2.ブルース・ダーンの名演を堪能しました。ブルース・ダーンを見ているだけで退屈しない。
それに加えて、彼の話を聞いているのか聞いていないのか。フワフワした雰囲気を漂わせながらも、
終盤の演劇のシーンではキリッとしたこれぞ女優という表情を見せる。
ダーンのお相手を演じた女優さんがまた素晴らしかった。
「きみに読む物語」を思い出したりもしましたが、ユーモアと品のある空気がいい具合に絡み合い、
年老いるということ考えさせられる作品の舞台設定ですが、いい意味で作品は重さを感じさせない。
コメディの要素を担当する、ダーンと絶妙の掛け合いを見せるブライアン・コックスもまた良かった。
これもラブコメの1つのカタチなのかな。90分に満たない小品。いい映画でした。