マトリックスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マトリックス

[マトリックス]
The Matrix
1999年上映時間:136分
平均点:6.94 / 10(Review 821人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-09-11)
アクションサスペンスSFカンフーシリーズものネットもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-03)【イニシャルK】さん
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監督ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
助監督ジェームズ・マクティーグ
ブルース・ハント(第2班監督)
演出ユエン・ウーピン(カンフー指導)
ディオン・ラム(カンフーチーム:香港)
佐藤敦紀(日本版予告編)
キャストキアヌ・リーヴス(男優)ネオ(トーマス・アンダーソン)
ローレンス・フィッシュバーン(男優)モーフィアス
キャリー=アン・モス(女優)トリニティー
ヒューゴ・ウィービング(男優)エージェント・スミス
ジョー・パントリアーノ(男優)サイファー
ロバート・テイラー〔1963年生〕(男優)エージェント・ジョーンズ
マーカス・チョン(男優)タンク
アンソニー・レイ・パーカー(男優)ドーザー
マット・ドーラン(男優)マウス
ポール・ゴダード(男優)エージェント・ブラウン
ジュリアン・アラハンガ(男優)アポー
ベリンダ・マクローリー(女優)スウィッチ
グロリア・フォスター(女優)オラクル(予言者)
小山力也ネオ(トーマス・アンダーソン)(日本語吹き替え版【ソフト】)
日野由利加トリニティ(日本語吹き替え版【ソフト】)
玄田哲章モーフィアス(日本語吹き替え版【ソフト】)
宝亀克寿ドーザー(日本語吹き替え版【ソフト】)
金尾哲夫サイファー(日本語吹き替え版【ソフト】)
山野井仁エイポック(日本語吹き替え版【ソフト】)
中田和宏エージェント・スミス(日本語吹き替え版【ソフト】)
安井邦彦ブラウン(日本語吹き替え版【ソフト】)
此島愛子オラクル(日本語吹き替え版【ソフト】)
森川智之ネオ(トーマス・アンダーソン)(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
戸田恵子トリニティ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
内海賢二モーフィアス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
岩崎ひろしタンク(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
樋浦勉サイファー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
片岡富枝オラクル(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石田彰マウス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
唐沢潤スウィッチ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大塚芳忠エージェント・スミス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
青山穣(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
佐久田修(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
牛山茂(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
平田広明(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田原アルノ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
音楽ドン・デイヴィス[音楽・1957年生]
編曲ドン・デイヴィス[音楽・1957年生]
主題歌レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン♪ Wake Up
挿入曲デューク・エリントン♪ I'm Beginning to See the Light
マリリン・マンソン♪ Rock Is Dead
ロブ・ゾンビ"Dragula (Hot Rod Herman Mix)"
撮影ビル・ポープ
製作ジョエル・シルヴァー
ダン・クラッチオロ(共同製作)
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ブルース・バーマン
アンドリュー・メイソン
バリー・M・オズボーン
アーウィン・ストフ
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクボブ・マッカーロン
ポール・カッティ
ニック・ニコラウ
特撮ジョン・ゲイター[特撮](視覚効果監修)
アニマル・ロジック社(視覚効果)
美術オーウェン・パターソン
ジュールス・クック(美術監督補)
衣装キム・バレット
編集ザック・ステーンバーグ
録音ジョン・T・ライツ
グレッグ・ルドロフ
デヴィッド・E・キャンベル
字幕翻訳戸田奈津子
その他ドン・デイヴィス[音楽・1957年生](指揮)
ビル・ドレイパー〔その他〕(プロダクション総指揮)(ノンクレジット)
あらすじ
ニューヨークのコンピューター企業で働くネオ(キアヌ・リーブス)。凄腕のハッカーとしても知られる彼は最近起きてもまだ夢を見ているような不思議な感覚に悩んでいた。そんなある日、ネオは正体不明の女性トリニティー(キャリー・アン・モス)に導かれ、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)という男に会う。そこでネオはこの世界の驚愕の真実を見せられる。やがて全人類の運命をかけた壮絶な戦いが始まる・・・(136分)
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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821.姪っ子が、「人生で一番面白かった映画」というので観た。

高校生の人生の短さを想った。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 5点(2004-10-25 14:21:38)(笑:6票)
820.すぐ身近にマトリックス信者といっても過言でないようなマトリックスファンがいるので、観て何年も経つのに、いまだに「面白くなかった」と言い出せない自分。
永遠さん 3点(2004-04-08 02:57:39)(良:1票)(笑:4票)
819.なんでエージェントを倒すと、マトリックスを攻撃したことになるの?わからん。ゲームで敵キャラを倒しても、ゲームソフトは壊れないじゃん。
あすぺんさん 5点(2004-05-22 01:49:02)(良:3票)(笑:1票)
818.今となっては、一般生活の中にもコンピューター世界のイメージは浸透してきているが、それは本当にこの10年あまりの間でのことだろう。
この映画の製作年は1999年で、ほんの少し前の印象はまだあるが、まさにこの時期こそが生活の中にコンピューターが浸透し始めた頃で、故にこの映画の世界観は圧倒的に革新的だったということは言うまでもない。

主人公たちが闘う場所は、コンピューターに支配されたバーチャル世界で、対峙する敵はそこに組み込まれた“ソフトウェア”だというのだから、設定のセンセーショナルさだけでも今作の価値は揺るがなかっただろう。

まさに観た事がなく、そして理解もされにくい世界観を、完全なるビジュアルで紡ぎ出したことで、この映画は唯一無二の存在になったと思う。

今作はこの後2つの続編が公開され3部作となっている。
「リローデッド」、「レボリューションズ」とマトリックスサーガを見終わって改めて思い起こされたのは、オリジナルである「マトリックス」の面白さだった。

続編である2作と比べると明らかに単純ではあるが、その単純さこそ究極の「面白さ」だったのだと感じる。
そう考えると、相当に複雑に作りこまれた印象の続編2作品に対して、この第一作目の映画としての完成度の高さが際立ってくる。

マトリックスサーガは、壮大な「謎」に対する「答え」を求める闘いを描いた物語だと言えると思うが、映画において必ずしも「答え」を描くことは必要ではないということを感じる。

第一作「マトリックス」のラストにおける圧倒的な高揚感は、その先の答えを求めたのではなく、その先の可能性に対する無限の予感によるものだったのだ。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2003-11-25 17:42:25)(良:4票)
817.別に文句たれる気はさらさらないんだが、この映画を皮切りにアクション映画のCG化がより一層顕著になってきたのは、ガキの時分にジャッキー・チェンの映画を見て死ぬほど興奮した自分にとっては少し悲しい気もする。時代の流れに逆らうことは出来ないし、無理に逆らったところで製作者側にはなんの利得もない、俳優の安全を考えてもスタントなしの危険なアクションをさせて怪我をさせるよりはCGに頼ったほうがいいのかもしれない。それにこの映画が日本でもアメリカでもヒットしたことを考えると、今の人たちの求める映画がすでに脱スタント化、あるいはCG化に傾いているのも事実ではあると思う。そうすると必然的にアクション俳優という肩書きもなくなる。ブルース・リー、ジャッキー・チェンに続くスターがいるだろうか?自分にはかろうじてジェット・リーの名前が思い浮かぶが、彼にしてもCGを多用した映画に結構出演している。何度も言うがCGを否定する気はさらさらない、事実この映画もそこそこ楽しめたし続編も見ている。でも、でもだ、いくら身体をのけぞって銃弾をかわそうが高層ビルの屋上からダイブしようが、「プロジェクトA」のように時計台から落下するシーン、普通の俳優には決して出来ない芸当をやってのけるアクション俳優の存在には到底敵わないのだ。少なくとも自分はそう思っている。
8823さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-14 12:53:37)(良:3票)
816.あの有名な反りながら弾をよけるシーン。物凄く格好良いシーンですが、あれって物凄く高速にやってる設定なんですよ。で、想像してください。猛烈なスピードで後ろに反るシーンを。ね!物凄くマヌケでしょ?
(・∀・)イイ!!さん 7点(2003-12-15 04:48:48)(笑:3票)
815.見どころはアクションだけ。ストーリーは理解できるが、大して深いテーマがあるわけでもない。本当に高度な映画とは、作者の伝えたい事やテーマを、物語の流れや映像の美などで、感性によって伝える芸術であるべきで、登場人物がそれを言葉でベラベラ喋る映画はみっともない。
ヨハンさん 2点(2003-05-11 21:26:59)(良:3票)
814.《ネタバレ》 流行り物に反発する性格でロードショー未鑑賞でしたが、空前の大ヒットで猫も杓子もイナバウアー状態。本当にレンタルを心待ちにした映画です。借りたその夜、、心底感動して2度続けて鑑賞しました(深夜27時)。。こんな映画初めてで興奮しまくりました。

当時から難解な映画だといわれていましたが、私は割と簡単に理解できました。要するに養殖豚と同じで電池要員として人間が機械に飼われている図式ですが、人間が食物連鎖の頂点から転落したならば、これは十分に考え得る構図だと思われます。
その他、ファミコンゲーム世代なので架空世界でルールを無視する感覚も難なく理解できましたし、脳の電気信号で現実と夢を区別するならば私の住んでいるこの世界もマトリックスなのかもしれんな、と、真剣に考えたほどです(汗) 

この作品はマトリックスが何なのかよく判っていない所からスタートしますので話が回りくどくて難解になりがちですが、人間自身が飼われている状況に気付かないよう工夫されている点などが素晴らしくも恐ろしかったりします。ただ、ここまでの状態に持ってゆくまでにはかなり長い年月と莫大な設備投資、人間の反発などがあったハズで、それらの複雑な部分がサクッと端折られている点はやはりご都合主義だなと感じてしまいました。

続編を熱望した映画でもありましたが、続編の出来栄えは「迷走」の一言でした(汗) とにかく、この一作目は名作として語り継がれるべき本物の哲学&SF映画の最高傑作です!
アラジン2014さん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-09-03 13:59:38)(良:2票)
813.《ネタバレ》  ネオが真実の世界を知り、仮想空間で進化を遂げていくストーリーと世界観がたまらないです。
 シリーズすべてを観賞(アニマトリックスは除く)し、まだ何となくしか理解できていない部分もありますが、おそらくネオは1作目で仮想世界のプログラミングを理解し、それを自在に書き換えるレベルまで達したのではないかと思っています。
 ですので、仮想世界ではまさに神の領域。
 ただ現実世界ではただの人間にすぎないので、シリーズ通してそのギャップにも魅了されました。
 1作目が世間一般で最も評価されているのも、何となくわかる気がします。
 3作目まで見てしまうと、ある程度世界の姿が見えてしまうのに対し、1作目ではそのスケールの概要がまだ覆い隠されています。
 何でも、すべて見えてしまうと面白さが半減してしまうということでしょうか。
 僕も例にもれず、1作目が一番好きです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-17 16:37:06)(良:2票)
812.この作品で非常におぼえているのが、これを映画館に見に行く直前に、テレビでこれの宣伝紹介番組を見たということなんです。逆に言うと、だから、見にいった。これはおもしろそうだと。
それで、最近(というかここ15年ぐらい)おもう事で、話題作とかの公開前のTV宣伝番組を見ると、確実にその映画の感動が薄れるということなんです!あたりまえだろ!(オレなんか変な事書いてる?)そんなの見ちゃだめ。マトリックスの世界に行くと急につまらなくなる。それにおハナシがチンプンカンプンなのでこの点数。それにしても、”ぱちんこマトリックスCM”はすばらしい!!
男ザンパノさん [映画館(字幕)] 5点(2010-01-23 00:06:43)(良:1票)(笑:1票)
811.ずいぶんとマトリックスポーズ(ブリッジのようでそうじゃないやつ)はブームになりましたね。あれでぎっくり腰になった人を知っています。
maemaeさん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-08 14:45:00)(笑:2票)
810.私は、プチパラノイアな人間なので、今でもたまにこういうことは考える。昔から、風呂に入る前に脱衣所で服を脱いでいる時などに、《今、私は風呂に入る気満々で思いっきりまっぱでいるけれど、それは私だけが勝手に作り出した現実で、実はここは学校の教室で、しかも授業中で、みんなはいきなり脱ぎだした私を唖然として見ているのかも…》とか。あは…はは…はは…。まあ、色んなバージョンがあります。それが中学校の時、某ギャグ漫画で似たようなことが描かれていて、そのコミックが友人間で流行った時、「ああ…あたしも思ったことある…」と静かにつぶやく友人が続出し、「なんだ…私だけじゃなかったんだ…」と密かに安心した。この映画はそういう妄想を、莫大な制作費を費やして、思いっきり実も蓋もなく堂々と提起した、サイコ映画な訳です。それを、先端的な技術やアクションを馬鹿みたいに惜しみなくぶち込むことにより、オブラートに包んで、大衆性を持たせた。ウォシャウスキー兄弟が、自身の引き出しの中に持っていたあらゆるオタク要素を詰め込み、作り上げたバーチャル・リアリティ。究極の夢オチ映画。根本を見ると、もともと人間がどこかで考えていたことを素直に表現しただけのごくごく素直な映画。ただ、今までそれを表現する手腕を持つ人が現れなかった。ウォシャウスキー兄弟は、凄い。オタクの力は、怖い。
ひのとさん 8点(2004-01-03 16:34:31)(良:2票)
809.《ネタバレ》 ラストの「シュワッチ!」が友達連に物議をかもし出した稀有な作品です。いやーカッコイイ!新しい!!当時はホントにビックリしました。ここまで、カッコつけることとクリエイティブであることに全力を注ぐ作品があっただろうか!整合性については2の次、3の次!たとえば銃撃戦での側転平行移動。まさに銃の標的!私はむしろドキドキしましたね。整合性よりもビジュアルを選んでいる姿勢に感激しましました。難クセがつかないように設定の整合性ばかりに気をとられ、結局小さく纏まってしまった映画は腐る程観てきましたが、マトリックスはノリ・ノリ・ノリ・ノリ!スタイリッシュにクールです!しっかも、主人公が救世主だなんて、最近の物語ではみうけられなくなったパターン。(多分嘘ッっぽくなるのが嫌で避けられているのでしょう)。いや、ホントに久しぶりですよ。爽快ですよ。これぞヒーローでしょう!ラストの「シュワッチ!」。色々な矛盾に眉をひそめていた友達はコレを観た瞬間に、マトリックスを観る姿勢が間違っていたコトに気づいたそーです。「お子様ヒーロー戦隊番組に向かって、何故悪役怪獣総出撃でヒーローを一気に叩きつぶさないのかって言っているのと同じなんだね。」だそーです。とにもかくにも、ワイヤーアクションをスタイリッシュに魅せた先駆者的作品であることは間違いないと思い、そしてこれ以上のヒーローアニコミ映画はできないとだろうと思い、ヒーローアメコミ映画に満点をつける最初で最後の機会と思い、満点の10点!
夢の中さん 10点(2003-12-09 03:30:23)(良:1票)(笑:1票)
808.例の「兄弟」へ一言だけ言っておく。「こんなことして楽しいか?」
STYX21さん 1点(2003-11-13 05:38:35)(笑:2票)
807.設定が大好きです。現実がマトリックスであると気付き、そして確信さえすれば、壁を走りビルを飛び越え呼吸すら不要となる(思うに弾を避けるよりもセンセーショナルだと思うが)という点。宇宙人と同化しなくても改造手術を受けなくても遺伝子蜘蛛に刺されなくても、気付くだけでスーパーアクションが出来ちゃうんだもの!!あ、今思ったんだけど、川上哲治ってちょっと気付いてたのかな(笑)
ガーデンノームさん 10点(2003-10-18 05:54:14)(良:1票)(笑:1票)
806.この世界観はすごい!SFとしては使い古されたテーマではあるが,この作品はSFの範疇を超えている.まさに現代の聖書ではないかと思いながら興味深く鑑賞した.テクノロジーが超高度に発達した舞台設定で,最新のSFXを駆使して制作されながらも,伝えようとしたことは2000年も昔にキリストが伝えようとした「愛すること,また,自分や他人を信じることの大切さ」である.この崇高なメッセージに,現代性と娯楽性を持たせ,また,多少与太話的にくずし,より多くの万人に伝えようとする統一の取れたセンスのよさから判断して,(宗教)映画の到達点を極めてしまったのではないかと思う.製作者がどの程度の理解や思いを持って作っているのかは定かではないが,見る側が考えれば考えるほど興味深い映画だ.宮崎アニメが人文学・社会学的面から追及される対象であれば,この作品はそれ以上にふさわしい研究対象であろう.ラストシーンの愛のパワーにはほんとうに驚いた.このシーン以上に愛のパワーを単純明快に表現した作品があるだろうか.まさに現代の最強神話登場!である.
そのてぃさん 10点(2003-07-21 23:53:52)(良:2票)
805.《ネタバレ》 ちょうど四半世紀前の映画ですが、たとえば「21世紀の早い段階でAIが完成する」とか「人間を培養液で栽培しながら仮想世界に住まわせる」といった話は、かなり現実味を帯びてますね。しかしながら「死体を分解して人間の養分にする」ってのは(理論的には可能だろうけど)そうせねばならない理由がいまいち見えないし、核融合の技術があるにもかかわらず「人体が放つ電気エネルギーがマトリックスの動力源として必要」ってのも意味がわからない。そもそもヒューマニズムの葬り去られた時代において、人間に利用価値がなければ生かしておく意味もないのかもしれないけど、人間なしにAIだけが存続しつづける世界に意味があるのかも疑問です。
もしAI側が、人間の反乱分子を抑えたいのなら、もっとマシな仮想現実を見せておけばいいのだし、その場合、個々の体験する仮想現実が他人と共有の世界である必要はなく、それぞれ別々のパラレルワールドを体験させておけばいいのよね。
当時としては先駆的な作品だったと思いますが、千葉県を舞台にしたウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」や士郎正宗の「攻殻機動隊」などを基礎にしてるとあって、今から見ると日本のマンガやゲームを実写化したネットの配信ドラマみたいに見えるし、登場人物のコスチュームや虫みたいな形のロボットも、ただのコケオドシとしか思えず、ちょっとダサくて安っぽい気がします。
日本国内に元ネタとなるコンテンツがあったのなら、こういう実写作品は日本でこそ作れたはずだと悔やむべきかもしれません。たとえば「精神的な鍛錬でヴァーチャルな身体能力を高める」という発想も、おおむね「ニュータイプがモビルスーツの能力を高める」という発想に近いんじゃないかと思います。
まいかさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-09 02:39:36)(良:1票)
804.20年前劇場で観て、入れ替え制とかなかったからそのまま続けて2回目を鑑賞して、ようやくストーリーが理解できて面白ぇ~って興奮してハマって、それからDVDやBlu-rayなどでも観て、20年経った今4dxで再び劇場で鑑賞した。

既にストーリーは分かっているが、そこに動きが加わる事でまた新鮮な気持ちで観ることができた。

まず、雷鳴に合わせてストロボフラッシュが光るのがとても良かったのと、雨のシーンが多いのとスプリンクラーなどで水も大活躍していて良かった。香りは今回無かったような気がしたけど預言者のクッキー焼くシーンであれば良いのになぁと思った。
その預言者の前のシーンでスプーン曲げ少年がスプーンを曲げる動きに合わせて座席が動いていたのにはちょっと笑ってしまった。

とにかく大好きな映画を4dxで見られて感無量。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 9点(2014-09-29 22:57:34)(良:1票)
803.《ネタバレ》 主人公が抱える疑念と苦悩が世界観の謎と絡み合い、重たいストレスが救世主の降臨として解放される。その構成が見事です。仮想現実=マトリックス内の描写に革新的な試みが多く、視覚的興奮が高いテンションを保たせる。最も感心し興奮したのは「救世主」の表現。覚醒したネオには、世界がコードとして視認された。それは、ひとつ高い次元からマトリックスの世界を掌握することを意味する。世界の理(ことわり)や法則を統べるという意味で、私には救世主というより「神」という概念が浮かびました。大きな風呂敷を広げて、ちゃんと畳んで見せてくれる稀有なSF作品だと思います。製作から十数年を経ても古くは感じませんが、あと数年、製作年度が後ろにずれていれば、転送装置は電話線では無かったでしょうね。
アンドレ・タカシさん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-02-06 13:30:57)(良:1票)
802.《ネタバレ》 思えばこの映画から、ただ最新のCG技術と撮影法を駆使してただただ格好良いアクションシーンだけを撮りたかった映画という新ジャンルが始まったのではないだろうか。もう矛盾だらけのストーリーや設定なんか刺身のつまのようなもの。いかにグラサン主人公たちが派手にスタイリッシュに暴れまくるかだけをひたすら追求したその姿勢は、良くも悪くも賞賛に値します。もう、ネオたちが飛び交う銃弾の嵐のなかをスローモーションで駆け巡る映像なんか、初めて見たときはほんと身体の芯から痺れました。ストーリー(特にヒロインのキス一つで主人公が無敵になるラストとか)は、まぁ失笑でしたけど。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-08 16:52:37)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 821人
平均点数 6.94点
030.37%
1182.19%
2253.05%
3344.14%
4334.02%
5708.53%
610913.28%
713816.81%
818422.41%
911714.25%
109010.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review22人
2 ストーリー評価 6.55点 Review43人
3 鑑賞後の後味 7.07点 Review40人
4 音楽評価 7.76点 Review34人
5 感泣評価 2.95点 Review20人
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【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
視覚効果賞ジョン・ゲイター[特撮]受賞 
音響効果賞 受賞 
音響賞ジョン・T・ライツ受賞 
音響賞デヴィッド・E・キャンベル受賞 
音響賞グレッグ・ルドロフ受賞 
編集賞ザック・ステーンバーグ受賞 

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