーリー・グラント)に興味津々で盛んに誘惑するにも関わらず、母親の宝石が盗まれたと知った途端に掌を返したかのように主人公を責め立てるグレース・ケリー。主人公が数々の事件の犯人だと確信していた筈では? ・保険屋はなぜ主人公に協力したのか。保険金の支払いという被害を被っており利害が一致するとはいえ、昔の仲間からすらも疑われている主人公を本当に信用するだろうか? ・なぜ「あの人」は主人公を陥れようとしているにも関わらず、保険屋という協力者を紹介したのか。 その他、強引に事件を終結させようとする警察や、主人公に送られる「メモ」も合点がいかないものでした。 とはいえ、上述のように贅沢な雰囲気が楽しめるこの映画が、私は好きです。 【wayfarer】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-11-25 20:46:22) |
|
53.ケイリー・グラントさん大奮闘なんですが、泥棒だったお金持ちですから・・・ こちらの気持ちとしては、あんまり同情しない。 ゆったりした作品のテンポとも相まって、盛り上がりに欠ける印象でした。 見どころはグレース・ケリーさんのまばゆさでしょう。 豪華衣装と品ある立ち振る舞いは、さすがだなと納得。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-04-21 21:07:18) |
52.《ネタバレ》 グレースケリーの映画。気品があり、美しい。ただ、裏窓の方が良い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-16 05:29:45) |
51.グレース・ケリーってそんなに美人か? なんだかオバサンっぽいんだけど。とちらかといえば現象学でおなじみフッサールの娘さんのほうが魅力的でした。感想はそれくらいですかねぇ…。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-07-01 01:07:30) |
50.何気なくやってくる警察からするりと抜け出す冒頭部はなかなか魅力的なのに、そこからスリルがまったく持続しないのです。全般的にみんなのんびりしてて、追われてる感とか、これをしないといけない感みたいなものが感じられません。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-05-18 00:55:09) |
49.ヒッチコック映画としては不満が残る映画。そもそも警察が来たからと言って逃げ回るようでは疑われても仕方がないし、自らが真犯人を捕まえなければという設定も得策には思えない。見所はグレイス・ケリーの美貌のみならず美しい南フランスの風景、仮装パーティの豪華衣装か。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-11-11 19:31:02) |
48.《ネタバレ》 ストーリーは、繋がってはいるけども面白さという点においてはまずまずといった所でしょうか。 それよりも、フランセスを演じるグレース・ケリーの登場シーンに物申したい。 まず登場するまでが長く、だいぶ焦らされた後にやっと出てきたと思ったら母親のオマケのような人物設定に見えてしまっていることに失望させられてしまいました。 母親と一緒だから自然と必要以上に若々しさが前面に出てしまうだけでなく、主演女優らしく煌びやかに撮ろうとするカメラワークが見られることもないため、ここはちょっといただけないと思います。 しばらくして彼女が別れ際にキスをするシーンでようやく存在感が出てきた印象ですが、いきなりの唐突な行動にも辟易してしまい、やはり「裏窓」を観た事のある自分としてはここの一連の登場シーンはかなり微妙な所です。 また、男二人が市場の中を逃走しているとき、大量の花の中に飛び込んで花屋のおばちゃんにメチャクチャに怒られる場面がありますが、コメディなら良いシーンになりそうなところ、こういったシリアスな場面で見るとなると変な風に見えてしまうのは、やはり作り手のセンスの問題という気がします。 ビーチで懸垂をする怪しげな男も肩透かしに終わったし、花火とキスシーンのクロスもかえって興醒めな演出。最後も最後で、主犯が分かっても姿を現さないまま幕を下ろしてしまうシナリオも不備があると言えるでしょう。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-02-09 12:01:57) |
47.ヒッチコックファンには不評な本作ですが、「ヒッチコックの作品」として見なければ普通に面白い作品だと思うのですけど。「シャレード」が好きな私にはヒッチコックのコメディタッチや「めまい」を思い出す凄いカーチェイス等かなり楽しめました。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-25 12:57:46) |
46.《ネタバレ》 ヒッチコックらしくないと思ったのが第一印象、もうちょっとストーリーの緊迫感が欲しいところ。ゲーリー・グラントの渋さと、グレース・ケリーの美しさ。そして、仏頂面の監督に6点。 【min】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-20 20:49:39) |
45.《ネタバレ》 代わりの代わりの代わりの・・・であることが、終盤で一挙に判明する。父親の義足の代わりを行う娘、つまり男の代わりに女の犯行、さらに黒幕の代わりの実動部隊、そして、ほんとうに面白いハナシ(主人公が犯人)の代わりに万人受けする(犯人は別に居るという、客体化の)結末。ずっと、ひょっとしたら主人公が犯人かと観客は思い続け、これこそがミステリー要素を兼備したサスペンス(宙吊り)そのものである、ラストで「ぶら下がる」(suspend)犯人なんかよりも。フィルム・ノワールふうに黒を強調した夜のシーンが美しい。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-16 13:03:17) |
44.サスペンスというよりは、ややコメディータッチの娯楽作という印象の作品。 ケイリー・グラントの外見は何となく007に見えるし、内容はちょっとルパンに似ていて、 とても取っつき易く、映像もきれいなのだが、ストーリー自体はそれほど面白くないです。 グレース・ケリーの美しさを、ずっと鑑賞していた映画だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-03 07:40:35) |