302.ドムと同じで、エイリアンも量産型になると価値が暴落する。 【永遠】さん 6点(2004-06-02 08:14:19) (笑:4票) |
301.ホラーだった1作目とは方向性を変えて、とことんアクション映画に徹したら、これまた大傑作になりましたね。エイリアンが多すぎ・弱すぎとかの疑問点も、人間とエイリアン双方の生きるための戦いの激しさに雲散。とにかくキャラが個性的で、しかもカッコ良すぎです。リプリー母性全開!ヒックスの装備、自分も付けてみたい!ニュート強運!バスクエス勇ましい!ビショップ冷静沈着!ハドソン生き残って欲しかった!ゴーマン、ヘタレが最後に頑張ると印象的!裏切ったアイツ自業自得! 【次郎丸三郎】さん 10点(2004-07-07 16:07:39) (笑:3票) |
300.《ネタバレ》 SFアクションとして傑作の出来栄えですね!ホラー要素は前作と比べると確かに弱くなったかもしれません。それでも序盤の誰もいなくなった植民地住居や、八方塞りの絶望的な状況に追い込まれていく中盤のシークエンスなどはしっかりホラーの定石を踏んでいると思います。 プロローグで海兵隊のみなさんが万全の状態で惑星に降り立つとき、『スターシップトゥルーパーズ』を思い出して、最高に気分が盛り上がりました。だから、いざエイリアンの巣に重装備で乗り込んだとき、「核融合炉」という理由で装備を取り上げられ無力化された挙句にエイリアンから一網打尽にされちゃったのは残念でしたねー。ただそれはホラーとしての側面がある以上いたし方の無いことですね。 最も好きなシーンは、エイリアンが一斉に襲ってくる直前、「あと6m、どういうことだ?部屋の中に入っている!」といった後、全員で天井を見上げるシーンです。あのしてやられちゃったときの恐怖ってのは、見落としの後悔とあいまって絶望感を更に助長してくれるんですよね。そして天井あけたらゴキブリの大群みたいにエイリアンがわーって、そこからはSFアクションの醍醐味が味わえてもう大満足です。なのにニュートが間一髪でさらわれて更なる見せ場を用意してくれているのですから、これはもうエンターテイメント作品として一つの究極の形に到達しちゃっています。スタッフロールが流れるまで、いつまでも安心できない緊張感。ラストまで存分に堪能させてもらいました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-27 12:42:47) (良:2票) |
299.《ネタバレ》 エイリアン・シリーズとは不思議だ。なぜなら本作以降,すべての作品がそれぞれの前作のストーリーをないがしろにして成立しているのだから。総本舗であるオリジナルへの敬意を込めたオマージュ的な要素は殆どない。むしろ挑戦しているかのような作り方を見ているうちに,何だかリドリー・スコットが陰でこっそりとほくそ笑んでいるような気がした。さて本作で,リプリー女史がいよいよ本格的に人間離れしてくる。“力があれば戦える”という点をいっそう強調して,前作のゴシックホラー路線から一気にアクション電車道へと力業で持っていくのは,いつものキャメロン流。例のパワーローダーを使った格闘シーンは爽快感すら漂う。画面の前でうぎゃ〜と叫びながら前作を観た人は,まさかこいつと組んずほぐれつをやらかし,挙げ句にフォールしてしまうとは想像もできなかっただろう。それほどこの異生物は絶対的だったのだが,生物である以上殺せるということを観客に気づかせたキャメロンはいい仕事をした。でもまさか3であんなプロローグに続くとはね……おっと,あぶない。だが一度物語の流れをチャラにしないと新作をつくれないというのは,エイリアンというキャラクターがいかに際だってそそり立っているかの証明にはなると思う。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-27 12:24:05) (良:2票) |
298.よく考えてみると、「エイリアン」はむしろ地球人の方ではないか。何しろ、他の星へ襲来し、植民地化しているのだから。エイリアンは、単に防衛しているだけ。平穏な生活を乱されて、よっぽど迷惑しているだろうに。特に散々仲間を殺し、大爆破までさせた「シガニー・ウィーバー」は魔女のような存在で二度と顔も見たくないはず。 【STYX21】さん 6点(2004-03-02 19:52:02) (良:1票)(笑:1票) |
297.安易に二匹目のドジョウを狙わず、大ヒットした前作のジャンルを完全に変えてしまうという凶悪な手法で、見事に前作とは全く異なる評価を勝ち得たという点で、映画史に是非残すべき作品。閉ざされた空間、姿を見せない敵、一人、また一人と消えて行く乗組員たち、という1作目の独特の世界観とギーガーの創出した奇怪な異星人の姿を思いっきり逆手に取り、わらわらと湧いて出るエイリアンに立ち向かうのは訓練を受けた職業軍人たち。「今度は戦争だ!」のコピーに恥じず、大派手にやってくれた心意気は大したもの。もちろん前作の独特のムードをブチ壊しにされたとリドリー・スコットが鼻血を出して激怒したのも無理はないが、敢えて大ブーイングを覚悟の上でこれをやったジェームス・キャメロンの度胸と自信には頭の下がる物がある。前作で、丸腰とは言えあれほど大勢の乗組員たちをひとたまりもなくやっつけたのがたった1匹であったことを考えると、いかに武装部隊とは言えずいぶんエイリアンが弱くなった気はしないでもないが、前作を完全にネタとして利用し尽くしたという点で、「二匹目のドジョウの正しい狙い方」に新たな境地を開拓したことの意義は大きい。前作の、かなり真剣なファンである私でさえ、これには参りましたと言うほかなかった。ヘタな猿真似に終わるよりは、はるかに有意義な「続編」だったのではないかと思う。ご立派。 【anemone】さん 9点(2003-12-08 22:44:44) (良:2票) |
296.《ネタバレ》 天井のパネル開けたら、そこにエイリアンがうぢゃうぢゃ佃煮状態、っていうのは、大きな石をどけたら、そこに・・・って感じを思わせて「うぎゃ」! さて、この映画は、人権や思想、国家の問題があれこれデリケートな時代に、相手がエイリアンだからこそできる大虐殺アクションの世界。エイリアンに感情移入なんかしてた日にゃ、たまったモンじゃないですけど(平和に暮らしてたら、人間がやってきてメチャクチャにしちゃうんだもの)。ただ、クライマックスの母性同士の激突、というのは、ちょっと「どっちも頑張れ~!」みたいな感じでしたね。そりゃエイリアンママだって怒るわなぁ。メカデザインや荒々しい特撮も良くて、一級の戦争バトル映画でした。個人的には、女性パイロットがカッコ良かったんで、もう少し生かしておいて欲しかったですけど。あと、ジェームズ・ホーナーの音楽、この時はいいんですけど、後の映画も全部この映画のパターン、ってやめてちょーだいな。『タイタニック』見てて、エイリアン出てきそーな感じで仕方なかったです。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-11-27 20:44:46) (笑:2票) |
295. ヒット映画の続編としては抜群の出来。カラー変更しつつも猫のジョーンズやフェイスハガー、チェストバスターといった前作の要素を上手くストーリーに活かしているので、リドリー・スコットへのリスペクトも感じられ、嫌味が無い。ほんと、この頃のキャメロンは冴えてたな。ポール・レイザー扮するバークも良い奴を装って食わせ者だし、ビショップの人造人間の設定も巧妙。クイーンの産卵場所はまんま「放射能X」だし、ローダーも恐らく某機動戦士のパクリと分かるが、キャメロンのオタッキーな一面が垣間見られて逆に心地よい。 ところで…ニュートってNewtだとしたら「イモリ」なんだよね。少女の名前にしちゃあ…ちょっとアレですね。 【へちょちょ】さん 8点(2002-12-19 11:44:39) (良:2票) |
294.《ネタバレ》 “Aliens”『異星人たち』洋画の原題に興味を持ったキッカケがこの映画なんです。 まだパソコンやプリンタの普及していない平成初期、ダビングしたビデオテープに、インレタって方法で綺麗に背表紙ラベルを作るの、たぶんここのレビュワーの多くの人も、やってたと思います。「えぇと、ALI…EN……ん?2じゃなくてS??」気がついた時に本当にショックを受けました。前作で1匹だったエイリアンが、今回はたくさん出てくるから、シンプルに複数形の“S”一個を持ってくるこのセンス。しかも“S”を裏返したら“2”なんですね。当時の続編作品といえば、大味、マンネリ、悪ノリが当たり前だった時代、ハリウッドのSFアクション映画に、こんなにも繊細なタイトルを付けるなんて! さて、初見は中2の頃かな、友達で集まってのビデオ鑑賞会でした。エイリアンと言えば有名なSFホラー映画(当時は未見)、この2も当然怖いんだろう、でも、ビビリの自覚はあるけど、友達にビビリの烙印は押されたくないぞ!と、平気なふりをして耐えることにしましたが…怖さより興奮のほうが遥かに勝ったわ。 ドロップシップ墜落に落胆し、いっしょに籠城準備している気になり、天井裏から迫るエイリアンに驚愕し、最後のドロップシップの脱出に手に汗握り、ホッとしたのもつかの間、クイーンの再登場に驚き…エンドロールから最後のカサカサまで、完全に映画の中に入ってたわ。 数日後改めてレンタルしました。観たばっかりの映画をレンタルするなんて…パッケージをマジマジ見て『今度は戦争だ!』の文字に妙に納得。そうだ、これはSFホラーというより、上質のSF戦争アクション映画だ。 '80年代は現実世界の延長線上のリアルな近未来、サイバーパンク映画真っ盛りだった時代。バークの渡す電話カードに未来を感じ、リプレーがよじ登るドロップシップのタラップの、画面左にあるクルクルコードにリアリティを感じた時代だったわな。 アームが伸びて腰に固定するスマートガン、バスケスとドレイクの阿吽の呼吸に痺れた人は多いだろう。 APCにズラッと並んだ生体監視モニター。エイリアンと初接触した際の、ザラザラのモニター越しに、リアルタイムに仲間が殺されていく絶望感。ショットガンを撃つヒックスを客観的に観せる画は、まるでドキュメンタリー映像のよう。 APCに踏み潰されるエイリアン。クシャッと潰れる頭部。バスケスとゴーマンの最後。あの役立たずの中尉が最後に見せた勇気。キャメロン監督のテーマとも言える戦う女と自己犠牲。 登場人物全員が兵隊ならともかく、映画の主役リプレー(記憶違いかもだけど、最初期の字幕ではこうだった記憶が…)は民間人。こういう場合、映画の中の兵隊って、ワラワラと数だけ多い、いわゆる雑魚キャラなのが通例だったと思う。きちんと個性と見せ場を創るのは珍しかった。 「みんなが守ってくれるわ、兵隊さんなのよ」彼ら宇宙海兵隊はきちんと仕事を果たし、守るべき民間人と生き残った生存者を宇宙戦艦まで連れ帰った。そして最後はリプレー自身の戦い。戦争映画のゴタゴタで有耶無耶にするのではなく、毎晩悩まされる悪夢を振り払う戦いで決着を付ける。ヒューマノイドとの確執も払拭しているのも地味に素晴らしい、続編ものとしてこれ以上無いくらい完璧な終わり方。 兄「またエイリアン2観てるのか?お前、どれだけ好きなんだ…」10代の頃、それこそ月に2回は観てたと思う。ダビングしてたのを日曜の昼間、茶の間で観て、洋画劇場でやればリアルタイムに観て、その後LDを買って自分の部屋のテレビでも観てたわ。たぶん私の人生で一番観た映画が、このエイリアン2です。 ~『エイリアン2/完全版 』に続く~ 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2023-01-31 00:09:36) (良:1票) |
293.ずいぶん前の映画だけど、今見ても映像の古さを全然感じさせない。 これでもかと繰り返されるスリルとサスペンス! 多くを語らずとも、これぞ最高のエンターテインメント映画です。 最近、こんなわくわくする映画が無いのが残念。 【とれびやん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-02 13:51:45) (良:1票) |
|
292.《ネタバレ》 エイリアンはシリーズ全て見たが、2が一番のお気に入りである。 それは、リプリーという女性像を一番ストレートに、正しく描いているから。 強い女、賢い女、勇気ある女・・・そんなイメージで見られるリプリーだが、彼女は何よりも、”母性の強い女”。その側面を鮮やかに描き出しているのが唯一「エイリアン2」である。 リプリーにはもともと1人娘がいたが、「エイリアン」の脱出後から50年以上宇宙をハイパースリープ状態で漂っていたため、救助された(「エイリアン2」の時点)2179年の2年前に娘は死んでしまっている。つまりリプリーは、愛する娘と再会することなく母として不完全燃焼のまま、強い母性が残されている女性という設定になっていて、それはこの映画を、シリーズの中で唯一”人間味あふれた作品”に仕上げるうえで非常に効果的なものになっている。 リプリーは、ひとり取り残された女の子ニュートを、彼女が幾度と無く直面する危機から救い出し、最後の最後まで守り抜こうとする。彼女はきっと失った娘とニュートを重ねあわせていたのではないだろうか。 まさに”子供を守る母”である。 一方、クイーンは、まさに”卵を守ろうとする母”。 「エイリアン2」ではリプリーの母性をより一層きわ立たせるために、悪役(=エイリアン)にも、クイーンというエイリアンの母を配置して、母性を持つもの同士のコントラストをつけている所も上出来である。 ラスト近くで武器がタマぎれになったリプリーが武器を捨て、クイーンと同じ背丈になれるパワーローダーを装着してクイーンと対決する場面は、まさに母VS母の等身大の素手によるガチバトル。こんな場面は、シリーズ前作を通して「エイリアン2」だけであろう。 ついにクイーンを倒したリプリーに、ニュートが走り寄り、彼女に抱きつきながら思わず叫ぶ。 「ママ!」 このたった一言が、「エイリアン2」が間違いなく母性を描いていることを証明している。 ちなみに「エイリアン4」の原題は「Resurrection」(復活)なのであるが、そのタイトルになったのは、リプリーがクローンで復活したということだけでなく、人間とエイリアンのハイブリッド種であるニューボーンがリプリーを見て母親だと思い込むとか、リプリーもニューボーンに対して自分の子供のような敵のような複雑な思いで接するという、”母性”をにおわせる設定が「エイリアン2」で描かれたテーマを”復活”したものだから・・・と深読みしてしまうのは私だけだろうか? 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2017-05-27 19:28:57) (良:1票) |
291.エイリアンの一作目は私にとって別格だ。何度観たか分からない。そして二作目も好きだ。エイリアンの全体像が良く見えるから、という理由ではない。前作を上回るべく、物量作戦でいこう、という潔さが成功しているからだ。ヤツらの数もねばねばの粘着度も性質のひつこさも増している。一作目は ああどうしよう、と手に汗握りながらきょろきょろしつつ逃げる。二作目は半泣き絶叫で猛ダッシュだ。素晴らしく良くできた続編だ。 庭でせっせと雑草を取る。狭い範囲の視野からふと頭を上げて周りを見回すと、それはもうおびただしいスギナやらハコベやらに取り囲まれていることに気付く。こんな時いつも脳内でシンクロするのは、2のクライマックスにて巨大巣に入り込んだことに気がつくリプリー、あの場面。しゅんしゅんしゅんと効果音が静かーに響き、ワタシもゆっくりと首を回しておもむろに火炎放射器をぶっ放す、というわけにもいかず、またこつこつと作業を再開するわけだが。つまんないこと言ってすいません。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-06-25 00:04:00) (笑:1票) |
290.《ネタバレ》 「Get away from her, you BITCH!」が最高にカッコイイ!! この映画はこの一言のために作られたと言っても過言じゃないわね。 前作と明らかに違うのはリプリーの母性が前面に押し出されてること!かしら。 卵を焼かれて怒り心頭の女王エイリアンと、ニュートのせいで(おかげで?)母性本能全開のリプリーとの一騎討ちは、完全に「母は強し!!」って感じで、こういったオンナの戦いをSF映画に持ち込んだってのがとっても斬新!よね。 はじめはイキってる兵隊さんたちが案外頼りないとか、敵かと思われたロボットが実はとってもいいヤツとか、一件落着と思わせておいて最後にもうひと波乱とか、後の映画にもよく見られるお決まりのパターンも実はこの映画が先駆けだったのかしら?? …前作はどっちかっていうと『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたいな心理的恐怖を描いたものだったけど、今作は完全にハリウッド好みのアクションエンターテイメント大作よね。 アタシはどっちも存分に楽しんだわよー! 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-28 18:15:26) (良:1票) |
289.「1」はSFとしての完成度と恐怖に10点を付けましたが、この「2」は興奮度に10点です。同じ題材にここまで違った味付けをしたうえに、ここまで完成度を維持した続編は見当たりません。キャメロンの「徹底的にやる姿勢」が顕著に窺える傑作です。当時、広告コピー「今度は戦争だ!」に大いに頷きました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-12-24 03:05:04) (良:1票) |
288.《ネタバレ》 「超A級ホラーを超B級バイオレンス・アクションに!」 ジェームズ・キャメロンの「ターミネーター」の次の監督作だが、脚本を書いた「ランボー2」の影響が感じられる戦争物になり、ラスト30分の怒涛の展開はサービス精神旺盛で、「1」では女ヒーローと呼ばれたシガーニー・ウィーバーも女ランボー的。 会社が実体を現したことで得体のしれない恐怖は半減したが、57年の漂流で人生を失ったリプリーが因縁の星アチェロンで力強く変貌する様を見せ、「1」とは違う魅力を出した。 宇宙海兵隊(マリーン)の多彩なキャラクターや、リプリーと孤児ニュート、人造人間ビショップ、ヒックスらとの関係、女戦士バスケスとゴーマン中尉の逸話など充実しており、バークのような会社側の人間も配置されて隙のない構成。 それは認めつつも軍隊式にスマート・ガンなどの重火器を大量に投入しての派手な銃撃は節操なく思え、ギーガーは直接関わらずヘッドカバーのない頭部が剥き出しになったエイリアンが昆虫のように群がるのも神秘性が減じた。 スタン・ウィンストンがデザインしたエイリアン・クイーンとリプリーが装着するパワー・ローダーとのマザー対決(ミニチュアも使用、「ランボー2」のヘリ戦を思わせる)などハイライトが多く、32才のキャメロンとゲイル・アン・ハードが心血を注いで作ったSFアクションの傑作。 常に「1」と比較され優劣が争われるが(ここの平均点も拮抗、IMDbでも同点)、タイプが違うので、どちらを上位に挙げるかは本人の嗜好が反映された結果に過ぎないと思う。 シリーズの半分を外国人が監督する中で、よくもわるくも一番アメリカンな「エイリアンズ」。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-09 07:00:00) (良:1票) |
287.母性に目覚めたリプリーと、マザーエイリアンの遭遇という展開に「キャメロンありがとう」と言いたい。 【kagrik】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-06-12 10:49:41) (良:1票) |
286.《ネタバレ》 キャメロンは2本しか2を撮っていない。にもかかわらず、1がどんなスタイルでもキャメロン味にしてしまうというイメージがある。T2とエイリアン2の2本でそういうイメージを作ってしまったのだから凄い。キャメロンがキャメロン味であるという宣言をした最初の映画であり、これ以降がより高度なキャメロン味であることは全然おかしなことではない。 基本的にこの監督の映画は、出てくる人物は表面的には悩まない。設定の穴を追い込まない。特殊効果に妥協しない。この3本の柱がびくともしない。悩まない様に見える人物は、巧妙に悩みがあると言うことを明示しており、設定の穴をわかりやすく残すが、それを伏線ともトリックともつかない方法で鑑賞中に気づかせない技法が確立している。さらに特殊効果。本作でも半端ではない。金をかけただけではダメよというメッセージがズビズビ伝わってくる。 こういうことができるのはやはりアメリカだからだろうが、これだけの金が関わる仕事とは、その責任の大きさかどれくらいのものになるのだろうか。想像もつかない。だけど、この映画に登場するキャストからスタッフまで、おそらくは妥協のだの字も無かったのであろう完成度にはうんざりするほど手に汗握る。 欧米亜問わず多くの文芸作品は、はっきり言って逃げている。さも文芸作品であれば、人が悩んで人生がうまくいかなければ、困難な恋愛であれば、ハリウッド資本の特殊効果映画よりも魂が上級であるとでも言わんばかりのものを量産し続けている ところが、この映画の様に徹底的に作り込んで楽しませて、感激する様な作品はどれだけあるだろう。単に悲惨なカタログに落ち着いちゃっているのを文学青年にちやほやされてるだけのクオリティの映画がどれほど多いかを考えると、仮に文芸がアクションより上だとしても、関わっている多くの職業人が職業人として上だとは思えない。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 9点(2009-09-21 23:58:03) (良:1票) |
285.《ネタバレ》 1よりテンポも良く中盤からラストの畳み掛けっぷりと派手さは凄まじく、なかなか楽しい。リプリーはますます逞しく、負けるはずもなく、恐怖感はもはや無い。 ラストのロボリプリーにはやんややんやの大喝采。しかし、この内容で120分を超えてしまうとしつこく感じてしまい、疲れてしまいました。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-28 19:21:04) (笑:1票) |
284.ビショップがやられたシーンを見てからというもの、牛乳を飲めなくなりました. 【くまさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-04 04:55:08) (笑:1票) |
283.アクション映画の続編ものとして成功しているのはこの作品と ターミネーター2ぐらいではないか? (両方ともキャメロン作品。流石、続編ものを作らせたら右に出る者がいない) 少なくとも私のショボイ知識の中では。 にしてもこのシリーズのタイトルの付け方は上手いね。 エイリアン1は普通にARIEN。 エイリアン2は複数形Sを引用しARIENSに。 エイリアン3は更に数が増えて乗数を引用しARIENэ (3乗の文字が変換出来なかったのでロシア語のゼーを引用しましたw) というタイトルにこの作品全体を象徴するプロットとして込められている。 つくづく邦題は損してるなぁと言える1本である。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-09 12:47:33) (良:1票) |