5.《ネタバレ》 もちろん内容は違うけど、たしかに『ペンデュラム/悪魔のふりこ』と邦題が被り過ぎていて区別がつきません(笑)。でも製作年は本作の方が一年早いから、パクられた被害者ってことになりますかな、まあ日本だけの話しですけどね。 お話しとしてはオカルト+刑事アクションということになりますが、この2ジャンルは喰い合わせは良くない感じがしてなりません。まして本作の様に魂だけの存在で他人に憑依する芸風では、乗っ取られた肉体だけが殺されて魂は無傷、これではカタルシスを出しようがないですね。似たようなストーリーラインですけど、『ヒドゥン』の方がはるかにスカッとした映画ですよ。撮り方もけっこう雑なところがあり、前半で腹を刺されたルー・ダイアモンド・フィリップスが回復したのは良しとしても、上半身裸体のカットで腹部に何の傷痕もないとか、あの尼僧がけっきょくどうなったのかスルーで中途半端などなど。とはいえジェフ・コバーの不気味さはなかなかのものだし、トレイシー・グリフィスは姉メラニーよりも魅力的な感じがするし、深く考えないで観れば愉しめるんじゃないでしょうか。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-04 22:01:22) |
4.う~ん、普通の映画やった。可もなく不可もなくやった。「悪魔を憐れむ歌」になんか似てるわ~。連続殺人鬼を死刑にしたら悪霊として蘇って次々人にのりうつり襲ってくるとゆう映画。特にボロボロのおばはんが機敏にパワフルに襲ってくるシーンはおもろかったな~。それなりに楽しめたんで、そんなんが好きな人は普通に楽しめると思う。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-14 03:08:12) |
3.時期的にもほぼ一緒だし、どうも「ペンデュラム/悪魔のふりこ」と本作が記憶の中でごっちゃになってしまってる。紛らわしいんだよ、邦題が…。で、思い起こせばこちらの方は、刑事ドラマ、サイコ・スリラー、カー・アクション、そしてホラーとオカルト等が渾然一体となって楽しめる、中々の快作に仕上がってます。【番茶】さんの言われる「不死身アクション」としても、「ヒドゥン」や「エンド・オブ・デイズ」等よりも描写が直接的で(今思えば「マトリックス」的?)、初見時は結構インパクトがありました。ま、馬鹿馬鹿しいっちゃ馬鹿馬鹿しいんですけど、私、こーゆーの好きなんだもん、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-08-24 18:10:35) |
2.「ターミネーター」や「ヒドゥン」と並ぶ『不死身アクション』として観ました。高層ビルから墜落した!と思ったらすぐに起き上がってスタスタ歩き出すシーンなど好きです。 個人的にはオカルト色が強すぎて爽快感が少ない事が残念。これは逆に言えば、下の方の仰るように、ホラー映画としては成功なのかもしれません。 【番茶】さん 5点(2004-04-10 21:47:09) |
1.ホラー映画とは、怖さを売り物にした娯楽エンターテイメントと考え、ジェットコースターやお化け屋敷と同類の人類共通の娯楽だと思っています。映画になると、その怖がらせ方に芸術性が結びつき、面白いものになったりする、と考えています。なので、私はホラー映画を”キャーキャー”騒ぎながら見ることや本気で怖がることは、ないに等しかったです。”ああ、こんな怖がらせ方ね、いやいや、感心するな”とか”この不気味な世界観は独特で面白いな”といったものがホラー映画を見たときの私の感想でした。しかし、この作品は、本気でドキッとすることが多かったホラー作品でした。間の取り方がうますぎるし、音楽も不気味だし、ストーリーも怖いし、悪魔が神出鬼没で強すぎるし…。俳優陣も素晴らしかったです。ルー・ダイアモンド・フィリップスの真剣な演技で映画の世界に引き込まれるわ、トレイシー・グリフィスは美人だわ、ジェフ・コバーは怖すぎるわ、とまあ凄過ぎ。ホラーブーム以降の現代ホラーの金字塔ではないかと思います。この映画は、ホラーでありながら、アクションもあり、ちょっとした笑いもあり、いろいろな要素がうまく融合しているような印象も受けました。ストーリーもうまくできていて、納得でした。個人的にかなりいい作品だと思っています。 |