1.《ネタバレ》 ある男女が出会った初日から、“飼い主とイヌ”の関係になる。
男が飼い主で、女がイヌ。
こう聞くと、なんだかエロス満載で、過激な内容に思えるが、やってることは大した内容ではない。
「お手!」とか「待て!」とかする程度。
社会に出て、それなりの責任ある立場に立たされると、常に決断を迫られる。
そんなプレッシャーとストレスから解放されたい。
そんな欲求を、イヌになることによって満たす。
現代人の病を、“飼い主とイヌ”という主従関係によって描いた実験的な映画。
実験的な映画にありがちな、退屈さ、意味の分からなさ、そんなものが常につきまとった。
エロス満載であるとか、衝撃的なシーンがあるとか、そんなのがあれば、もっと興味をひかれたんだけどなぁ・・・
勤め人の、日常のストレスを切り取ったシーンの数々は、なかなかリアリティがあって面白かったけどね。