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FALL/フォール

[フォール]
FALL
2022年上映時間:107分
平均点:5.94 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-02-03)
公開終了日(2023-05-12)
サスペンス
新規登録(2023-06-04)【Сакурай Тосио】さん
タイトル情報更新(2024-03-13)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督スコット・マン
キャストジェフリー・ディーン・モーガン(男優)ジェームズ・コナー
あらすじ
巨大な岩壁にフリークライミングで挑む中、愛する夫のダンを滑落事故で失ってしまったベッキー。以来、孤立した酒浸りの人生を送っていた彼女を救い出そうと、クライミング仲間で親友のハンターは解体を予定している高さ600メートルの荒野に聳え立つテレビ塔に登ろうと強引に誘い出す。始めは乗り気ではなかったベッキーだったが、塔を登るうちに次第にかつての力が呼び覚まされ無事登頂に成功する。しかし、そろそろ帰ろうかと降り始めた矢先、老朽化した梯子が崩れ落ちてしまい、二人は高度600メートルの狭い足場で、水も食料も失いスマートフォンは圏外という絶体絶命の状況に陥ってしまうのだった。
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12
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33.「高所」という原始的恐怖心にひたすらにフォーカスして、極めてスリリングなスリラーアクションとして仕上げたこのジャンル映画の“立ち位置”は正しい。もし劇場で本作を観られたならば、その恐怖心は最大限に増幅されていたことだろう。

まず舞台となる600メートル超の鉄塔(テレビ塔)の存在感が良い。
荒野の真ん中でひょろりと伸びるその風貌は、あまりにも現実離れしていて、いい意味で馬鹿馬鹿しくもあり、それでいて恐怖の象徴として明確な説得力も孕んでいた。
その常軌を逸した鉄塔のビジュアルと、そこで繰り広げられるサバイバルを、低予算ながらもとても卓越した画作りと編集で映し出したクリエイティブは素晴らしかったと思う。

テンポよく、潔く、メイン舞台に主人公たちを運び、高所でのサバイバルを描き出した展開自体は的確だったと思う。
冒頭部分での細かい描写が、しっかりと後半での伏線として張り巡らされ、下手をすればアイデア一発で内容の乏しい展開になってしまいそうな題材を、終始緊張感を持続させたスリラーへと昇華させていたことは間違いない。

「恐怖映画」として、狙い通りの恐怖を具現化し、限られた予算で一定レベル以上の娯楽を生み出している本作は、褒められて然るべきだろう。

ただ、個人的には冒頭部分からどうしても主人公たちの心情に共感できない要素があり、それが結局最後まで雑音となってしまい、“手放し”で高評価というわけにはいかなかった。

それは、登場自分たちの危機管理の薄さというか、危険回避能力のある種病的な欠如に他ならない。
オープニングの断崖絶壁でのフリークライミングシーンからそう。主人公はそこで夫を亡くしてしまい、それがこのドラマの起因となるわけだが、あのような危険行為にまったくもって魅力も共感も感じることができない者としては、そりゃあそんなことしてたらいつか死ぬだろうよと、鼻白むことしかできなかった。
そのくせ、いざその危険行為によって人を亡くしたら、1年以上も他者を遮断し自暴自棄に落ち込むとうい主人公のあまりにも覚悟の無い心情にも違和感を覚えた。

詰まる所、主人公たちの身体や、精神構造に、あのように危険極まりないクライミングを繰り広げる人物像としての説得力があまりにも欠如していたように思える。
あれほどまで危険なクライミング行為を自らするのであれば、身体的にはもっと鍛え上げれていて然るべきだろうし、自他を含めた人間の「死」そのものに対してももっと達観した思考があるべきだったろうと思う。

1年以上も酒に溺れていたくせに、何の準備もなく親友の誘いに乗って地上600メートルの鉄塔に挑むという言動は、完全に主人公の「自殺願望」の表れだろうと思ったし、そんな無謀な誘いをする親友も何かしらの「思惑」があるに違いないと、訝しくストーリーを追ってしまった。それくらい、彼らの言動には常軌を逸した違和感と不自然さを感じた。
例えば、デヴィッド・フィンチャー監督の「ゲーム」のようなどんでん返し的な“オチ”を、どこかで期待していたのかもしれない。

しかし、親友はある秘密を抱えてはいたが、主人公にとってはかけがえのない普通にいいヤツ。最後には疎遠だった父との絆を取り戻し、地上に生還するという展開は、安直という印象を通り越して、「何だコイツら」と、やはり最後まで理解と共感が及ばなかった。

シンプルではあるが非常にクオリティの高い「恐怖」を創造できていただけに、取ってつけたようなドラマ性や、違和感たっぷりの人間描写が、必要以上に大きな不協和音として鳴り響いてしまった。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-29 00:07:46)(良:2票)
32.《ネタバレ》 立ち入り禁止の危険な塔に許可なく登り、遭難してしまうお騒がせユーチューバーの話です。
なので、主人公に全く感情移入は出来ません。
高所の怖さだけ味わえます。
東京ロッキーさん [インターネット(吹替)] 5点(2024-07-01 11:42:21)(良:1票)
31.《ネタバレ》 撮影方法やストーリーの流れは本当に素晴らしい映画ですが、しかしながら一般常識をもった観客にはこの物語の根幹部分が全く理解できないため、、まともな人にとっては共感を呼ばない駄作に成り下がってしまいました。
今時と言ってしまえば確かにそうなのですが、この映画を端的に表すとすれば「迷惑系ユーチューバーの末路」という程度のドラマ性しか表現できていません。主人公たちの生き方や理念(理念=根本的な考え方)に全く共感できない、むしろ嫌悪感すら抱いてしまうドラマ性のおかげで、一般的な大人にとってはこの映画は残念なものになってしまいました。

ダンとベッキー夫婦はフリークライミングという、命の危険が伴う趣味を自ら進んで行っています。自分から死ぬ可能性がある行動をしておきながら、パートナーが死んでしまったら一年以上も酒に逃げる生活をするような人間性には共感できないし、立ち直る切っ掛けが600mの建造物に違法に登ることだなんて・・ 大人が見たら開いた口がふさがらないとしか言いようがありません。挙句はハンターの激白で”あんたの旦那と浮気してました”。。まあ似たもの同士なのでしょうあなたたちは。(これに関しては、遠巻きながらパパから意味深なセリフが用意されています)

ただ、後半判明する実はアレだったというカラクリは心底素晴らしかったし、ピザサイズしかない頂上でのワンシチュエーションで60分もたせたストーリーの組み立て方は本当に上手かったです。皆さん同様、下半身がヒュンヒュンしっぱなしな映像ラッシュは、、もう本当にお見事としかいいようがありませんでした。

何気に気になった点を書いておきます。あれほど不安定かつ小さな場所に二人でいる場合、普通なら真ん中の支点に何かを巻き付けておかないと手を離せないハズですが、普通にカメラ片手に上向いたり色んなポーズを取っていたのは気に入りませんでした。あと、トラックにドローンが衝突するシーンもご都合主義すぎるかなって思います、動いているものがあれば普通は気になるし注意するハズ。最後に、、予備のロープくらいは持っていけよって思います。15mが二本あれば二人とも助かったかもしれません。

辛口レビューでしたが、この映像表現は唯一無二のものだと思いますので、そういった意味では本作を手に取る価値は大いにあります。少しオマケしておきます。
アラジン2014さん [地上波(吹替)] 7点(2024-11-21 18:30:47)《新規》
30.アイデア一発勝負の作品。
何一つとして感情移入できない、頭悪そうな女子2人組you tuber 地上600mでのサバイバル。
あれやこれやの障害が飽きさせないものの、肝心な部分をすっ飛ばした結末に呆れ果てるところ。
小学生時分、家の前の電柱のてっぺんに登って見下ろすのが大好きで母やご近所さんに「男の子やったら良かったのに・・・」と言われており、今も高所大好きなので映像に点数の全てを。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 3点(2024-11-21 15:28:08)《新規》
29.鉄塔でSNSで画像を挙げると内容なのですが、
高所恐怖症の人には映像はめちゃくちゃ怖い
映像になっております、内容も途中でどっちが
現実なのか不明な点が有り普通のみ作品なっております。暇な時に鑑賞する作品です。
SATさん [インターネット(吹替)] 5点(2024-10-08 06:04:11)
28.《ネタバレ》 めちゃくちゃ高所恐怖症なのに観てしまった!! いや~も~怖い怖い怖い!高い高い高い!マジでやめてーー!の連続でした。これ映画館で観てたらヤバかったかも...チビっちゃいそうで...(;´∀`)

にしてもま~よく撮影したもんだよな~どう見てもCGに見えないからどうやって撮影したのか調べちゃいましたよ。そしたら高さ600mの絶壁の頂上に、高さ30mの塔の上の部分だけを実際に組み立てて撮影したそうで、さらにスタントも役者さん本人がやられたそうで、マジ頭が下がります。だからこその臨場感ハンパなかったです。

ハンターが実は死んでいて幻覚を見ていたっていうやつ、「海底47m」やん!て突っ込んでしまったけど、製作者一緒だったのね。

ハゲワシを捕まえて殺して食べちゃうシーン。「コナン・ザ・グレート」を思い出しちゃいました(笑)それともしかしたらこのハゲワシ、ハンター食べてたやつかも...て想像したらゲッ!てなった。

とにかくあの手この手で生き残ろうとするアイデアはなかなか面白かったし、高所の恐怖とあちらの治安の悪さもめっちゃ体現できた。でもなんだかんだで一番ビビったの、トラックと追突しそうになったシーンだったけど...。

※これ見て電球のソケット外して充電した人、何人いるのかな?(笑)
Dream kerokeroさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-29 14:50:12)
27.《ネタバレ》 自業自得なので同情の余地はないけど、映像が凄過ぎて下半身がゾワゾワする。
元凶のハンターが居なくなったお陰で少し応援する気持ちが芽生えた。
後半はどうにか助かって欲しいと思いながら見てたけど、肝心の救出シーンをカットするのは酷過ぎる。
そこがいちばん盛り上がるところなのに。
もとやさん [インターネット(吹替)] 5点(2024-09-11 14:45:16)
26.《ネタバレ》 こういうことするときには最悪の事態を想定していろいろ準備するもんじゃないの。
事故からの再起リベンジするのにいきあたりばったりってどうなの、と思ってしまって、二人には感情移入できなかった。

ラスト近くの「友人は死んでた」という見せ方もちょっとなんだか。
それじゃあ他のこともなんでもあり(妄想だった)にできてしまう・・・何なら本当は友人は自分が突き落としたとか。そうする理由も無くはないわけだし・・ってその理由さえ妄想の中に入れることもできてしまうな。

でもとにかく全編、手に汗握って観たので、それだけで7点は行った。
スズメッキの魔女さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2024-09-09 01:35:46)
25.《ネタバレ》 よくこんなアイデアと絵ヅラを思いついたな…。究極の高所恐怖症映画。映画館で見たら死んでました。
「CUBE」「リミット」始め「閉所恐怖症」の映画は数あれど、それとは逆の「広所恐怖症」という恐怖は初めてではないか。上下前後左右ほとんどないもないという恐怖。
バッドエンドでないのも良かったです。最近のこの手の映画はそのまんまのバッドエンドというものが多いけど、今さら衝撃的でもなんでもなく、単に製作者が気の利いた脱出方法を思いつけなかっただけにしか見えない。現実には解決しようが無い事の方が多いのに、わざわざ映画でまでそんなものを見せられてもしょうがないです。
他の方も言われるように、救助シーンが端折られてたのは少し残念でした。梯子車は届かないし、あんな棒が1本伸びている場所ではヘリコプターも中々近づけない、どうするんだろうか…と思ってたので。
でもそれによって変に間延びせず、スッキリとしたラストでこれはこれで良かったと思います。
久々の低予算アイデア一発ものの秀作。
番茶さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-08-31 16:01:05)
24.話は単純だが、とにかくずっと怖い。高所恐怖症の人にはツラい時間が続く。
そういう意味では稀有な映画。
simpleさん [インターネット(吹替)] 7点(2024-08-11 11:15:05)
23.常にいわゆる「玉ヒュン」状態で見る映画。
自分は人より高所恐怖感が強いせいか、とにかく、作中シーンのほとんどを占める彼女たちの高所での行動にずっと恐怖を感じていた。
へたなホラー映画より、ずっと怖かったかもしれない。
まあ、高所恐怖感というのは、ホラー映画のような、心地の良い怖さではないけれど。

話全体として、私の好きなサバイバルもので、話もそつなく作られていて面白かった。ヒロインはなかなかにたくましく、ハゲタカを食ったり、友達を緩衝材にするべく叩き落としたりしてくれる。やっぱりサバイバルものの主人公はこうでなくてはいけない。
父親のくだりは、まあよくある「とってつけたような人間ドラマ」を入れた感じで、何一つ心は動かされなかったが、まああんなものはおまけ。
相方のハンターが浮気してた云々の話のほうが、何かそれで、裏切り、命の奪い合いのようなものが起こるのではないか?というハラハラ感になってよかった。
ところで、ハンターは、クライミングをするにはさすがに少しぽっちゃりしすぎじゃないか?もう少し引き締まったのをキャスティングすべきだと思う。
椎名みかんさん [インターネット(吹替)] 7点(2024-08-01 02:59:24)
22.昔流行ったワンシチュエーションスリラーってやつですな。
結構伏線あったり、変な違和感あったり、なんでそんな編集をしたのだろうという疑問がそういうことかと一応納得させられました。
ただラストは捻りがあったもののあっさり風味で、そこが丁寧だったらもう1~2点高かったと思います。
ワンシチュエーションにしては色々あって、私はそこそこ満足度がありました。
たんたかたんさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-21 14:06:19)
21.《ネタバレ》 そうか。緩衝材はもう靴ではなく、友人の体なんだね。
彼女が誘ったんだから、それは仕方ない。
どうやって降りるか、ではなく、どうやって救助を呼ぶか、という所に話がいってしまったのがちょっと早くて、もう少し何か考えて欲しかったな、というのが残念なポイントの一つ目。そしてもう一つは、登山の悲しみや恐怖から脱却するには、鉄塔登りじゃなく登山では?というのは、映画の設定自体がそうなのでまあ仕方ないよね。
しかしながら、高所の恐怖感は十二分に味わえる、今までにはなかった映画。
ジェフリー・ディーン・モーガンは、ウォーキング・デッドの悪役を完全に払拭できた感じで、彼が出ていることで映画が引き締まった感が強い。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-14 08:18:49)
20.《ネタバレ》 サブスクで妻と鑑賞。私と妻が同じ物を見るのは非常に珍しい。
見た第一印象はどちらも「まぁまぁかな」だった。これも珍しい。大概意見は合わない。

高さ感は文句なく素晴らしかった。
登る途中で何度も挫けそうになる場面は「いや無理だろ。降りろよ」と思った。
で登頂に成功して降り始めた途端にハシゴが崩壊する。ここがピークだった。
以後は何となく変な脱出劇になる。
こんな命のかかった場面で妄想とか普通見る物だろうか?
そこが一番納得が得られなかった。
だから見た直後の印象が下がったんだと思う。
5点か6点か迷ったが、少なくとも前半は見入ったんで6点にします。
ぴのづかさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-07-11 09:23:27)
19.《ネタバレ》 そういう映画なんだから仕方ない、とはいえ、非常に薄いというか、パニック映画というか。昔のゾンビ映画を見ているよう。
あれもダメ、これもダメ、ね?絶望的だよね?、ドン!ほらドッキリしたでしょ?怖いでしょ? どうほら?ヒヤヒヤするでしょ?
とにかく感情を押し付けられる。付き合ってられないよ。いや、、、でもそういう映画なんだから仕方ない。見た私が悪い。
Keytusさん [インターネット(吹替)] 4点(2024-07-09 00:48:38)
18.ありそうでなさそうな600メートルの高所サバイバル。
ダンが滑落したあたりはクリフハンガーを思い出しました。

鉄塔に上る動機が常軌を逸しているが近代的なドローンやSNSを盛り込んだりして美映像。見せかたは良い。

しっかし下手なホラーより恐かった。
話の半分以上が鉄塔の上という高所恐怖症には痺れて見てはいられないだろう。

少し捻った展開もあり、脱出模索あれこれあり、ハラハラドキドキ感ありで
楽しめました。お父さんは大切にしなさい。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-01 23:49:30)
17.《ネタバレ》 もう二人がやっていることは完全に自業自得。

映画の半分以上は高度600mの狭い足場の二人芝居で展開されるため、
どう展開していくのかが腕の見せ所で、錆びたハシゴの描写に今にも緩みそうなナット、
CG合成だと分かっていてもいつ落ちるか冷や冷やしてしまう。

あの簡素な鉄塔が実在するのかよ、とツッコミどころが少なくないのは確か。
特に通知が届いて助かりましたは分かるが、救出描写の割愛にしろ、
その御都合主義な顛末が本作の希有さを凡庸なものにしてしまった。
ヒロインが生還できたことに対するメッセージを述べたところで何の感慨もなく、
ヤバい誘いをしてくる友達は選びましょうくらいしか言えない。

時折、YouTuberが高所の撮影中に転落死する事故が起きると、
手軽に発信できるネットを想像力が欠如した愚者に使わせるとどうなるか、
警鐘を鳴らす意味でバッドエンドの方が良かったのではないか?


追記:サウスダコタ州に"KVLY-TV塔"という本作のモデルらしい電波塔が実在しており、
メンテナンス作業する姿がYouTubeで投稿されているのでリアルな恐怖を感じたい方は是非。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-06-30 15:08:17)
16.《ネタバレ》 もう観る前からどういう映画なのかわかって観る作品だと割り切れば、期待に違わぬ面白さを味わえた。
高さ600Mの電波塔のてっぺんに取り残されるとどうなるか…
まさにシチュエーションサスペンスな作品。

特にあちこち錆びて軋んでいるハシゴの描写や、優れたCG技術によって、主人公たちと一緒に高所にいる感覚を味わえるため、わかっていても股間がスーっとしてしまう。

ストーリーはいささか現実離れしているし、途中の夢オチや、ラストの展開には好き嫌いが分かれると思うが、主人公達がフリークライマーであることが前提であるため、普通なら無謀と思えるような数々の試みを挿入することで、(またそれが失敗することで)2時間の鑑賞に堪えうるようにできている。

主人公が二人とも女性でなぜか肌の露出が多いのも、こういう映画の特徴なのだろう。
田吾作さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-06-26 17:30:38)
15.そこそこ面白い。気になったのは、最初のクライミングのシーンで、遠くからの映像、主人公と彼氏2人で、女友達の姿なかったよう
だが、見落としたかな?
代書屋さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-06-23 15:44:35)
14.《ネタバレ》 高所はあまり得意ではない私。アンテナ塔を登り始めた後は終始絵にかいたような「手に汗握る」状況でした。こんなに手汗を感じた作品は一体いつ以来だろうか?思い出せないぐらい久々の超緊迫感に包まれました。何だかベタ付くような嫌な汗。純粋に怖くて不純物が体内から流れ出したのかと思ったりして。運動したり辛い物を食べて噴き出す汗とは明らかに違う汗。観終わって一番感じたのはそのことだったりしました。

肝心の物語については、ベッキーのお父さん(相変わらずカッコいいジェフリーさんに出会えて嬉しいです)以外は感情移入できない登場人物ばかりで、アンタらいったい何やってんの?何考えてるの?みたいな行動・思考のオンパレード。どう考えてもあまりに非現実的な流れなので、リアル「手に汗握る」状況なのに基本的には終始傍観者のノリで「んなワケないだろ!」とかツッコミまくってました。

実は幻覚でした系の演出が途中に挟まる構成はちょっと異色で面白かったですけれど、基本的にはご都合主義ばかり。猛禽を素手で倒してナイフもなしに食っちまうというあり得ない演出には苦笑でした。いくら首を抑えても両足で切り刻まれてしまいますって。だいたいからして殺されたトリさんが可哀そう過ぎてヒロイン憎し。尚更に感情が離れてしまいました。

救出シーンの割愛はある意味正解かも知れません。おそらくヘリでしょうけれど、それを描いたらまたあり得ねー世界の追加になってしまったでしょうし。

不満点を挙げればまだまだ出そうですが、そのくせ眠気を感じることもなく観終わった私。楽しんで観ていたことは否定出来ません。なので点数的には5点献上します。手に汗握り過ぎて思考がとっ散らかってしまいました。

あ、蛇足ですがもう一つだけ追記。「取り残された」と何回かベッキーとハンターは発言してますが(原語では確認していません)、この状況はどう考えても「取り残されて」ませんから。梯子のせいにしてはいけませんね、言葉は正しく使いましょう。てか、あくまでも自ら招いた状況だということを理解していないというか…。益々感情移入不能になりました。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-19 14:49:30)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 5.94点
000.00%
100.00%
200.00%
326.06%
439.09%
5515.15%
61133.33%
7927.27%
839.09%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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