4.《ネタバレ》 内容をさらっと見て、「あ、男たちに酷いことされた女の子が復讐するっていう
よくあるパターンのやつね」と思い、とりあえず借りて見てみたのですが、
これがね、予想外だったんですよ。耳の聞こえない主人公の女の子は、
笑顔の素敵な美人さん、ここ重要です。こういう役柄は美人でなきゃダメです。
そんでその美人さん、殺されそうになってる人を助けようとする正義感あふれる
子なわけですが、ひどい奴らに捕まってレイプされる。ここまでは
予想通りなんですが、彼女はナイフでひと刺しされ、砂漠に捨てられる。
あれれ?死んじゃった?ここからが予想外。先住民たちのまじないにより、
なんと蘇るわけです。でも体は腐乱死体のまま。男たちを一人また一人と
片付けていきながら、体がズタボロになってく。とれかかった腕に布巻きつけて
つっつけたり、腹に砂入れたりなんかして、泣き叫びながらも復讐を
果たしていく。このキャラ設定に私はぐっときちゃいましたね。
こういうの、ありそうでなかったな~。そんで、彼氏に会いたい触りたい、
でもこんなひどい姿見せたくないからって身を引く。そしてラストなんて、
火をつけて燃やされるわけですよ。なんて切ないのよ。こんな
B級スプラッター映画でまさか涙ぐんじゃうなんて思いもしませんでした(笑)
掘り出し物です。秀作です。数多の数あるB級ホラーの中に埋もれていくには
あまりにももったいない作品でありました。シリーズ化希望。