1.ネットフリックスで配信が始まったのにレビューはゼロか~
シネマレビューではマイノリティ分野ですが、さすが推しユ・アイン主演の良い映画です
「声もなく」
主人公(ユ・アイン)には言語としてのセリフはありません。
でもそのこと見ているうちに忘れてしまう。セリフなくてもすごく感じる、
青年テインの苦悩を、喜びを、葛藤を。
いや~好きだな~。彼の役者魂と言っていいのか。
表現するために生きてるような感じ。
不摂生と貧窮でボテッとだらしなく太った肉体も
教養がなく生きるためにせざるを得ない汚い仕事への思いも
不条理に対する嫌悪感も
ユ・アインという役者によって表現される。
カラっとブラックユーモアでまとめられたノアール世界で
青年テインが思うこと。観客が置いてきぼりを食うようなラストですが余韻がヤバイです。
「声もなく」は原題通りの訳ですが「声がなく」ではないところも深いです