10.《ネタバレ》 いや、アレなんです。
この歳でAKBを好きになってしまって前作を観たンです。
大島優子はマジすか学園で最高に光るモノを持ってたンです。(御意見無用)
で、テケテケに到達し、こんな瑣末なエリアにも足を踏み入れたワケなンです。
いや、前作の続きとかストーリー的にウンタラ言うのが本来の正しい映画の見方なンです。
でも、自分は大島優子演じる「大橋可奈」に感情移入してンです。
前作は正直、ンなに評価してねェーンです。
でも、この映画は「2(つまり本作)の可奈が死ぬまで」が凄ェ切ねェンです。
前作でアレになった可奈との生活のため、パートに向わねばならない母親と病院で別れ、無気力ながらも独りで岐路につこうとするンです。
けど、運命が嘲笑うのか、偶然なのか、それとも呪いなのか…
トラウマとなっている「赤」を現す信号のせいで、それを避けてしまい…
気が付いたらテケテケと出遭った呪われた場所に来てしまうンです。
そこで奴の予兆の風が吹くンです。その時の可奈の表情……切ねェンです。
全てを諦めた表情なンです。
テケテケに目の前で親戚のネーちゃんの川﨑真実(も可愛い)を殺されてから、奴を呼び寄せる「赤」を見ると泣き叫ぶようになった…でも、見方を変えりゃ、それって生きたいが故の無言の抵抗だったはずなンです。
けど、諦めた表情なンです。
何もかも諦めた表情なンです。
青春の中での恋愛も、蕩けるような快楽も、全て味わう事なく…
全てを諦めた表情で悲鳴もあげずに…逝ってしまうンです。
そこに残されたのは、病院で手渡された新しい処方箋だったンです。
それが「赤いセロファンに包まれた新しい処方箋」だったンです。
俺はその時、啼いてたンです。
そして、もっと大島優子が好きになってたンです。(←聞いてねーよ、笑)