2.TVで鑑賞しましたが酷い有様でした。9年前の映画ですが今見てほとんど誰も知っている人がいないということは、、まあ、そういうことなのでしょう。
カレン役(レイチェル・リー・クック)が可愛かったとは思いますが、正直居ても居なくてもよい空気・・ いや空気は重要ですから、まるで水たまりのような存在でした。下着姿を披露してくれたロシアのアンナ(Maria Guzeeva)のほうがストーリー上はずっと重要でしたが、こちらもこちらで他の男衆と同じ程度の、まさに空気な扱い。監督のマリオ・ヴァン・ピーブルズが割と重要な役割を担っていて、終盤には美味しいシーンを総取りしてしまいますが、結局あんたがやるんかい!って感じで微妙でした。また、彼女さんが仕事で訪れている極東の国に彼氏さんが飛行機で不時着とかも失笑すぎて・・ どちらかというとコメディですよねコレ?
色んな要素を詰め込み過ぎていてワチャワチャしすぎなのが一番の問題でしょうか。戦闘機だけに絞ればよいのに微妙な恋愛、微妙なサスペンス、微妙なアクション、微妙な国際情勢などなど、盛りだくさんの割りには全体的に浅い。全体を見渡しても褒めるところがほとんど見当たらないのが正直な感想でした。ラスト、彼女さんとのタンデム飛行は何となく素敵でしたが、まあ、映画って作るのが本当に難しいんだなぁと。。しみじみ。(全体的に飛行シーンの画質の粗さも結構気になりました)