ア・フュー・グッドメンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ア・フュー・グッドメン

[アフューグッドメン]
A Few Good Men
1992年上映時間:137分
平均点:6.85 / 10(Review 125人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-02-20)
ドラマ法廷もの犯罪ものミステリー戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-21)【TOSHI】さん
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監督ロブ・ライナー
助監督フランク・キャプラ三世
キャストトム・クルーズ(男優)ダニエル・キャフィ中尉
ジャック・ニコルソン(男優)ネイサン・R・ジェセップ大佐
デミ・ムーア(女優)ジョアン・ギャロウェイ少佐
ケヴィン・ベーコン(男優)ジャック・ロス大尉
キーファー・サザーランド(男優)ジョン・ケンドリック中尉
ケヴィン・ポラック(男優)サム・ワインバーグ中尉
ジェームズ・マーシャル(男優)ローデン・ダウニー一等兵
J・T・ウォルシュ(男優)マシュー・アンドリュー・マーキンソン中佐
クリストファー・ゲスト(男優)ストーン軍医
J・A・プレストン(男優)ジュリアス・アレクサンダー・ランドルフ判事
マット・クレイヴン(男優)デイヴ・スプラドリング中尉
ウォルフガング・ボディソン(男優)ハロルド・W・ドーソン兵長
ザンダー・バークレイ(男優)ウィテカー大尉
ノア・ワイリー(男優)ジェフリー・バーンズ伍長
キューバ・グッディング・Jr(男優)カール・ハマカー伍長
アーロン・ソーキン(男優)バーの男
鈴置洋孝ダニエル・キャフィ中尉(日本語吹き替え版)
小林清志ネイサン・R・ジェセップ大佐(日本語吹き替え版)
高島雅羅ジョアン・ギャロウェイ少佐(日本語吹き替え版)
大塚芳忠ジャック・ロス大尉(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ジョン・ケンドリック中尉(日本語吹き替え版)
牛山茂サム・ワインバーグ中尉(日本語吹き替え版)
高宮俊介ローデン・ダウニー一等兵(日本語吹き替え版)
池田勝マシュー・アンドリュー・マーキンソン中佐(日本語吹き替え版)
有本欽隆ストーン軍医(日本語吹き替え版)
藤本譲ジュリアス・アレクサンダー・ランドルフ判事(日本語吹き替え版)
秋元羊介デイヴ・スプラドリング中尉(日本語吹き替え版)
星野充昭ハロルド・W・ドーソン兵長(日本語吹き替え版)
田原アルノウィテカー大尉(日本語吹き替え版)
辻親八カール・ハマカー伍長(日本語吹き替え版)
藤原啓治ウィリアム・T・サンティアゴ一等兵(日本語吹き替え版)
小関一(日本語吹き替え版)
納谷六朗(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
小室正幸(日本語吹き替え版)
堀越真己(日本語吹き替え版)
原作アーロン・ソーキン(原作戯曲)
脚本アーロン・ソーキン
音楽マーク・シェイマン
作曲ジョン・フィリップ・スーザ“The Stars and Stripes Forever”(ノンクレジット)
編曲マーク・マッケンジー
挿入曲UB40"All I Want To Do"
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
ジェームズ・ミューロー(ステディカムカメラ・オペレーター)
ゲイリー・B・キッブ(第二班撮影監督)
製作デヴィッド・ブラウン〔製作・1916年生〕
アンドリュー・シェインマン
ロブ・ライナー
スティーヴ・ニコライデス(共同製作)
ジェフリー・ストット(共同製作)
コロムビア・ピクチャーズ
ニュー・ライン・シネマ
製作総指揮ウィリアム・S・ギルモア
制作東北新社(日本語吹き替え版)
特撮ジョン・E・サリヴァン〔特撮〕(マット・ショット)
美術J・マイケル・リヴァ(プロダクション・デザイン)
衣装グロリア・グレシャム
編集ロバート・レイトン〔編集〕
録音ケヴィン・オコンネル[録音]
チャールズ・L・キャンベル
字幕翻訳菊地浩司
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版)
その他スティーヴ・ニコライデス(プロダクション・マネージャー)
ウォルター・ヒル(サンクス)
ハスケル・ウェクスラー(サンクス)
ジャネット・ハーシェンソン(キャスティング)
ジェーン・ジェンキンス(キャスティング)
あらすじ
ジョアン・ギャロウェイ少佐(ムーア)は世界各地に点在する米軍基地関連の紛争を解決する軍隊所属の女性弁護士だ。キューバの米軍基地内で起きた殺人事件の被告の弁護を命じられ、事件に複雑な裏があると感じたジョアンはハーバード法律大学院卒のお坊ちゃん弁護士ダニエル・キャフィ中尉(クルーズ)を弁護チームに加える。調査が進むにつれ、事件の鍵を握るらしいジェセップ大佐(ニコルソン)と軍隊内部での犯罪を断罪して国益を守ろうとする法律家ジャック・ロス大尉(ベーコン)との対立が明確になっていく。
ネタバレは禁止していませんので
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125.冒頭の規律正しい動きの美しさと気味悪さで、すでに作品の雰囲気が決まる。「軍はもうキューバを撤退するよ」というジョークを何の疑いもなく打電に行きかける兵士のエピソードなどでも「軍隊」を垣間見せる。ほかにも正装して自殺する軍人や、無罪になったのに除隊処分される兵士など、軍隊というものをじっくり観察していく演出。殺された兵士の視点に密着させなかったことで(邦画だったら彼の側にもっと情緒的につくだろう)、乾いたトーンが出た。殺した側の弁護でスタートさせるとこが憎い。T・クルーズが成長していくときのD・ムーアの役割りは、恋人というより正義の女神みたいなもん。前半は旗を振り、後半は後押しをする。キューバでJ・ニコルソンがテーブルで若造をコケにするあたりの「常軌を逸した社会での権力者」って感じが、やはりうまい。人間関係の調節などにまったく気にせずにやってこられた男とその環境。その尊大さ・横柄さだけなら、たぶんM・ブランドのほうが一つ上だろうが、その興奮しやすさ・馬鹿さもくるめて「軍人」という人種を嬉々として演じるとなると、ニコルソンだ。アメリカ映画でいいのは「超人」の正義でなく「僕たちの勇気」によって光りだす正義を描くとこ。法廷もの映画が流行る国には、それなりに正義を追求してきた歴史がある。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-11-23 12:48:29)(良:2票)
124. 豪華キャストと軍事法廷シーンは90年代作品では見応えのある方かな。売れっ子トム・クルーズも色々出てるけど、コレが一番マシ。ただ、あの結末は拍子抜けした。あんな若造の挑発に引っかかるなよ、ニコルスン…!ブレイクにはまだ程遠いキューバ・グッティング・Jrが黒人兵役で出てたナ~。ロブ・ライナーはとっつぁん(寒いコメディアンのカール・ライナー)の後を継がないで大正解!
へちょちょさん 7点(2003-01-02 16:18:44)(良:1票)
123.《ネタバレ》 “(The Marines Are Looking For )A Few Good Men”『若干名の精鋭(を海兵隊は求めています)』。海兵隊員募集の広告キャッチコピーだそうです。興味深いのは舞台となるグァンタナモ米軍基地。ここはアメリカの仮想敵国のキューバの領地で、アメリカがキューバから何十年も、ず~っと借りてる土地なんですね。ここはアメリカ領じゃないので、この地で起きた事件にはアメリカの法律が適用しにくい、いわゆるグレーゾーンだったようです。

アメリカ4軍の中でも特に高い戦闘能力が要求される海兵隊員。その中で精鋭とは言えないサンディアゴ。除隊ではなく転属を願い出た彼は、転属の条件・取引として、ドーソンによる発砲事件の証言がありました。…その脅迫紛いの提案が、良くなかったのかなぁ?そんなサンディアゴに大佐がコードRを指示し、実行したのは、基地の置かれている状況を考えると、必ずしも間違った解決策とは言い切れないんでしょうね。私はイヤだけど、彼も自分は精鋭ですよ!って応募した訳ですから。
よりによってグァンタナモは、少なくとも平常時のアメリカのルールをそのまま持って来て当てはめられるエリアとは言えません。誰にとっても運が悪かったですね。

そんな特殊な環境の説明が、映画にキチンと反映されていたとは言いきれない気がします。イジメ、体罰、発砲事件はどの基地でも起きるでしょうが、コードRが今でも、水面下ではなく大佐からの命令として続いているという部分が、他の在留基地との大きな違いなんだけど、単なるローカル・ルール程度の印象だったように思えます。
法廷モノとしてとても観ごたえがありました。クローゼットの服から活路を見い出す着眼点。法廷に当時の整備兵を入れるブラフ。大佐を追い詰め自供させる展開は映画らしくスカッとします。一方で発砲事件の隠蔽のためにドーソンがサンディアゴを毒殺した…なんてシナリオを被せられ、証拠隠滅とデッチ上げで軍に生贄にされたのに、元隊復帰を切望していた被告2人の判決が、とても不憫に思えました。でも仲間が死んでるしなぁ…
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったトムとデミ。2人が共演してるのに、恋愛模様に発展しないのも、意外と言えば意外でしたね。イチャイチャしないぶん、シナリオに集中出来ました。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 7点(2024-05-22 00:35:42)
122.見る者の集中力をとぎらせない完璧なエンタメ作品として仕上がっていると思いました。
法廷物としても楽しめますが、実際の法廷をどの程度リアルに反映させているのかは分からないということは肝に銘じなければならないと自戒しています。あくまで映画であることは踏まえなければと。日本を舞台にした法廷物は100%作り物なわけですから。私が不勉強なだけなのですが、何方かこの点についてご教授いただければ幸いです。
正義とは何かというテーマは良いのですが、判決は辻褄が合っているのでしょうか?。命令に従ってのことなので、軍の規律を乱しているようには思えません。暴行過失致死が順当ではないかなあと。
追い詰められた途端に驚異的なひらめきを見せるトム・クルーズにはアイドル性しか感じられないのが残念です(これまでもそういう評価していませんでしたけど)。ジャック・ニコルソンに往年の不気味な存在感が薄れているのも残念。主役に据えれば重厚な存在感を出せそうなのにもったいない使い方をするなあと。むしろ、補佐役のケヴィン・ポラックのただそこにいるだけで醸し出す穏やかな存在感が目を引きましたが、映画界ではさほど高い評価を得ていないようですね。個人的に脇役が好みなのかもしれません。
傲霜さん [地上波(字幕)] 9点(2024-05-01 12:31:04)
121.《ネタバレ》 楽しめた。
終盤の法廷シーンは圧巻。
キャフィの追求にデジャヴを覚えるのは「コロンボ」流手法。
犯人のプライドの高さや激昂する性格を利用して思わず自白させる畳みかけ、また証人の価値のない地上係員(当時の事は覚えていなかった)を呼びプレッシャーをかけるハッタリや翌早朝出発予定のサンティアゴの部屋には荷造りの痕跡が全く無かったことに着眼するのもコロンボ的で面白かった。
yoroshikuさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-04-18 16:35:39)
120.《ネタバレ》 それにつけても、80年代~90年代のトム・クルーズの目覚ましいキャリアアップには目を見張るものがあります。ポール・ニューマンやダスティン・ホフマンなど大物俳優と共演してはたまたキューブリックの遺作にまで主演、そしてついにと言うかジャック・ニコルソンと堂々と張り合うことに。この頃のトム・クルーズは初期のチンピラ感のあるキャラから独特のオーラを持って演じられる演技力を高めていた時期でもあり、本作でもその力量を示し始めていたんじゃないでしょうか。 お話し自体はハリウッド映画お得意の法廷ドラマという感じでしたが、我々日本人には縁遠い軍事法廷の様子が観れて興味深かったです。ちょっと衝撃だったのは、弁護側と検事が被告人のいない場で、まるでポーカーの駆け引きみたいに取引して判決の落としどころを決めようとするところで、これは民間の裁判でも同じような米国の刑事訴訟の実態なんでしょうね。ボンボン育ちでいい加減な法務士官トム・クルーズがだんだんと真剣になってゆくのは定石通りといったところですけど、さすがにジャック・ニコルソンを証人として出廷させての最終弁論は迫力がありました。被告の二人の兵士が無罪を勝ち取っても海兵隊を不名誉除隊させられるのは、やはり俗に言う“軍の威信”というやつなんでしょう。そこで改めて観る者に「これは軍事法廷だった」と再認識させるわけです。 まあそれなりにカタルシスは与えてくれるストーリーでが、もちろんフィクションなのは承知ですけど、同じ軍事法廷でも『オフィサー・アンド・スパイ』の史実通りのドレフュス裁判とはえらい違いでした。米国では裁判でも、善悪・勝ち負けをはっきり見せるストーリーじゃないとウケないんでしょうね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-08-24 23:42:19)
119.終盤の迫力ある法廷劇。それでもなぜか気楽に観られる感じの映画。
simpleさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-06-28 17:07:11)
118.《ネタバレ》 細かいところを気にせず観たら楽しめると思います。それぞれの立場での正義のせめぎ合いが面白い。ジャックニコルソンの存在感が大きいですね。当たり前だけど皆若い、28年前ですもんね。90年代は割と最近なイメージがあるんだけど自分も年取ったという事か。。。。。。。。。
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 7点(2020-04-09 16:28:05)
117.《ネタバレ》 公開時に劇場で観て以来の再見でした。主人公はモチロン今より若いのですが、今と大きくは変わらないことが複雑に響きましたな。トム君とは同年生まれなもので(笑)。
ジャック・ニコルソンとトム・クルーズの共演。それだけで映画好きには意義のある作品だなと思いました。(もしかして共演って本作だけ?)
「ひと握りの良い人」ってタイトルですが、これは誰を指した言葉なのでしょう。本作では悪役扱いのニコルソン大佐ですが、ああいう覇権国家の国防を担うなら、こんな人じゃないと務まらない気もするのです。まぁ、立場に驕って間違ったことはやったのは確かだけど一概に悪人と云う気分にならない私です。
で、本作の「良い人」って誰? 一人もいないような気がするのですけど。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 5点(2017-12-20 00:44:21)
116.《ネタバレ》 初めて観た時はずいぶんと面白く感じましたが、改めて観るとそこそこ普通の法廷物かなといった感じです。法廷でのシーンが証拠の有無ではなく証言の矛盾を突くといったところに力点が置かれているからでしょうか。どっちに転んでてもおかしくはない裁判でした。そういう意味では誠実に弁護士を務める少し良い人なのかも知れません。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-16 11:29:42)
115.なかなかの社会派ドラマだった。ジャックニコルソンの最後の一言までの過程に違和感はあるけど、しっかり最後まで判決の行方が気になる展開になっている。
nojiさん [映画館(字幕)] 7点(2016-07-09 20:35:37)
114.《ネタバレ》 トム・クルーズがハーバード卒の有能弁護士らしく見えませんでしたが、感情移入しやすいストーリーで法廷シーンにも緊張感がありなかなか面白い映画でした。ただ、事件の真相を知る失踪中の中佐が突然現れてあっという間に自殺してしまったり、ラストで事件の鍵を握る司令官が主人公の挑発にやすやすと引っ掛かってしまうお手軽な展開がちょっと物足りなかったです。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-09 18:40:31)
113.なんだか90年代のトレンディドラマを見ている感じ(トレンディドラマがこの映画を真似たのか?)。けっこう重いテーマのはずなのに、どこまでも軽くトム・クルーズ推し。最初はチャラく登場し、適度な試練を与えて絶叫させ、最後に晴れ舞台を用意するあたりは、まさにトレンディの“王道”です。肝心の法廷劇も、理詰めの検証をすっ飛ばして敵失(舌禍)待ちの様相。どこまでもチャラいです。若き日のJ.バウワーとカーター先生を見れたので、よしとしますか。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-04 13:27:22)
112.ラストが良かった。役者が豪華。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-28 07:26:47)
111.展開に意外性はありませんが、堅実かつ丁寧に作られており、そこそこの出来だと思います。
Kさん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-01 15:50:47)
110.《ネタバレ》 ブラッド・ピットやキアヌ・リーブスが世界的な人気を獲得する以前、ハリウッドはトム・クルーズのものでした。90年代前半のトムはまさに絶頂期にあり、派手な見せ場のない本作も、アメリカ国内だけで1億3千万ドル(2013年現在の貨幣価値に換算して2億5千万ドル)という規格外の大ヒットとなりました。さらには、アカデミー作品賞ノミネートというオマケまでくっつき、このジャンルの映画としてはかつてない大成功を収めた作品となったのです。。。
上記の通りビジネス面では大ホームランだった本作ですが、トム様の全盛期も今は昔、現在の目で見ると、それほど高評価を受けるような映画ではないというのが率直な印象です。頭は良いがグータラな男と、地味だが真面目一直線の女、そして家庭を愛する地味な男がチームを組んで巨悪に立ち向かうという構図は面白いものの、重要な場面は必ずと言っていいほどトム様の独壇場で、チーム戦としての面白さがまったく追求されていません。劇中、やたらと野球の話が出てくるのでチームワークを描いた映画になるのだろうと思っていたのですが、それは私の思い過ごしだったようです。さらには、彼らに対する悪人達のキャラ造形は非常に薄っぺら。ジャック・ニコルソンとキーファー・サザーランドというカリスマ的な俳優の力によって何とか帳尻は合っているものの、ここまで単純な悪人にはあまり面白みを感じませんでした。。。
本作の原作と脚本を書いたのは、後に『ソーシャル・ネットワーク』を手がけるアーロン・ソーキンです。ソーキン印の勢いある会話劇としてはよく出来ているのですが、証拠を追いかけながら真実に達するという法廷ものの醍醐味はほとんど追求されていません。事実や論理の積み重ねなどはなく、相手の手落ちを誘導する法廷での舌戦のみで話が進んでいき、知的興奮を求めると少なからず裏切られます。ジェセップ大佐が若造の仕掛けた罠にまんまと引っかかって罪を白状するクライマックスなんて、あまりに単純すぎて白けてしまいました。。。
とまぁ悪口を多く書きましたが、スタッフも役者も一流の映画なので、2時間はきっちり楽しめる娯楽作には仕上がっています。全盛期のトム・クルーズは本当にキラキラで、彼を見ているだけでもテンション上がるし。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-06-12 02:05:00)
109.《ネタバレ》  法廷ものとしては、捜査が少なく、証拠もあまり出てこないため、「法廷ものならではの面白さ」というのは、期待したほどではありませんでした。
 また、どう考えてもマシュー・マーキンソン中佐が自殺しちゃうのは強引です。そこまで思いつめる動機を本作中では見せてくれないので、ただ単にキャフィ達を困らせるための演出にしか見えないのが残念です。
 ただ、粗を探せば結構出てくる作品にも関わらず、何故かすっごい面白いんです。だから、見ているうちに粗なんかどーでもよくなってきます。
 ですので、素直に見て面白かったと言っちゃうタイプの映画でしょう。
 終盤、自分のクローゼットを見て荷造りしていないことに気付いたり、ラストの答弁で相手の矛盾をきれいについた上で逆上させる演出はかなり良かったと思います。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-05-24 23:52:24)
108.予想外に面白かった。トム・クルーズってどうなんだろ~と思ってたけど良かったです。しかしみんな若いなぁ~(笑)
イサオマンさん [地上波(吹替)] 7点(2013-01-19 20:38:29)
107.《ネタバレ》 えー、個人的に「この人出てればハズレなし」のジャック・ニコルソン(その他にはA・ホプキンス、G・ハックマンも、観ていて安心な人)。この人のいわばあくの強さで引っ張るっていうんですかね、もぅ最高な訳ですよ。本作ではあまり出番はなかったけど、最後に魅せてくれましたね~さすがの貫禄です。対して若さ全開のトム・クルーズ、92年公開ということもあってかなり若い(いまでも若々しいですけどね)ちょっと青臭いトムとひと癖もふた癖もありそうなジャックとの共演も何かすごく異色な組み合わせ感があって面白い、そこにデミ・ムーア始めとーっても豪華な出演者、、、ふ~お腹いっぱいですね(笑)。変な色恋沙汰もなく終始ドライで冷静な展開は、この監督さんならではなものであったのでしょうね。でも無難な感じもあってちょっと物足りないかな~ 総じてそんな印象でゴザイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-06 09:21:29)
106.数ある法廷モノの中でこの映画が言及されるとしたら、その固有性はジャック・ニコルソンと、「軍隊」という点にあるだろう。この映画は何から何まで軍隊づくめで、民間人なんてほとんど出てこない。中尉だの大佐だの上等兵だの出てきて、検察側から弁護人、陪審員から裁判官まで全て軍人。これが軍事法廷というなのだろうが、その異様さを予感させるオープニングが素晴らしかった。終始無難なカメラワーク、構図だったが、唯一「絵」として特筆すべきはオープニングの訓練シーンだろう。セリフはアーロン・ソーキンっぽくて特徴的。基本的にあっさりと進むので、意外なほど見所は少ないかもしれない。
Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-26 23:23:11)
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【点数情報】

Review人数 125人
平均点数 6.85点
000.00%
100.00%
210.80%
321.60%
432.40%
51411.20%
62923.20%
73427.20%
82923.20%
986.40%
1054.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.25点 Review4人
2 ストーリー評価 6.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review6人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャック・ニコルソン候補(ノミネート) 
音響賞ケヴィン・オコンネル[録音]候補(ノミネート) 
編集賞ロバート・レイトン〔編集〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1992年 50回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)トム・クルーズ候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャック・ニコルソン候補(ノミネート) 
監督賞ロブ・ライナー候補(ノミネート) 
脚本賞アーロン・ソーキン候補(ノミネート) 

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