パシフィック・リムのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パシフィック・リム

[パシフィックリム]
Pacific Rim
2013年上映時間:131分
平均点:6.87 / 10(Review 156人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-08-09)
アクションSFシリーズもの特撮ものモンスター映画3D映画
新規登録(2013-06-25)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2018-11-26)【たろさ】さん
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監督ギレルモ・デル・トロ
演出ブラッドリー・ジェームス・アラン(武術指導)
キャストチャーリー・ハナム(男優)ローリー・ベケット
イドリス・エルバ(男優)スタッカー・ペントコスト
チャーリー・デイ(男優)ニュートン・ガイズラー博士
菊地凛子(女優)森マコ
芦田愛菜(女優)森マコ(幼少期)
マックス・マーティーニ(男優)ハーク・ハンセン
ロン・パールマン(男優)ハンニバル・チャウ
クリフトン・コリンズ・Jr(男優)テンドー・チョイ
ロバート・メイレット(男優)アレクシス・カイダノフスキー
バーン・ゴーマン(男優)ハーマン・ゴットリーブ博士
ブラッド・ウィリアム・ヘンケ(男優)
杉田智和ローリー・ベケット(日本語吹き替え版)
林原めぐみ森マコ(日本語吹き替え版)
玄田哲章スタッカー・ペントコスト(日本語吹き替え版)
古谷徹ニュートン・ガイズラー博士(日本語吹き替え版)
三ツ矢雄二ハーマン・ゴットリーブ博士(日本語吹き替え版)
池田秀一ハーク・ハンセン(日本語吹き替え版)
千葉繁テンドー・チョイ(日本語吹き替え版)
浪川大輔チャック・ハンセン(日本語吹き替え版)
ケンドーコバヤシハンニバル・チャウ(日本語吹き替え版)
木村雅史アレクシス・カイダノフスキー(日本語吹き替え版)
愛河里花子サーシャ・カイダノフスキー(日本語吹き替え版)
土田大(日本語吹き替え版)
脚本ギレルモ・デル・トロ
音楽ラミン・ジャヴァディ
撮影ギレルモ・ナヴァロ
製作トーマス・タル
ギレルモ・デル・トロ
ジョン・ジャシュニ
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術キャロル・スパイヤー(プロダクション・デザイン)
編集ジョン・ギルロイ
録音ゲイリー・A・ヘッカー
グレッグ・ルドロフ
ジョン・T・ライツ
字幕翻訳松崎広幸
日本語翻訳松崎広幸
動物マックス
その他ニック・グレニー・スミス(指揮)
富野由悠季(スペシャル・サンクス)
永井豪(スペシャル・サンクス)
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(スペシャル・サンクス)
デヴィッド・クローネンバーグ(スペシャル・サンクス)
ジェームズ・キャメロン(スペシャル・サンクス)
レイ・ハリーハウゼン(献辞)
本多猪四郎(献辞)
あらすじ
事故で兄を亡くしました。最近まで、でっかい壁作ってました。そんなとき、昔の上司が来て「また俺んとこで働け」と言われました。でも、かなりブラックな環境です。「このまま続けていていいのか?」と思う反面、可愛い彼女ができそうな予感もあり複雑です。皆さんの意見を聞かせてください。 #発言小町風に映画紹介
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156.これは4DXで鑑賞しないと意味がない。絶対に名古屋まで見に行ってもらいたい。伏屋駅で降りてそこから歩いて映画館へ行け。灼熱の名古屋だから熱中症に気をつけろ。ただし息は整えておけ。さもないと映画館で倒れるかもしれない。結論から言うと「パシフィックリム」は4DXと抜群に相性が良い。これはフルボッコ映画なのだ。怪獣に殴られると椅子から降り飛ばされそうになる。すごい。魂まで持って行かれそうになる。ただし体調を崩す可能性もある。私は映画館から出て鏡をみたら顔が真っ白になっていた。昔、ボーンシリーズで手ブレ映画が流行したが、4DXは観客そのものが揺れる。ジェットコースターと同様に少なくともポップコーンを食べながら見られる環境ではない。鑑賞中は背中をボコボコに殴られるし、しかも水をかけられるし、さらには閃光をあびせられるし、挙句の果てには映画館全体が霧に包まれてスクリーンじたいが見えなくなることだってある。もはや映画どころではない。しかし未来の映画の1つの形としては観る価値は充分にあると言っておこう。4DXでは我々観客もダメージを受ける。1つ忠告しておく。怪獣に殴られそうになるときは身構えろ。椅子にしがみついて、降り飛ばされないようにしろ。シートベルトをしないから平気だろ?と思ってはいけない。予想を遥かに超えるくらい激しいぞ。しかもマッサージ機で背中のツボをジャストフィットされる瞬間のようにピンポイントに観客が攻撃されるのだ。主人公ロボが倒されると観客も痛みを感じるために「やられた!」という実感がリアルすぎる。だが、冷静に周りの観客を観る余裕も欲しいところだ。よく見ると観客が空中に飛び上がっているように見える。上下に揺れるのだ。観客が悲鳴を上げている。おかしくて笑みさえこぼれてくる。もはや映画どころではない。クライマックスになってくると3Dメガネが水浸しだ。冗談じゃない。ストーリーなど理解できない。ていうか理解するな。考えるな、感じろ、体感しろ。それをさせてくれるのが4DXなのだ。はっきり言うと世界が救われたのかどうかさえ理解できなかった。乗り物酔いのアネロンは必須だ。4DXバンザイ!
花守湖さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-15 22:52:45)(良:7票)(笑:2票)
155.上映前に買った飲み物をカバンに入れたまますっかり忘れてしまっていて、上映後興奮してカラカラに渇いた喉に一気に流し込んだ。
映画は常に没頭して観ているつもりだけれど、それでもこれほど“無我夢中”になった映画はあまりない。
そして、これほど監督をはじめとする製作スタッフに「感謝」を捧げたくなる映画も珍しい。

冒頭、いきなり異次元から“怪獣”が問答無用に襲撃し、人類側の最後の砦である“巨大ロボット”が、文字通りの肉弾戦を繰り広げる。
実際、ひたすらにそれの繰り返しの映画である。ストーリーなんて明らかに後付けで、突っ込みどころ満載。
しかし、その“ほつれ具合”こそ日本人が生み出し、愛した「怪獣映画」「ロボットアニメ」の真髄であろう。

もはや巨大な鋼鉄の“建造物”であるロボットが大勢の技術者によって“起動”し、パイロットによって“駆動”する様の一つ一つに対して、高揚感が治まらず、思わず座席から身を乗り出して終始ニヤニヤしてしまっていた。
怪獣の襲撃シーンで用いられている音楽は明らかに“伊福部昭オマージュ”に溢れており、怪獣の重量感による地響きと共に響く旋律に涙が溢れそうになった。

そして繰り広げられる大攻防戦。「これぞ大スペクタクルだ!」と古風な言い方を敢えてしたくなる。
日本の本多猪四郎、米国のレイ・ハリーハウゼン、映画史に名を残す“怪獣映画の父”たちにこの映画を捧げたギレルモ・デル・トロ監督の意志は紛れもなく崇高で、日本人映画ファンとして感謝の念が尽きない。


普段は絶対に字幕版しか観ない主義だが、「これは米日合作映画だ!」と一方的に現実逃避を決めて、今回は敢えてIMAX3Dの日本語吹替え版で鑑賞した。
製作スタッフの、日本のアニメ文化への崇高な尊敬の念に対して呼応するように揃えた豪華声優陣が功を奏して、素晴らしい吹替え版に仕上がっていると思う。
何よりも、この映画に限っては、怪獣映画、ロボットアニメに純粋に興奮した「あの頃」に完全に立ち返って鑑賞すべきであり、字幕を追うなんて無粋なことを避けることもまた一興だろう。

兎にも角にも超最高!ありがとう!ギレルモ・デル・トロ!
続編、スピンオフ、ロン・パールマン並みのしぶとさで期待しております。
鉄腕麗人さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-20 16:58:40)(良:7票)
154.《ネタバレ》  初日に字幕版、二度目でIMAX吹替版も見て、私がさっさとレビューしなくてどうする?って感じの映画ですが、完全に機会を逃した感が。言いたい事は既に皆様が存分に・・・

 怪獣に昭和・平成ガメラの影響が見られます。銀色で尖っていて、というのは大映怪獣の特徴で形状はギロンやジグラを思わせますし、水色の発光部はレギオンやイリスのよう。
 映像も嵐の中の怪獣をアオる画や、滑走から停止して見得を切ったり、怪獣が雲を抜け月夜に舞う姿など『ガメラ3』に通じるショット沢山。
 もちろんそれだけではなく新旧様々な国産ロボットアニメ・特撮映画からの影響が見受けられて、それらにどっぷり浸かってきた私に、昔のワクワクが甦る夢のようなひととき。

 でも、それだけではただの模倣・パロディ・懐古やオマージュに終わってしまいます。重要なのはその先、作品独自の個性。

 この作品が拘っているのは鋼鉄の質感。その重々しさ、冷たさ、あるいは熱さ。
 そびえたつ金属の塊、それが動く、走る、戦う、殴る。怪獣めがけて振り下ろされる鉄の拳の重量感、硬さ。
 そして、その金属の塊から滴り落ちる火花と水。金属にウェットな質感を加え光を当てて輝かせる事でぐんと増すフェティズム。
 雨に濡れた機体が夜の街明かりを受けて輝く様など、艶めかしいとすら感じるじゃありませんか。
 それはまるでオイルを塗りたくったボディビルダーや、濡れたTシャツを着たブロンド美女の如き世界、ロボ濡らして「ステキや~ん」なんて、つくづく変態ですね(もちろん褒め言葉)って。

 その拘りの映像を可能にしているのが現在の技術。それは特撮や手描きアニメでは出せない、今の時代の画。主人公が語った「過去にばかり囚われず、未来を向こう」というメッセージは、映画の在り様をも示しているようで、時が止まったままになっていた怪獣映画の未来を指し示したようにも感じられ監督の姿勢に心から感動しました。

 本当は「怪獣映画の国」こそが作るべきなのでしょうが、最先端の筈な人々から懐古やオマージュに囚われたモノが生まれているような状態である以上、よその国に頼るのも仕方のない事かもしれません。
 いや、元々趣味に国境なんてない!と監督自身がこうして具体的な形にしている訳ですから、民族や国が生む独自性に囚われるのも今や無意味なのかもしれません。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 9点(2013-08-20 21:54:40)(良:5票)
153.《ネタバレ》 期待通りのロボットアニメ&怪獣映画のエッセンス全開の映画でありました。
グロイ戦いぶりや操縦系統はモロに「エヴァ」で、いろんなロボットアニメから頂いたような武器や必殺兵器も楽しいです。
平成版「ガメラ」をパクったようなシーンもいいです。
ロボットアニメの要素が強いので、ハリー・ハウゼンと本多猪四郎という怪獣の名匠だけに捧ぐというのは語弊があるような気もします。
迫力は充分ではあるがとにかく絵が暗い!!
意図的に怪獣の全貌をわかりにくくしているのかもしれないが、怪獣の姿がわかりにくい!!
そして日本の幾多の怪獣たちと違って、怪獣がグロイばかりでかっこよくない。
ゴジラを代表する日本の怪獣たちはかっこよく、そして美しい。怪獣の描写がハリウッド定番の異形の生物であったことは残念だ。
内蔵まるだしのような要素は「怪獣」ではない。中身がわからない、わからなくてもいいのが「怪獣」なのだ。これが日本人とアメリカ人の決定的な違いだと思う。
ロボットが戦う舞台として夜の市街戦というのは、アニメではOKなのだが、実写では実は難しい。
人口の建造物の中にロボットが立つと、ロボット自体が背景に埋もれてしまうのである。これはかつての日本の実写ロボット映画「ガンヘッド」が実証している。
ジャングルや砂漠といった大自然の方がロボットは映え、大都会の中の方が怪獣は映えるのである。
スタッフはこのバランスに苦慮したかもしれないが、全体的に絵がごちゃごちゃしすぎて、わかりにくくしている原因になっているように思う。
菊地凛子がアクションもこなし、あの衣装で堂々とヒロインを演じていることは日本人として誇りを感じます。
ハリウッドや香港では、こういう女優ってあたりまえにいますが、日本では本当に貴重です。
日本人としては、つっこみたくなる要素は多々ありますが、ロボットアニメと怪獣映画をマジで合体させてくれたスタッフには敬意を表します。
この夏1番のB級アクションとしてオススメです。
どっぐすさん [映画館(字幕)] 6点(2013-08-12 01:53:00)(良:5票)
152.《ネタバレ》 夏休みだけあってシネコンは大混雑。なのに「パシリム」はガラガラ(どうせみんな「風立ちぬ」とか観てんだろー)。
男どもが9割。マキシマムザホルモンみたいなカップルが最前列に一組。メガネ率高し(3D上映なんだからあたりまえだ)。
で、肝心の内容はというと、「ツッコミ上等!細けえこたぁいいんだよ!」という映画ではあります。でもそういう気にはなれないほど不満な点が多すぎました。
燃え(萌え)られそうな要素が沢山あるのに燃え(萌え)切らない不完全燃焼。
まずロボットがダサい。ガンダムやパトレイバー、エヴァンゲリオンといった日本のアニメの洗練されたデザインに慣れ親しんだ身としては、
重量感はあっても無骨すぎるリアリティ重視のイェーガーにはカッコ良さが感じられませんでした。戦闘ロボというより作業用ロボみたい。
次に怪獣がショボい。過去に作られたモンスター映画の領域から一歩も踏み出していないデザインはあまりにも新鮮味に欠けます。円谷プロや東宝の創意工夫に富んだデザインを見習って欲しい。
そしてなんといってもストーリーの弱さと人物描写の浅さには参りました。
葛藤や対立といった人間どうしのドラマを盛り込もうとはしているものの、人物関係や感情の移り変わりがあまりにもお座なりなので、グッとくる筈の場面が盛り上がらないし全然泣けない。
盛り上がらないといえば、クライマックスの深海でのバトルも酷すぎます。
場所が場所なので終始画面が暗く、ロボットや怪獣の位置関係が不明瞭なうえ、何をやっているのか全然わからない。
「カテゴリー5の大物だ!」といっても、周りに対比できるものがなく大きさが全く伝わらないし、アクション的なカタルシスも感じられない気の抜けたクライマックスにガッカリしました。
やはりラストバトルはダイナミックに地上(都市部)でやるべき。
「地上戦をやり過ぎると犠牲者が沢山出るから良くない」とかそんな配慮から?そんなこと気にするなら最初から作るなよ!ですよね。
なんだかいろいろと中途半端すぎて自分の思う「男の子の夢」映画とは程遠いかなあ。
印象に残ったのは例の看板と、上映後何故かフラフラになって帰るマキシマムザホルモンと、「日本のシーンなのに車のナンバーがアメリカ仕様ってwww」と
得意げに「俺、細かい所まで目ざとくチェックしてます」アピールのオタク二人組のウザさくらい。
8bitさん [映画館(吹替)] 3点(2013-08-14 01:42:06)(良:3票)(笑:1票)
151.《ネタバレ》 うーんいいね!なかなか!自分としては、ちょっとだけど、”スターシップトルー、、”に近い感じ。作りも、お話もなかなかです。結構、残念なのは”戦いの場面”ね!まっ昼間に戦ってくれってーの!夜中とか海の中とか、全く見えねえってーの!(ウルトラファイトみたいにやってくれよっていう意味)よく見せてみなっ、て言ってんだよーー!!!
あとそれから、操縦方が”エアなんとか”みたいで情けない!特に、ロボットなかで歩くのは、ルームランナーみたいで、お二人さんどこ行くの?あと、巨大防御壁は、溶接でチマチマ作らないでください!あと、どう考えてもマナちゃんが、リンコちゃんにはならないと思いました。
男ザンパノさん [映画館(字幕)] 5点(2013-08-09 23:53:40)(良:1票)(笑:3票)
150.《ネタバレ》 男の子の夢炸裂!ここまで上映時間が只管に至福だった経験は久しぶりです。とにかくギレルモ・デル・トロ監督の怪獣映画への愛がふんだんに盛り込まれており、とりわけ終盤の香港市街を大破壊しつつ展開するカイジュウとジプシー・デンジャーとの大格闘は最高でした。大都市で怪獣が暴れまわるとどうなるか?という怪獣映画の永遠のテーマを見事に描写できており、個人的には怪獣映画の一つの到達点でありマスターピースとなることと思います。
ストーリーに関しては特に突出したものは無いものの、"男の意地"、"父子の絆"、"国家間のイデオロギーを超えた各国の共闘"がバランス良く配置されており、個人的には別段映像のみが凄いという印象はありません。それはもしかすると役者さんの力量による部分が大きいかも知れません。大俳優は出演していないですが、個々の役者さんの演技のアンサンブルが実に自然に写っており、特に個人的に心配していた菊地凛子さんの演技は『バベル』の時の役柄とは正反対のキャラクターでしたが大変良かったと思います。
しかし矢張り特筆したいのはカイジュウとイェーガーの戦闘シーンに尽きます。『パトレイバー』や『エヴァンゲリオン』に大きく影響を受けているであろう各イェーガーは個々のキャラが立っているし(どうでもいいけど私は無骨な感じのチェルノ・アルファが一番好き)、デル・トロ監督が好きなクトゥルフ神話の神々を思わせるヌメっとした異形のカイジュウの造形も素晴らしい。そんな魅力的な姿形の奴らが大都市でバーリ・トゥードのプロレスをしてくれるのだ!こんなに楽しいことは無い。
エンドロールの最後で日本怪獣映画界の名匠・本多猪四郎監督に献辞が捧げられていたのも感慨深かったです。日本人として大変嬉しく光栄に思いました。折角、海外のオタクが日本のロボット・怪獣文化に多大な影響を受けた映画を作ってくれたのだ。日本人なら四の五の言わずに観てくれ!
民朗さん [映画館(字幕)] 9点(2013-08-09 18:17:47)(良:4票)
149.こいつはヤベーぜ!!ツレがこの映画は日本語吹替で見るべしといったので、洋画は字幕じゃなきゃ絶対ダメー!とゆう、オレの中二病的持論を曲げてまで、吹替で観てやったぜバカヤロー!感想?そりゃアンタ、吹替の声優陣観りゃワカンダロー!コンチクショー!日本の怪獣ロボットアニメオタクの監督に対するこれが日本配給スタッフの答えだ!と言わんばかりの豪華なラインナップ!アムロがいる!シャーがいる!綾波がいる!スネ夫もいる、とにかくだ、日本ロボットアニメのそうそうたるメンバーが、熱く吹替してやがんだよーーー。最近じゃあれだ、声で機械は反応するから、ロケットパーーーンチ!も炸裂だ!なんか泣けたぜ!戦闘シーンで大泣きだ!好きな人にゃ、たまらん映画だが、怪獣対ロボット?そんなもん知らんってゆー奴には、なんのこっちゃな映画だぜ。でも、それでいい!そこがいい!
なにわ君さん [DVD(吹替)] 10点(2013-12-20 05:53:46)(良:1票)(笑:2票)
148.ロボットと怪獣の戦う様に郷愁を感じながら盛り上がるのは大いに結構なことだと思うしよく理解できる。が、日本中がギルレモ・デル・トロ、ありがとう的な言説に塗れていることに違和感を覚える。この作品を見る限り、監督が日本のアニメや怪獣ものを特に偏愛しているようには思えない。そのプロットを使っているだけ。オタクでもなんでもない。KAIJUとかだれそれに捧ぐとかに過剰に反応しすぎだと思う。ただ、この人は世界中のクリーチャー・モンスターものをたくさん見ている。これまでの作品を見ればその異形の者への偏愛ぶりからもよくわかる。前作『パンズ・ラビリンス』が『ミツバチのささやき』をなぞっているのもそこに『フランケンシュタイン』が入っているからかもしれない。たしかデルトロ監督のマイベストにコクトーの『美女と野獣』やムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』が入ってたようにも記憶しいている。そういう意味ではもうちょっとカイジュウに畏怖するものが欲しかったように思う。この作品でのギルレモ・デル・トロらしさは異界に通じる出入り口があるという物語の破綻を防ぐ便利アイテムがあるぐらいか。お金をかけた大作ゆえか、とにかく美術を含めた演出に「らしさ」がないのが不満。何が映ってんだかなバトルアクションは不満を通り越して不快。
R&Aさん [映画館(字幕)] 4点(2013-09-05 16:49:03)(良:3票)
147.《ネタバレ》 気付いたら私の周りは皆パシリム病にかかっていた。
でも自分には怪獣、ロボット映画属性はそこまでないので大丈夫かどうか聞いてみると
「研究者&博士属性があるならオススメ」という返答があったので俄然観にいく気になった。
で、観終えた後は頭の中がじんじん痺れて眩暈がするほどトリップ。
重厚感、ロボット、火花、ロケットパンチ、とどめのチェーンソードで完全にやられた。
なにより制作側のKAIJUに対する愛がよかった。
リスペクトやオマージュがふんだんに盛り込まれており
大人になってから子供の頃のような興奮をまた味わえるとは思いもしなかった。
日本人のDNAが歓喜で興奮どころか沸騰するような映画だった。
私は浅はかにも怪獣やロボットものはもう頭打ちなのではないだろうか
所詮は過去の遺物か子供のための通過儀礼的なコンテンツなのだろうと思い込んでいた。
でもこの映画を観てどんなジャンルであろうと表現には限界はなく幾多の可能性があるのだと思い知らされた。
OTAKUという人種は時々こうした平凡な観念を吹っ飛ばしてくれるから凄いと思う。
どぶん子さん [映画館(吹替)] 9点(2013-09-02 16:31:37)(良:3票)
146.《ネタバレ》 3Dは『アバター』で懲りたので、2D版で鑑賞。事前に「怪獣映画」だという評判を聞いていたので、その点はがっかりしました。これは「戦争映画」でしょう。倒すべき相手は怪獣ではなく、それを送り込んでくる異世界人。怪獣はしょせん兵器にすぎません。ロボットも当然兵器。ストーリー的にも怪獣戦争が10年以上も続いているという設定ですし。怪獣と巨大ロボットを使っても、結局戦争映画になってしまうあたりが、いかにもアメリカ製です。逆に言うと、私が子供の頃親しんだような怪獣映画は、日本独自の感性が生んだものであろうということが確認できて、嬉しく思いました。

さて、肝心のイェーガーVSカイジュウですが、これもがっかりするところがあります。あまりにも怪獣が没個性的。まあ兵器だからということかもしれませんが、ロボットの方はまだ識別できます(とはいえ、キャラ立ちしているとも思えない)。しかし怪獣とロボット、両方とも魅力があってこそのバトルシーンだと思います。そもそも本作では、怪獣の全身すらまともに映す気もないようで。単なるヤラレ役なら、往年のブチメカの方がまだ個性的で魅力があるでしょう。申し訳程度に酸を吐いたり空を飛んだりしても、主人公に見せ場を作るためだとしか思えません。この点でも怪獣映画にはほど遠いです。

ではストーリーはどうか。これも終始怪獣戦争の枠内にとどまっていて、そこからはみ出すことがない。まったく架空のお話だからこそ、現実に生きているこちらにも届くようなドラマを見せてほしいのです。いや、そういう点もないではないですが、ちょっと弱いです。定番的すぎて引かれるところがありません。2人の博士とかは面白かったです。

ということで、それなりによくできているとは思いますが、あまり称揚しようという気にはなりません。普通に面白いですが、一度見れば十分です。私が見たいのはあくまで映画であって、テーマパークのアトラクションもどきではないのです。

それにしても……なぜハリーハウゼンと本多猪四郎なのでしょう。そこは普通に考えれば"Eiji Tsuburaya"だと思いますが。こういう感覚からして理解できません。
アングロファイルさん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-31 21:30:27)(良:3票)
145.《ネタバレ》 「B級だぁ・・・」一言でまとめるならこの言葉が一番しっくり来ます。
が具体的にレビューするなら、やっぱりB級の映画って日本語がテキトーなんですよね・・・。日本人を二人もキャストして、それなりに製作にも日本人が関わってるはずが何をどうしたら「よみがえました」とか「萌&健太ビデオ」とか明らかに間違った日本観にあふれた日本語が出てくるのか。日本人からしてみたらそういうのが出てくるだけで力が抜けるというか、真剣に見ていたのに肩透かしを喰らったような感触です。

マコ(=菊池凜子さん)も脈絡も無く日本語と英語を使い分けていて観るほうとしてはどっちでもいいのに余計な蛇足に感じる。もっと言えば、日本語がほとんど聞き取れない。劇場によっても違うのか、少なくとも私が鑑賞した劇場ではほとんど聞こえなかった。

なんだか最近流行のマンガを実写の映画に仕立てたやつを見てるようでした。で、そういうのは私の経験上総じて面白くないのですが。この作品も、人間対怪獣と言うコンセプトは「派手なものが見れそうだ」という視聴者の興味を引く内容ではありますが、最近はこんなのが多いので、二番煎じと言うか食傷気味という印象です。映像は綺麗なんですがね・・・。上記に書いたように、映像以外の粗はむしろ昔より多すぎる気がします。もっと内容が洗練されたものが見たい。
TANTOさん [映画館(字幕)] 5点(2013-08-11 01:30:05)(良:3票)
144.《ネタバレ》 異星人が次々と送りだしてくる怪獣を、人が巨大メカを操縦して撃退する本格的怪獣映画。最新技術を駆使して、怪獣とメカの戦いという“絵空事”を大真面目で製作するという姿勢に心打たれた。それも日本と米国の怪獣・メカ文化の伝統に則っており、「怪獣・メカ好き」の心の琴線に触れる作品に仕上がっている。監督は間違いなく“少年の心”を持っている。視覚的には文句なし。巨大感、重量感、臨場感が見事に体現できている。怪獣とメカが巻き上げる水飛沫や土埃を細部まで描き、複数の照明で明暗を際立たせ、前景に鳥、魚、車など尺度の分かる物を配し、雨、雪、火の粉を降らせて奥行きを出している。飛び道具はほとんど使用せず、肉弾戦で闘うことにこだわりがある。体感型の映画で、特撮の見本だ。戦闘場面の迫力ありすぎて見落としがちだが、人物描写にも時間を割いている。家族との死別、精神的外傷の克服、育ての親と子のつながり、怪獣への復讐心、恋愛、協調と信頼の大切さを学ぶ、仲の悪い者が仲直りする、引退操縦士の復帰、病気を隠す、自己犠牲と盛り込んでいる。特に、二人が同期しないと操縦出来ないなど、協調と信頼に重きを置いている。人類が力を合わせて怪獣を倒すという命題の象徴だ。加えて、生物博士、数理博士、闇商人という個性豊かな人物が登場する。彼等に諧謔や道化の役割を持たせて、観客に一息つかせ、同時に世界観を広げることに成功している。彼等は安直な脇役ではなく、怪獣の最大の秘密を探し当てるという重要な役目を果たす。特に新味は無いが、どの人物も手際よく描きわけている。核兵器で倒せるのなら核ミサイルで攻撃せよ、海底に核弾頭を運ぶのなら潜水艦だろう、怪獣防護壁が脆弱すぎる等の点には目をつぶるしかない。説明の無い部分はそういう世界観だと納得して観るしかない。それぞれのメカに個性があり、メカ愛があるのは分かるが、怪獣愛は日本人のそれとは違う。日本の怪獣は、恐怖と破壊をもたらし、忌み嫌われるだけの存在ではなく、恐竜や爬虫類が巨大化した生物でもない。どの生物とも違い、さほど醜くなく、造形美を供え、どこか愛嬌があって、人間味さえ感じられる。その人形を部屋に飾って置きたくなるものだ。本作品では「人類の危機」を強調する余りか、怪獣を醜悪に描きすぎている。殺害方法も血腥く、むごたらしい。本当の怪獣は、応援したくなるもので、死ぬ怪獣に憐みを持つのが日本人だ。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 10点(2015-02-09 04:59:15)(良:2票)
143.《ネタバレ》 ロボは好きです。デカければ尚良し。それでビルを壊しながら戦ってくれたらもう言うことありません。それに本作には各国の個性的なロボが集まってるじゃないですか。堪りませんよ。しかもなんですかこのデザイン。特にチェルノアルファ。この頭。プロフェッショナル風なパイロット。カッコ良すぎですよ。それでこれでもかと動くんですよ。怪獣殴るんですよ。でもすぐにやられちゃうんですチェルノ。可哀想に。脇役なばかりに。
えすえふさん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-26 01:51:15)(良:2票)
142.《ネタバレ》 理屈はいりません。
スーパーロボットが出て、怪獣相手に、ドカーン・ギャオー・スドーン!!
パイルダーオンにロケットパンチ!その辺にあるものを武器にして怪獣をぶん殴り!
タンカーの持ち主から苦情が来るってw
一度でもガンプラや超合金を手に取った人なら、水に濡れるロボットの質感だけで悶絶。
逆にガンプラを子供っぽいと一笑する人には微塵の見どころもないでしょうw
幼いころガンプラを作り、超合金を戦わせて遊んでいた僕にとっては、夢のような映像のオンパレードでした!
こっちゃんさん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-14 21:33:38)(良:2票)
141.《ネタバレ》 物語の進行と共に、菊池凜子が可愛く見えてくる映画です。怪獣とボコボコ殴り合うのがこんなに熱いなんて!!と、興奮して劇場に3回観に行きましたが、何度行ってもチェルノアルファとクリムゾンタイフーンがやっぱり弱くて涙が出ました。たまに日本語になるのは面白いからOKなのですが、最後ペントコストがハンセン息子を脱出させないのも謎です。吹き替えの「ろけっとぱーんち!!」が良かったです。中国でヒットしたので中国寄りの内容になるでしょうが、2018年予定の続編も楽しみです。
DAIMETALさん [映画館(吹替)] 9点(2014-08-17 07:58:29)(良:2票)
140.非常にバカな設定を真面目に作っており非常によい。ロシアと中国弱すぎない?(笑)
とまさん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-19 18:56:29)(良:1票)(笑:1票)
139.《ネタバレ》 映像はすごいです。「トランスフォーマー」と比べたら、こっちの方が本物っぽいです。けれど、ストーリーは期待しない方がいいです。それにロボットも何故あんな形なのか、何故あの程度の攻撃しかできないのか、理解に苦しむところがあります。あんなにでかいロボットを作る技術がありながら、攻撃はパンチ主体だなんて、おかしくないですか?
shoukanさん [映画館(字幕)] 5点(2013-08-26 18:08:12)(良:2票)
138.《ネタバレ》 ハリーハウゼンさんのファンなんです。
怪獣たちが出るたびに可愛い~可愛い♪と心中叫んでおりました。
そしてウルトラマンを地上波でリアルタイムに見ていた、おかっぱ頭でヒダスカートの少女は私です。
3分しか戦いを見ることが出来ないフラストレーションを、今日は40年経って晴らすことが出来ました。
ロボットと怪獣の戦いをこんなに充実して観られるなんて!!
見ても見てもまだイェーガーと怪獣の戦いが続いています。
あ~もうたまりません。
デルトロ監督どうもありがとう(感謝)
怪獣の動き方もイェーガーの作りも、私のアンテナにピピっと反応して画面から目が話せませんでした(うるううる)
こういうのが見たかったのです。

それからちょっと思ったのですが,途中で♪北斗とみ~な~み~♪と心の中で歌ったのは私だけ?
それもまた日本の特撮作品へのリスペクトがなせる業でしょうか?

そしてこのサイトのレビューワー様、かつての少女もこの楽しい世界のお仲間に加えてください(笑)
男の子の端っこに入りたいです。
こんなにツボに嵌ったのは久しぶりです。
鑑賞後帰宅して、息子を捕まえて熱く語ってしまいました。
怪獣万歳!!
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2013-08-25 21:28:32)(良:2票)
137.《ネタバレ》 アニメのスーパーロボットの興奮をそのまま実写版映像に持ち込んでくれた作品。
映画を見てこれだけ驚くことが今後どれほどあるのか? 
一言で表現すれば「バカになれ!(A.猪木)」。 
今後のロボット映画のハードルが高くなったことは間違いないと思います。
戦闘シーン以外はこの際目をつぶります。そこに目を向けてしまったら5点の作品。
ましてDVDでみたら3点になりかねないような作品です。
惜しむらくは怪獣の能力が予想以上に高く、早すぎて戦闘シーンが分かりにくかったことです(私の動体視力がついていけないのかも)。
また、最後のラスボス的存在(カテゴリー5)についても絶望的な大きさをもっとしっかり見せてほしかったし、もう少し丁寧に戦いを描いてほしかったと思います。
それから、結局最後は自爆と核兵器頼みなのかと・・・  
ここまでぶっ飛んだ設定なのだから、複数ロボットの合わせ技か何かないのか! ・・・ちょっと興奮しすぎて我を忘れたようです。 
これだけ要望あれど粗あれど、なぜか10点。なぜかと問われてもよくわかりません!
いずれにしても続編に期待を残しつつ、シネコンから出た後も、あの単調に繰り返すバックミュージックが頭の中で止まらないのであります。
午の若丸さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-20 20:09:05)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 156人
平均点数 6.87点
000.00%
100.00%
221.28%
331.92%
495.77%
52113.46%
62717.31%
73723.72%
82717.31%
92012.82%
10106.41%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.13点 Review15人
2 ストーリー評価 5.50点 Review22人
3 鑑賞後の後味 7.12点 Review24人
4 音楽評価 6.85点 Review21人
5 感泣評価 4.56点 Review16人
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