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泳ぐひと

[オヨグヒト]
The Swimmer
1968年上映時間:94分
平均点:6.75 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2015-05-05)【S&S】さん
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監督フランク・ペリー
シドニー・ポラック(ノンクレジット)
キャストバート・ランカスター(男優)ネッド
ジャニス・ルール(女優)シャーリー
キム・ハンター(女優)ベティ
チャールズ・ドレイク(男優・1917年生)(男優)ハワード
ジャン・マイナー(女優)リリー
ジョーン・リヴァーズ(女優)ジョーン
脚本エレノア・ペリー
音楽マーヴィン・ハムリッシュ
編曲レオ・シューケン
ジャック・ヘイズ〔編曲〕
製作フランク・ペリー
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
衣装アンナ・ヒル・ジョンストン
その他ジャック・ヘイズ〔編曲〕(指揮)
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未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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1
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16.《ネタバレ》 何か、一種のトラウマ。ずっと呪いのように脳裏にこびり付いている作品の1つ。いや、怖い。色々な意味で怖い。あの男が一体どこからどうやって水泳パンツ一丁でやって来たのかがまるで分からないのが怖い。今まで何をしていたのか分からないのが怖い。何を考えているのか分からないあの目が怖い。考え出したそのアイデアが怖い。そもそもの不可思議な設定が怖い。近隣の微妙で奇妙な交友関係が怖い。そして何が1番怖いって、当時50代半ばのバート・ランカスターのあの有り得ない肉体美。アレが1番怖い。怖過ぎる。有り得ない。本当に有り得ない。考えれば考えるほど色々な意味で怖くなって来る作品。何とも奇妙で吸引力の強い摩訶不思議な作品。あんまりおかし過ぎて、ここまで来たらコントですらある。人によっては笑ってしまうかも知れない。
ひのとさん 9点(2004-06-20 20:17:12)(良:1票)(笑:1票)
15.《ネタバレ》 うわー、こんなに”シュールの完成度”が高い映画がこの時代に作られていたとは。内包する悪意が、展開が進むにつれじわーと滲み出てきて、ちょっと中毒になりそうである。観た後引きずる引きずる。
町山氏の解説どおり、バート・ランカスターの撮り方が前半と後半では全く違う。輝くような若々しい肉体美がしょぼくれた中年の姿になってしまうとは一体どういうカメラマジックだろうか。
しょてからしまいまで海パン一枚のおっさんが人ん家のプールを泳ぎ継ぎながら自宅へと向かうお話。こんなわけのわかんないあらすじを聞かされたときは中身についての予測は一切不可能でしたね。
今でいう”セレブ”たちの空騒ぎへの冷たい視線、一人の男の破綻した人生をこんな風に描くとは、この監督よほどの変人か空前絶後の天才か。いずれにしろあっぱれ。忘却不可のカルトムービーですな。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-06-20 00:13:51)(良:1票)
14.《ネタバレ》 ビデオ屋であの裏表紙のあらすじを頭っから信じ込んでしまった。確かにあの裏表紙の解説通りに見ると、ネッドの周りの友人たちが時の流れとともに変わってしまったことに絶句し、家に着いたらそこはもう寒々とした廃墟で、時代の流れの悲しさをこのシーンで一気に押し出したといった感じの、時の流れの虚しさを訴えた映画として見ることが出来るかもしれない。ただ、この見かただと結末が凄く悪いと言うか、不条理極まりないと言う感じに見えてしまう。
次のような見かたも出来る。この映画、悲しむべきはネッドの周囲の人間達の変貌ぶりではなく、むしろネッド本人の境遇なのではないかと。ネッドは既に破産しておりネッド本人がその事実と向き合えずにいるが、すでに廃墟化した自宅に着いてようやく現実に戻され号泣する。この後者の見かたの方がつじつまが合っていると私は思う。この見かたで面白いのは、自己の破産を隠し通そうと躍起になっているのではなく完全に以前の上流階級のままであると思いこんでいる所、少しづつネッドの正体が知れてくる所、そして、ネッドが最初のダンの家のプールにどこからともなく現れたことであると思う。結末がわかってからオープニングのシーンを思い出すと非常に面白い。
〔追記〕この映画は、ある意味、自分を映画の世界に入り込ませたきっかけとなった映画かもしれない。
というのは、この映画を自分が初めて観たときの解釈(上記前半)と他のサイトでのこの映画の解説(上記後半)とが大きく食い違っていたから。自分の余りの理解力のなさに愕然としてしまい、その悔しさがそれ以来映画を観続ける原動力になっているような気がするのです。
戒めの意味も込めて、ちゃんと残しておきます(笑)
もっつぁれらさん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-06-27 00:25:39)(良:1票)
13.不条理劇? お伽噺?
ラストショットに「じゃあ、彼は、何処からやって来たのか?」激しくワケワカメ。
何かしら社会風刺しているようですが、私には精神を病んだマッチョ男のホラー映画でありました。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 5点(2022-10-16 00:36:20)
12.《ネタバレ》 見終えた後、久しぶりに唖然とさせられた映画。
これは実に凄い映画だ。

過去の栄光を忘れられない中年の悲哀を描いた作品。
それを殊更デフォルメして描いてみたら、こんな不思議な感じに仕上がりましたという感じ。
実に個性的で、非常に後を引く作品だ。

(2024.6追記)
やっぱり忘れられないもの凄い作品だ。
バート・ランカスターのあの顔、あの身体、全てが凄い。
記憶に残る強烈なインパクトに敬意を表して9点へ変更。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 9点(2022-09-25 01:03:09)
11.《ネタバレ》 うわ~、なんかすごい映画。最初はなんだかよくわからないお話しやなーとか思ってたけど、徐々に明かされる主人公の状況がなかなかエグイ。今から50年前のものだというのもスゴイ。でも個人的にはあんまし面白く無かったかなぁ~。あ、でも町山さんの解説は面白かったですよハイ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-19 11:50:01)
10.パンツ一丁でしか出てこないバート・ランカスターの変に筋肉ムチムチの訳の分からない姿に思わず笑っちゃうんですが人と接していくにつれ彼がどういう人物だったかっというのがわかっていく様が妙に怖かったです。当時のアメリカの時代背景はよく知りませんけども見れば見るほど周りの人がどんどん変わっていく怖さは見事です。家に帰れば幸せが待ってるというのは寓話的なもんなんですね。
M・R・サイケデリコンさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-29 11:24:06)
9.《ネタバレ》 当時のアメリカについて知っていなければ(と言っても自分はそんなに詳しくありませんが)、観ている人にとってはチンプンカンプンの映画でしょう。これもニューシネマ映画の一つで、どこか同年公開の「猿の惑星」に似たようなオチ。変人であり、ラスト近くの爆撃音からしてベトナム帰還兵の話だと思ったが、バート・ランカスターの年齢や公開年を考えると違うかもしれない。しかし、昔は全てを受け入れていたが、夢が覚めると厳しい現実が待っていたのだというセリフや、変な人には気を付けろと言いながら自分が一番変な人間になってしまっている辺りを観ると否定もできない。まぁプールを持つブルジョアへの批判はわかりやすいし、中年のおっさんのラブロマンスでもない。あまりわかりやすい映画ではないが、時代背景がわかれば非常に興味深い映画だと思う。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-02 22:28:23)
8.《ネタバレ》 十代の頃見て、さっぱり意味がわからなかった映画のひとつ。後日自分が一番信用している映画評論家双葉十三郎氏の批評を読んだ所、「これは一種の時間消失恐怖SF」(←うろ覚え)と書いてらっしゃいました。えええええぇぇぇぇっ!これって「そういう種類」の映画だったんっ??び、びびった・・・。海パン一丁で超セレブ高級住宅街のプールを彷徨し、帰路に着こうと試みる初老肉体派男(バート・ランカスター)のお話。お話自体は単純だけれど、時間が進むにつれ、魚の骨が喉にどんどん引っ掛かっていくような違和感を覚えていくんです。「浦島太郎」的寓話なのか?とも思ったり。もはや取り戻せない輝ける「過去」と「若さ」に対する憧憬がテーマなんかなあって、理解出来ないながらも自分なりに納得させたんですが、まさか時間消失SFとは!もう一回観てみたい映画ですが、今なら多少分かるようになるんかなあ・・・。
放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-12 11:25:20)
7.《ネタバレ》 ストレイトストーリー」の逆であり、「市民ケーン」のラストでもあります・・

そしてシリアスなのに暗くも取れない。

コミカルな異質さはあるのに重い。

やはり変な映画でした・・




ただ・・この時代のと考えれば本当に斬新ですよ。

カメラワークも幻想的でホラーみたいだし。

最初に主人公が登場するプールから昔の我が家までの道のりは、

普通のロードムービーとは考え方を逆にしないといけません。

我が家の現実に近づくにつれ泳ぐプールの環境も変わります。

だんだんわかってきます。

泳ぎ続ける主人公を面白く見ていたのですが、

オチが読めるくらいになると(あと何件泳ぐんだ?)と嫌な気持ちに。

でもいつの間にか観ている自分もプールの住民たちと同じように、

結末を期待してしまいます。

(勘違い男!)と心で唱えながら・・

それぞれ出会う人との会話からこの主人公の過去や近況が・・

この現実から逃げ帰ってきたときの現実は・・

「スケアクロウ」的でもありますが、あれは相棒という救いがあり感動できました。

そして「市民ケーン」もどちらかというと人生のロードムービー的な作りで、

この映画のラストの朽ち果てた我が家のさびた柵はオマージュかと思わせます。

だが・・泳ぐ人はその失くしてしまったものの哀愁があまり感じられません。

おそらくは破産したいきさつや家族もないがしろにしてきた(たぶん仕事で)男の、

当然の報いとしか受け取れないのです。

しかしそれを引いてもこの発想と脚本、重いテーマを逆に突き放して描く演出・・!

私は残念ながら後味の悪さや重さも残らなかったのですが、

人生を比喩した作品でこういう変な描き方もあるんだなぁと感心しました。

音楽がまた変なんで(大袈裟で主役の体育会的なキャラとは違和感)そこがまたいい。

リメイクするならトム・ハンクス(笑)もうちょっとコミカルに仕上げられそう。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:25:40)
6.ふと見たんですが…かなり大爆笑です!バートランカスターのダメ男ぶり、キレっぷりは見事!!突っ込みどころ満載!!!良かったです!
レスマッキャン・KSKさん 8点(2004-08-10 21:28:39)
5.かなり強烈な映画。スローモーションに壮大な音楽が付いたシーンがやたらに多い。水泳パンツ一丁で走るおっさんをそんな風に見せられても…戸惑います。
parabenさん 4点(2004-08-08 00:40:46)
4.こんな映画もあるんだな~と思いました。斬新ですよね、いろんな意味で。
言葉では言い表せない重々しさが映画全体に漂っていました。
あしたかこさん 7点(2004-08-05 04:33:13)
3.何気なくテレビで観たのですが、がびーんって感じでした。プールを渡り泳ぐっていうのが風変わりだけど、これも一種のロードムービーなんでしょうか。人々と会話をしていくうちにだんだんと主人公のことが分かっていくところは、まるでサスペンス映画のようでした。
ぐるぐるさん 7点(2003-11-14 18:50:16)
2.進んでいくにつれて彼の現在置かれている状況がわかってくるアイデアはすごく斬新。オチもある意味印象に残りました。でもかなり物足りなく感じたことも事実です。終始黙々と走り、歩き、泳ぐバートランカスターがいるだけだったので、もっと真っ当なストーリーにして欲しかったです。でも彼の裸はたっぷりと見られます。
プミポンさん 3点(2003-10-21 01:47:02)
1.近隣の家々のプール(自家用)づたいに家まで帰ろうとする主人公。泳ぐ彼は九つのプールを巡り歩く。そのストーリーのユニークさ斬新さに、まず驚かされる。夏の陽光を浴びながら、それぞれのプールの所有者たちと会話を交わし、B・ランカスターの若々しい肉体の躍動感溢れる美しさが強調されていく中、やがて彼の過去が知れるのにつれてその輝きを失っていく。泳ぎ疲れ果て、やっとの思いで辿り着いた我が家。しかしそこには誰も居ず、庭は荒れ放題。やがて日が翳り大雨になる中、彼は家の扉すら開けられないまま崩れるようにして倒れ込む。彼のこの姿はまさに我々の生きるということの意味そのものを示すものではないだろうか。
ドラえもんさん 8点(2001-05-20 15:22:20)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
316.25%
416.25%
516.25%
6318.75%
7425.00%
8425.00%
9212.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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