231.《ネタバレ》 やはり『少年ジャンプ』は正しかった、と実感。僕らの生きる支え、それは、友情!、努力!、勝利!、これだ。そしてこの映画のすばらしいところは、友情、努力、勝利、そのどれもが「信じること」によってはじめて実現する、ということを具体的に描いているところだと思う。ウッディも、そしてバズも、途中それを信じられなくなる。でも、最後はお互いに励ましあって、再び信じるからこそ、奇跡が起きる。 もういい年したおっさんに、そんなことを考えさせるのは、たぶんストーリーの力だろう。予想を裏切り続ける、猛スピードのストーリー。何度も叫びながら見た。「ここでロケットだろ!」「そうだ、マッチ持ってた!」「火ついた!」「消えたーーーー!!(笑)」 いやもう、最高です。 【ぽん太】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-07-23 22:58:48) (良:2票) |
230.今のCGと比較してしまうと、どうも人間の描写がなんかリアリティーの塩梅がよろしくないと感じますね。でもそれは当時は仕方ないのでしょう。 アニメーションをCGにするとリアリティーをどこまで反映させるのがいいのかじゃないかと。 ストーリーはそんなに面白くないんですが、ハラハラドキドキを連続させる事によりひきつけられる物になっていますね。 主題のおもちゃから見た人間を客観視し、おもちゃを大切にって教訓のようですが、 どういうのがいけないというものは無いと思うので、分解したりしてもそれはそれで遊んだ子供の経験として役に立たない事は無いし、逆に人形を人間のように扱うのもいかがなものかと思います。 擬人化するのはいいですが、良い悪いを押し付けない作りにして欲しいですね。 じゃないといけない事をしたと子供が自戒するのはちょっと違う気がしました。 【森のpoohさん】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-11-23 09:09:27) (良:2票) |
229.《ネタバレ》 おもちゃに対する愛情と、おもちゃを愛してくれる子ども達に対する愛情に溢れた作品。 おもちゃが動き回るという夢のような世界が展開されており、このような気持ちはいつまでも忘れてはいけないと感じさせてくれる。 また、そういうえば自分が遊んだおもちゃ達はどこに行ってしまったのだろうとどこか切ない気持ちにもさせてくれる。 さらに、冒頭のアンディがおもちゃと遊ぶシーンは、アメリカの子どもも日本の子どもも変わらず、万国共通なのだろうか、どこか懐かしい感じにもさせてくれる作品だ。 おもちゃとともに遊び、おもちゃとともに成長していくのは普遍的といえそうだ。 ストーリー自体は、隣家からの脱出と引越の車への到着という取るに足らないものなのだけれども、他のアドベンチャー作品にヒケをとらない“激しい冒険”を堪能できるというのも不思議な仕掛けだ。 悪ガキの日光による攻撃や、飛ぶことのできない翼などを事前に描いておいて、それをきちんとオチとして回収するのは心地よく感じる。 1本のマッチを使って、ロケットを発火するのだろうと思わせておいて、一旦観客をドキドキさせるようなテクニックも見事といえる。 また、ウッディとバズというまさに正反対の性格の“二人”が繰り広げる見事なバディムービーだ。 自分の居場所を奪われたと思う者と、自分をヒーローと思う者という組み合わせは過去に例がないであろうほどの新鮮な面白みを与えてくれるとともに、自信やアイデンティティを失ったバズを救ったのは、ウィディであり、アンディの愛情(足裏に書いた名前)であったことはどことなく感動的でもあった。 他のキャラクターもただのお飾りではなくて、高い個性を感じられる。 ピクサーの製作陣が一つずつにきちんと愛情を込めたのだろう。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-31 22:35:28) (良:2票) |
228.《ネタバレ》 これはウッディーにとってもバズにとっても成長の物語だ。僕の場合、バズに感情移入してしまった。自分を英雄だと思ったがそうではない事に気がついたとき、人はどうすべきなのだろうか。これは自分が馬鹿だと気がついた時に、その後どうすべきかという事を必死で考えていた当時の僕自身に当てはまり、その時のウッディーの叫び声が僕の胸に響いてきた。そうだ、あるがままの自分に出来る事をするべきなんだ。それがわかった時、悪がき少年の家からアンディーの車を追いかけるという単純なアクションが、非常にスリルと躍動感に満ちたものになった。ロケットみたいに。もちろんバズが正義の味方と勘違いして暴走する前半のシーンも大好きだ。ヒーローにはなれない、でもヒーローが大好きな僕にとって、バズは馬鹿らしくもあり、愛らしくもあり、なおかつ等身大の存在なんだ。当時の僕をびっくりさせた最新式のCG世界の驚愕と、その映像をフルに使用したまったく新しい世界であることも踏まえ、10点満点を捧げたい。 【はち-ご=】さん [地上波(吹替)] 10点(2008-03-01 22:49:10) (良:2票) |
227.《ネタバレ》 『面白い』や『かわいい』だけでなく、感動があるのがディズニーですね。CGの技術に頼りきっていないストーリーの面白さが素晴らしいと思います。 特に今作は、あくまで子供向け子供目線で作られているのでしょうが、台詞の一つ一つを吟味すると、大人目線でも楽しめる妙があります。例えば、現在の職場、『飽きっぽいアンディ』。もっと良い職場があるのではと、再就職先に選んだシド。ところがこの再就職先はとんでもないブラック企業。結局アンディの良さを再認識することになるっていうのは、現実世界でも日常的にありそうです。まあ本作ではウッディ達は再就職したくてしたわけじゃないんですけど。 また、子供には良い教訓映画になりそうです。『物にも命があると思って大切にしましょう。』『一度失った信頼は簡単には取り戻せない。』子供達に、理屈ではなく感覚で学んで欲しいことを感じてもらえそうですね。 私は個人的に、バズがCMを見るシーンでアイデンティティーについて考えさせられました。ってゆーか、バズは一瞬落ち込みましたが、じゃあ私達人間のアイデンティティーっていったい?そう考えると人間もおもちゃも大差ないのかもしれないです。 それにしてもこのアニメとしての安定した面白さはいったい何なんでしょう。オープニングのプレゼント偵察をラストにもう一回もってくるところなんか、お約束中のお約束ですが、こんな演出がたまらなく楽しいです。 ウッディが前半ちょっと嫌な奴だったり、自分をスペースレンジャーだと信じきっているはずのバズがおもちゃのふりをしたり、まあ正直マイナスな部分もあるっちゃああるんですけど、それでもさすがディズニー、そしてピクサーのアニメは夢があって楽しいですね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-06-30 01:13:45) (良:1票) |
226.《ネタバレ》 フルCGアニメという新たなジャンルを確立し定着させたエポックメイキングな作品。やっぱり実写でも普通のアニメでも出来ないCGアニメならではのこの内容、スタッフたちの目の付け所の良さに感服。ウッディやバズといったいかにも正攻法の主人公たちの魅力もさることながら、細かい登場人物たちの遊び心溢れる生き生きとした姿も魅力的。とりわけ、シドの家の無残な姿に改造された玩具たちの、最初はモンスターのように描かれる彼らが実は悲しい被害者たちだったという姿は、子供たちに世界の不条理の片鱗を見せていて秀逸な演出だったと思う。そんな理屈を無視しても、大人でも充分に楽しめる上質のエンタメ作品。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-03 12:15:06) (良:1票) |
225.《ネタバレ》 良くも悪くもディズニー的な基本ストーリー。ウッディって結構イヤな奴だったんだなぁ。乱暴な子供のおもちゃ達が意外とホラー。 【とむ】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-09-16 08:31:58) (良:1票) |
224.自分にも覚えがあるけど、おもちゃで遊ぶ子供たちは、おもちゃに人格を持たせて心の中で喋らせています。怒らせたり、笑わせたり。その精神世界をそのまま映画にしたような作品。良質ですね。これを観た子供たちの「おもちゃの世界」はグッと拡がるんじゃないかと思います。そういう温かい視線と同レベルで、お隣のシドくんのように酷い奴を「悪者」ということでは無く平坦な視線で描いていることにも感心します。「おもちゃの世界」と「世の中」の両方を子供たちに見せる映画です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-17 15:15:18) (良:1票) |
223.これは子供向けの映画じゃない。おもちゃ達がサラリーマンみたいなこと言ってて可笑しかった。絶対大人のほうが楽しめると思う。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-29 22:50:10) (良:1票) |
222.ウッディの嫉妬心・・・すげぇ・・・!と思いながら鑑賞。 【はりねずみ】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-11-30 23:15:12) (笑:1票) |
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221.ウッディはしょうもない臆病者で、バズは頭ガチガチな理想主義者。でもそんな二人だからこそ、ストーリーは説得力を増し、ラストの感動は深まる。アニメはヒーローがいなくても十分通用するし、子供にもウケる。メルヘンものでなく、ヒーローものでもない。それでいて大人も子供も楽しめる気持ちの良い作品。 でも、この作品を小さな子供に見せたら玩具を捨てるたびに泣き付かれそうでそれはちょっと…(笑)。その点、教育上観せた方が良いか悪いかは微妙なところか。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-04 17:43:32) (笑:1票) |
220.《ネタバレ》 当然のごとく子供向けの作品と言えるけれども、僕はこの物語はリストラにビクビクする大人の視点だとも思う。若い頃には夢も希望も大きかったが、現実を知り、自分の限界も知り、挫折する大人の物語。僕もバズのように堕ちてフテくされた時期があったし、ウッディのように他人に嫉妬したり脅威を感じたこともあるので、泣けて笑えて感動しました。悪ガキのシドがツボでした。レンズで焦がす時の表情スゴイ。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-21 18:30:23) (良:1票) |
219.《ネタバレ》 コメディであり、アクションであり、ホラーの要素まである本作品。緩急のある演出で観客を飽きさせません。特に終盤の展開はスリリングで手に汗握ります。また物語的にも心を掴むものがあります。新しいおもちゃが来る度に、戦々恐々とする既存のおもちゃたち。ご主人に飽きられるのではないか、捨てられるのではないか。これは多くのサラリーマンが抱く思いに通じます。ちょっと切ない。映像的にもストーリー的にも上質で、子供はもちろん大人も十分に楽しめる作品です。ただ、個人的に一箇所だけ腑に落ちない場面があります。それは、隣の家の子供からバズを救い出す際に、おもちゃたちが禁を破るシーン。おもちゃいじめの子供にお灸を据えるのは、確かにスカッとするのですが、手法がイマイチだと思いました。“人間の目の前では身動きしない”は絶対に破ってはいけない“掟”のはず。おもちゃたちにとって“誇り”でもあったと思います。それをいとも簡単に反故にしたことにガッカリしました。いかに禁を破らず、目的を成し遂げるか。工夫のしどころです。ここを上手くクリアできれば、本作はもう一段階高みに達したと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2006-12-30 18:22:28) (良:1票) |
218.《ネタバレ》 これは、至宝の作品だわ。 バズが、スペースレンジャーじゃないと気づいて落ち込む場面、そして、そんなバズをウッディが励ますシーン、 この映画はオモチャの映画なんかじゃない、人間の細やかな愛情、嫉妬、自信や誇り、いろんな感情がギュって詰まって、キラキラしてる作品。 【凛々】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-12 22:49:06) (良:1票) |
217.《ネタバレ》 初の長編CGアニメーションでも技術だけではない「ストーリー」があり、ヒーローきどりで自信家のバズがアイデンティティを砕かれるシーンは図らずもせつない。 そしてウッディの自分の居場所を失う不安とジェラシー。 見た目はオモチャでも中身は人間のリアルな心を、カラフルで楽しい世界にのせて描いた傑作。 アンディの部屋の仲間たちも個性があっていつもにぎやか。 一番人気で活躍するのはバズでも、メインはウッディというスタンスはこの1作目から。 ソリの合わないふたりが自分の弱さを乗り越えて成長し親友になる過程、2人で大空にはばたくシーンはすがすがしさを残す。 To infinity and beyond! 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-13 09:03:48) (良:1票) |
216.ピクサーで初めて観た映画。ディズニー系やしおもちゃの映画やから、よくある予定調和な子供っぽい映画かなって思ってたんやけど、おもろかったんで、びっくり。CGの衝撃もすごかったけど、話もおもしろいし、キャラも変な奴とかいっぱいでてくるし、おもちゃの世界をうまく擬人化して描いてて、しばらくはまってもた。 【なにわ君】さん 10点(2004-11-15 16:10:23) (良:1票) |
215.うん、おもしろかったです。涙あり、笑いありの良作!ウッディの嫉妬や落胆ぶりがとても人間くさくってよかったです!子供向けというよりも、子供に返りたい大人向けな気がしました。おもちゃも、人間も仲良しが一番ですね☆ 【グングニル】さん 7点(2004-06-06 00:55:16) (良:1票) |
214.非常に単純なストーリーながらここまで仕上げるとは、ディズニーは本当に恐ろしい会社だ。 |
213.CG技術には全く興味のない俺も本作のプロットの巧みさに舌を巻き、見事にはまってしまった。自分がおもちゃであるというアイデンティティーの問題を扱いつつも、人間が失いかけている真の友情を高らかにうたいあげる。この辺りアニメだからこそ恥ずかしがる必要もないわけで、CGアニメというジャンルの可能性を作り手がしっかり認識している証拠だろう。 【恭人】さん 10点(2004-01-05 14:35:19) (良:1票) |
212.宮崎アニメに遅れをとっていたディズニーが、ピクサーという強力な武器を得て、逆襲に転じたのがこの映画です。アメリカという国は、ある意味偏執的に表現に対する規制が多く、子供向けのアニメを作るディズニーは、その煽りを最もまともにくらった会社と言えるでしょう。ブランドイメージも表現的な制約も守らなければいけない難しい立場の中で、この映画ができあがったのは奇跡としか言いようがありません。人畜無害で過去の遺物的なキャラクターに頼らず、新しいヒーローを作り上げたことは意義があります。しかも、そのヒーローが元々おもちゃだという斬新な発想により、子供時代のおもちゃ遊びを懐かしむ大人の観客まで魅了しました。私もこの新しいヒーローに敬意を表してバズのフィギアを買いました。ボタンを押すとビーム(?)も出るし、「To Infinity and Beyond!」としゃべるし、良くできた代物でした。 |