2.《ネタバレ》 一流の殺し屋がターゲットと仲良くなっちゃうよくある話。
結構人が死んじゃうサスペンスコメディ。どちらかと言えばコメディ寄り。それもブラックユーモア満載のコメディといったところ。
ヒロインのローズはビジュアルは良いけれど、登場シーンからして軽犯罪やりまくりのとんでもない女。
ビクターは紳士的だけど、試着室に入っていた無関係な一般人を誤って殺しちゃったりしています。
とても共感できない2人ではありますが、なんか憎めない魅力もあります。
完全に無関係なトニーも良い味出しています。
ローズを殺すために殺し屋を雇ったファーガソン。その部下。ファーガソンに雇われたディクソン。それぞれ個性的な悪役。と言いたいところですが、実際は悪役ではない。ファーガソンはローズに大金を騙し取られた被害者。なのにディクソンたちは殺され、ファーガソンとその部下は重傷を負って入院。騙し取られた大金も戻ってこない。冷静に考えればとんでもない話。
ビクターとローズはその後結婚して子供ができたようでして。トニーも仲良く一緒に暮らしています。トニーはともかく、とんでもない犯罪を犯してきた主人公2人が幸せそうに過ごすハッピーエンドで終わるような映画。これを割り切って楽しめるかどうかで評価が変わりそうですね。
ちなみにビクターの母親が最高に良いアクセントになっています。