1.アーサー王の聖杯伝説を映画化した作品。と言っても「ロード・オブ・ザ・リング」とは大違いで、まるっきり書割りの舞台で繰り広げられる演劇で、映画のダイナミズムは皆無。おまけに俳優はセリフだけでなく、ト書きというか地の文を自分で喋るというぶっ飛びぶり。こりゃなんじゃ?と見ているうちに引き込まれて、なぜか目が離せなくなる。かなり面白い作品です。ロメールが実験的な映像作家であることを思い知らされる一本。 【おまけ】パーシヴァル役の主演俳優は Manchester United のガリー・ネヴィルにそっくり。