7.《ネタバレ》 バート・ケネディ監督、ジェームズ・ガーナー主演のおバカ西部劇第2弾です。
「夕陽に立つ保安官」の続編かと思いきやストーリーは全くの別物、姉妹作ということのようです。
それにしてもジェームズ・ガーナー演じる一見金持ちのこの男、
実は裏の顔がある強い奴なのかただの詐欺師みたいな奴なのかその正体がまるで分からないんですが、
前作と同じくジェームズ・ガーナーが何が起ころうとも堂々として飄々としている様がいい絵になっている。
そのガーナーにいいように使われる男を演じる、同じく前作から続いて出演のジャック・イーラムの醸し出す雰囲気がまたいい。
さて、そうこうしているうちに「本物」が町にやって来てしまい、さあ大変!
「本物」と対峙し、ついに決着がつくのかと思いきや、最後まで西部劇の王道に背を向けるようなコントのような顛末。
本家の西部劇をパロディにしたような、イーラムの最後の一言に至るまで何とも無邪気な作品でした。