54.《ネタバレ》 脇役はみんな魅力的。ストーリーも単純でそこそこ緊張感があって面白い。ところが主人公だけまるで魅力なし。ジトッと暗くて辛気臭くて華がない。辛い過去を負っているという設定はわかるが、見ているこちらまで暗くなってきます。最初のうちは音楽と映像がシンクロしていて軽いタッチだったのに、実はその音楽を聞き続けることにも暗い意味があって「お、おう」という感じ。 それにジェイミー・フォックスは案外早くあっさり退場するし、ケビン・スベイシーは最後の最後にいい人になっちゃうし。文科省推薦映画のような終わり方もあまり好きではない。よかれ悪しかれ予想外の作品でした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-01-27 02:54:49) (良:2票) |
53.《ネタバレ》 単にカーアクションを堪能するB級映画かと思いきや、良い意味で予想を裏切られる面白さでした。おすすめです。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-16 14:05:10) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 名作とまではいかないが娯楽映画としては申し分ない。充実した納得のひと時を味わえる作品だ。でもまあこの“ベイビー”がすごいドライブテクニックなのはいいんだけどその理由づけが欲しかった気がする。まさかもって生まれた天才ってわけではないだろう。このテクニックを修得するエピソードがあるともっとストーリーに深みが出たように思う。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-05-30 22:42:54) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 爆音上映で待望の初鑑賞! 予備知識無しで臨んで本当に良かった。 「傑作」との評判に偽りが無い事を実体験。 冒頭から文字通りドライブの掛かったセンス冴え渡る編集にハート鷲掴み。 少し前のアベンジャーズの映画で「日本よ、これが映画だ」と言う大それた宣伝文句を目にした事が有るが、 私に取っては正に、「これが映画だ!!」 かつて無い程の悪役キャラを演じたジェイミー・フォックス、その極悪非道なキャラに相応しい痛快な死に方! 意外な展開を見せるジョン・ハムとケヴィン・スペイシー(いい役者さんなんですが・・・)との関係、 そして何より、ヒロインを演じたリリー・ジェームズ!! 正に旬の女優さんと言う感じで私には終始キラキラ輝いて見えてました(笑)。 クライム・アクションものとしては少々軽すぎるのが減点要因ながら、またもや面白い作品にめぐり合えました。 勢いでBDとサントラ買っちゃいましたよ・・・ 通勤途上で意味も無く暴走しそうになりそうです。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-05-14 13:21:34) (良:1票) |
50.SNSの盛り上がりで慌てて映画館へ。 御多分にもれず、エドガー・ライト作品はどれもBlu-rayを買って何度も観るほど気に入っている。 いつもの劇場のベストポジションに着席。H-10。SONYのロゴの前だったか〝耳鳴り〟がした。何で今ごろ? ここ数十年はなかったのに… 私は中学生の一時期、耳鳴りに悩まされた経験がある。 主人公のベイビーも〝耳鳴り持ち〟という設定。音があると耳鳴りはしないので常に音楽を聴いている、これはリアル。 耳鳴りは無音状態になると砂の嵐(テレビ放送が終わった後のザーッという音)のようなノイズが聴こえ始め、次第にそれが大きくなって心理的に耐えられなくなる病気。私も寝る時はいつも音楽を聴きながら寝ていた。 エドガー・ライトはこれまで、ゾンビやド田舎のカルト集団、宇宙人やゲーム世界といった〝非現実VS現実〟の戦いを描いて来たが、この映画は70〜80年代のカーアクション風で、ファンタジーの要素は皆無のように見える。 しかし音楽で外界と遮断された主人公は、妙に浮世離れしていて(実際、彼の人生には常にBGMが流れ、他人はパントマイムの様に見え、)周囲の世界は彼にとって非現実 つまりファンタジーの世界として描写されている。そして後半、ベイビーは彼を取り囲むすべてと対立し決別する。 故に、本作もやはりエドガー・ライト的〝ファンタジーと現実の対決〟であり、もちろん 私の愛すべき1本に加わったのでありました。 SONYロゴで聴こえた耳鳴りは、映画の仕掛けとして音を出していたそうです…本物の耳鳴りでなくてホント良かった。 【追記】 ケビン・スペイシーの過去のセクハラ問題が発生してしまい、アカデミー賞を始め今後のショーレースからは完全に除外される可能性もある。残念で仕方がない。 【墨石亜乱】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-09-12 01:51:33) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 B-A-B-Y ベイビー。お前は最高さ。 ノリノリな音楽と爽快なカーチェイス。アクションが音楽と呼応し銃声だって音楽に合わせリズムを刻む。 ありそうでなかった、ここまで尽力を注ぎ込んだ映画は見たことがない。 そして本作はただのワンアイディアでは終わらない。 構成された人間関係と伏線、そしてそれを精密機械の如く全てを上手く拾い上げ回収していく展開は本作を更に気持ちよく仕上げていく。ベイビー同様何一つ無駄の無い仕事だ。 キャラクターもたまらない、ベイビーはもちろん、恋人に犯罪グループの一人一人、そして脇役のオバちゃんまでキャラが立ちまくりそれが上手く作用している。それにしてもジェイミー・フォックス演じるバッツの何をするかわからない恐怖は本当にヤバい。あのダイナーのシーンでの緊張感は息も詰まります、あんな奴とは絶対にお関わりになりたくないですね。 そして天才走り屋は音楽と運命共同体。 彼がノリに乗っているときは常に音楽は流れ続ける、しかし物語の後半音楽が止んだ時、止められた時それが彼のピンチだとこちらも確信する。 終盤の逃亡劇はまさにギリギリの連続に肝が冷えます。 結末まで、強迫的で丁寧な風呂敷のたたみ方にエドガー・ライトの妥協を許さない精神を垣間見ました。素晴らしい作品です。 にしてもあの形のiPodはやっぱりいいですねえ。再販してもらいたいなぁ…。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-09-08 21:44:47) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 エドガー・ライトの新作ということで期待に胸を膨らませ鑑賞。コメディ要素は少なく爽快感も薄い、シリアスなシチュエーションが多目でタランティーノやガイリッチー寄りの作風になった感じだが、ロックミュージックに合わせたリズミカルなカッティングはまさにエドガー・ライト。特にオープニングの長回しは必見!マイケルセラ似の主人公身体能力高過ぎ!ヒロイン都合良すぎ!でラノベかよ!なツッコミどころはあるけれど、まぁとりあえずテンポ良すぎ&クールすぎなので気にならない。 問題のラストシーン……あれは個人的に主人公の妄想?でリアルでは無いのでは?と思ってしまうのです。 それにしてもソニー映画なのにウォークマンじゃなくてiPod押しなのは思いきりが良い。 【eureka】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-09-02 07:05:29) (良:1票) |
47.何なの?この映画。 ご都合主義でホント何でもない話。 でも、逆にそれがイイ! それは、これが「観るべき」じゃなくて、音と映像に身を委ねて「体感するべき」映画だから。 主人公がいつもipodを聴いてるっていう設定も、物語上はその必要性をほとんど感じないんだけど、アクション映画でありながら「映像と音楽の完璧な融合」を目指せば、これ以上の設定は思いつかないよなぁ。 脇を固める役者も、み~んな一癖あって魅力的。 観終わった後、一人劇場でニヤニヤしてる自分がいた…。 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-08-26 15:15:25) (良:1票) |
46.個人的にJSBXのファンということもあり、トレーラーで見たオープニングがかっこいいのでワクワクして観はじめましたが、尻すぼみでおもしろくなくなっていった感、ちょっとがっかり。主人公がまぁなんというかイマイチで、その言動に全く共感できなかった。他の方もおっしゃってますが、悪役全般とデボラが魅力的だったのでその分の点数です。旧いアメ車はかっこいいね。 【460】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-02-19 04:01:53) |
45.《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞、カーアクションが良かったですね。主人公のキャラも良かったけど無口で地味なのは否めないですね。ばかばかしくて楽しめました。観終わって調べたらエドガーライトだったんですね、何となく納得しました。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-05 09:48:15) |
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44.《ネタバレ》 主役以外のキャストがシブいなと思いそれなりに期待して鑑賞。 でも音楽も含めてあんまり好みじゃなかった。 全体的にリュック・ベッソンとかジェイソン・ステイサムとか、そんなテイストを感じました。 苦にはならずに最後まで観られるけど、これといって後には特に残るものはなかったです。 肝心の主演のアンセル・エルゴートが唯一無二のかっこ良さとかインパクトがないというか、セリフは殆どないけど暗い生い立ち、 過去を背負っているという内面を表現できるほどの演技ではないし(ここが「ドライヴ」のライアン・ゴズリングと決定的に違うとこ) ガツンとくる主役じゃないのよ。 ジェイミー・フォックスの極悪振りもそれほど魅力を感じず。 誰といったらエリートな役柄ばかりを見てきたジョン・ハムがあれだもの、ここがいちばん印象的。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-17 14:58:30) |
43.華麗な長回しやCGなしのカーアクションン、音楽を楽しむためにストーリーを設定しているのかのような映画でした。いろいろな映画へのトリビュートが入っているはずですが、追い切れていないと思います💦 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-09 10:18:50) |
42.《ネタバレ》 音楽を聴くことで、事故の後遺症の耳鳴りが消え、才能が覚醒する天才ドライバー、逃がし屋ベイビー。しかも、銀行強盗の物語なんていえば、まるで伊坂幸太郎の小説の主人公であり、設定なワケです。だからまあ、そこそこおもしろいのですが。伊坂の小説の特徴である、ある種残酷さや、それでいて軽妙さなどについて、それ(小説)には及ばないといった感想です。みんなでベイビーを救う最後のくだりなんて、ヤボの骨頂じゃないですか。そこまで説明してくれるなよ。 【なたね】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-13 19:18:18) |
41.評価の高い映画ですし、実際に映画を観てもセンスがいい映画で「なるほどこれが評価されるのはわかるわ…」と思うわけですが、しかし個人的にはイマイチでした。 理由はシンプルで主人公のベイビーがいまいち好きになれないから。 アウトロー系主人公のバリエーションの一つとしていろいろキャラ付けされてる設定もわかりやすいのですが、しかしどうにもこの主人公が好きになれません。そもそもまず顔が好きじゃない(笑) この映画の内容で、主人公を応援できなければ面白いと思えるわけがないので、残念ながら…という評価にしかならないのです。 クライマックスあたりは主人公が好きじゃない自分でも面白いんですから、これで主人公が好きであれば…と思うと残念でなりません。 ただこの映画、いいところもあります。 登場する女性2人が美人で魅力的な事。 そんなのキャスティングだけだろ、と思われるかもしれませんが、美人を魅力的に撮るのも監督の力ですから! 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-10 03:43:40) |
40.《ネタバレ》 コレ系(ミュージカル風味)の映画は大嫌いです。しかし本作は選曲のセンスが良かったのと、音楽=ダンス=主人公の心境(小躍り)となっていて、ミュージカルの方向に行っていないのが良かったです。 でもツッコミどころは多く、「耳鳴り設定」が早々におざなりになってしまっているのは残念でした。また「ボスの心情」が変わり過ぎていて、ラスト絶対裏あるでしょ?とすら感じてしまうほどのご都合主義(適当?)感はどうかと思ってしまいました。 また「買収してある警察との武器取引」に関しても、普通ならボスから「絶対手を出すなよ」としつこくクギを刺されてお使いに出されるべきなのに、子飼いだということを伏せてお使いに行かせる意味が判りませんでした。(バッツ=ジェイミーフォックスに行かせたら、ああなるに決まってる) あと、主人公とバディ(ジョン・ハム)が心を通わせるシーンがありますが、アレも意味が判りませんでした。あれだけ敵対するなら二人で音楽を聴いて心を通わせるようなシーンは必要なかったと思います。 良い点としては、ベイビー&デボラの恋愛がとんとん拍子に進み過ぎてて素敵でした(イイなあ若いって)。まるで高校生みたいで可愛くて素敵です。また、随所にちりばめられている”主人公のイイ人設定”がラストで効いていて、現実的でキレイにまとまったエンディングは素晴らしかったです。かなり甘めですがこの点数としておきます。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-05 17:33:02) |
39.《ネタバレ》 オープニング最強というか、ド初っ端のカーチェイスはマジで凄かったすね。アクションは掴み・中押し・オーラスとどれも高水準でしたが、個人的には最初が一番爽快感があって一気に映画に引き込まれました。ラスト付近の派手なカーバトルも全く悪くはないのですが、ソコも最初ぐらいのカーチェイスカーチェイスしたの(つーか更に向上したの)が来てくれるかな、と少し期待していたので、それだけがほんの微かに残念、というトコロでしょうか。 主人公はベイビーを自称したエラいカワイイ兄ちゃんで、作中でも結局「根は善人」扱いですが、中々どうしてキレるとマジでヤバいというか、十分すぎるホドにダーク・ヒーローの素質抜群です(躊躇いが無いのですよね)。出てくる人間も極悪人ばかりで共感するのはチョイ難しいというお話ですが、細かいことは気にせずに物語と音楽の爽快感を楽しもう、という作品だと思いますし、個人的には十分にノッていけました。重ねて、主演のアンセル・エルゴートはカワイイ兄ちゃんなのですが、キレた時の目付きなんかは迫力も素晴らしかったです。今後も注目していきたいすね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-12-19 20:47:25) |
38.主人公が音楽を聴いてるだけで、実際には歌わない、口パクだけのミュージカル。その音楽に乗って、カーアクションがテンポよく繰り広げられます。主人公は銀行強盗をクルマに乗せて逃がすだけの仕事なので、強盗シーンなども描写が省略され、とにかくテンポよく進みます。コインランドリーの洗濯物たちも、映画の中で踊ってる。 ただ、次に狙う郵便局へ下見に行くシーンでは、沢山の監視カメラが映されたりするものの、主人公と一緒に下見に行った少年に瞬時に状況を把握させることで、下見シーンを大幅に省略してしまう。確かにテンポはいいけれど、さすがにちょっと、味気ない。映画でちゃんと描写されない警備なんて、あって無いようなもの。観てて、どうでもよくなってきちゃう。 おそらくは、後半、主人公の彼女が事件に巻き込まれてしまうのか・・・という部分を中心に描かんがために、他の部分を省略しているのかも知れないけれど、それにしては、ここに至ってなお、もうひとつハラハラさせてくれないのは、どうしたもんだか。 あと、アクションを音楽とシンクロさせるのはいいけれど、銃撃戦の銃声まで音楽に乗せると、ここまでシラけるものか、というのは、ちょっとした発見でした。銃撃戦が台無し、といっても過言ではないですな。思えば、チャイコフスキーが「1812年」においてラ・マルセイエーズとともに大砲を鳴らす場面で、4拍子の音楽に3拍ごとの砲声を重ねたのは、さすがというべきか。 【鱗歌】さん [地上波(吹替)] 6点(2020-10-04 15:16:11) |
37.高評を目にし 鑑賞..冒頭から なんだB級映画か~ ってガッカリして観てたら..意外とシナリオがしっかりしてて それなりに観れたかな..甘めの 7点... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-09-20 12:38:33) |
36.映画全体に散りばめられた音楽と、その音楽に合わせて展開するテンポの良さが、この映画の命であります。心地よいリズムを刻みながら、最初から最後まで物語が進んでいくところが、とても心地いいです。主人公の、”本当は善人なのに訳あって悪いことしてます”的な人物像は、ありきたりではありますが、上手く表現されて、応援したくなります。この主人公を気に入れるかで、この映画を好きになれるか違ってくるでしょう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-07-17 22:46:45) |
35.《ネタバレ》 評価が高いので勝手に期待してしまっていたパターンでした。 だけに、期待はずれ、、、自分のせい。 タランティーノ風味な設定無視のスタイリッシュクライムアクション。 そしてタランティーノほどは脚本の捻りもない。 最初のキャラ設定は良かったんだけどな。 最後のチーム会議あたりからお話がぶち壊れていった。 そして最終的にはヒロインも謎の加勢。普通ドン引くよね、ラブマジック? 他にもゾンビとかファンタジーものなら様々な紛れ当たりも受け入れられる場面多々だけど、 でもこの映画が好きな人はそんなヒャッハー的なところがいいんだろうな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-16 16:30:16) |