2.《ネタバレ》 島抜けのくだりは、これは日本版の「大脱走」をやるのかとテンションがあがりましたが、さにあらず。どちらも1963年の作でした。同級生の「大脱走」と比べると無宿人たちに周到さがないのが残念です。ラストシーンの奉行所放火、無宿人対奉行所の総かがり戦は、デラックスなキャストに見合った豪華な演出なのかも知れませんが、そのため雑な決着になってしまっています。長門裕之演じるイヤなエリート小役人が良かったです。長門裕之のベストパフォーマンスだったと思います。■まんまと一人だけ生き残った彼がすべて起こった事柄の記録を書き換えてしまい、ちゃっかり江戸に赴任するようなやりきれない終わり方はどうでしょうか?松本清張的?□佐渡金山の世界遺産への推薦をきっかけに見ました。