1.《ネタバレ》 うーん、まあまあかなあ。 映画の伝えんとしていることはよくわかるのよ。 偉大な父親の残した農場を守るという大きな責任とそのプレッシャーにあえぐフランク、人気者の兄の姿にいつも劣等感を抱いて逆らうことのできなかったテリー、その二人が真の意味で兄弟同士理解しあうことのできた瞬間、苦しい生活を強いられているアメリカの農場経営者の現状…。 でもね、いくら苦しい状況だったとしてもやっていいことと悪いことがあるじゃない? フランクのしていることはしょせん「逃げ」でしかないし、そんな彼にはアタシは同情できないわ。 テリーには感情移入できなくもないけど。 でも二人が別れる瞬間はさすがに泣けたわ。 テリーは兄離れ、フランクは弟離れがやっとできた(っていうかせざるをえなかった)瞬間よね。 ところで…アタシ、実はリチャード・ギアって苦手なのよね…っていうすごく個人的な理由もあって、映画としてはよくできてたと思うんだけど、やっぱり「まあまあ」かな。