1.《ネタバレ》 番組欄に「隠れた良作」という触れ込みでシャーロット・ランプリングですし、録画までしたんですけどね。
う~~ん、サスペンスらしさは冒頭の、車のトランクに入れられた瀕死の被害者が朝には雪の中の死体となって発見されるとこまででした。
ミシェル・セロー演じる刑事の無表情でぼそっと出る皮肉なセリフとか、掴みどころのないひょうひょうとした人物というのはなかなか良かったです、「プッ」と笑えます。ビル・マーレイと共通点があるような。
しかし、全体的にまとまりがないというか、思い付きのようなシーンが繋ぎ合わさっている感じでして、犯人を突き止める追い詰める緊張感も高まりもなく、何をどう観ればいいのか映画自体も掴みどころがよくわからず、やはりひょうひょうと終わってしまったのでした。
どうして「隠れた良作」になったのか・・・人によってはこういうの好きという人はいると思いますけどね。
シャーロット・ランプリングの脱ぎっぷりの良さは流石というところでしょうかね。なぜか本作では三白眼がやけに目立っていて魔性の女炸裂、エロさ全開でございました。