16.第2次大戦中、戦火からの逃避行の途中に出会った2人の子どもを抱えた母親と一人の青年のお話。何も起こらない淡々とした空気の映画は好きなのですが、本作の場合、登場人物に常に一定の距離感を持たせ、シチュエーションや音楽の使い方など、結構何かが起こりそうな雰囲気があるのですが何も起こらない。特に途中で2人の兵士が登場する時間帯はそんな雰囲気だけは十分ですが、結局ここも何も起こらないまま立ち去っていく。今ひとつ登場人物の心が感じにくい作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-22 00:06:07) |
15.男の方は素性を明かさないが、だいたい予測はつく。しかし女の方の行動の変化はDVDの表紙から予測がつくものの、いきなりという感じだった。それだけ心を温めていたということだろう。そしてもっと衝撃はラスト、あれれれという感じだった。 フランス映画は雰囲気で見せて、観客に感じ取らせたり、想像を書きたたせる映画も多い。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-21 02:57:00) |
14.青年と1家族が偶然知り合い同じ家で暮らす。お互いの距離感が縮まったり、離れたりが絶妙なバランスで観ているものを飽きさせない。終盤に兵士が出て何か起こると期待して観ていたが、特に何もなくがっかりした。これをTV放送で観たがラブシーンは一切登場しなかった。カットされたんだろうか? 【たこちゅう】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-01-20 23:43:04) |
13.《ネタバレ》 雰囲気はあるが、中身が感じられない。ラストカットのスコップを持った男性は?? 妙な余韻が残る作品。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 4点(2009-07-10 23:02:54) |
12.ストーリーらしいストーリーはなかったけど、それなりに見られました。 兵隊さんが登場してから少しドキドキしたけど、結局は何もなくて、ラストもちょっと意味不明。 どうでもいいことだけど、ウサギが美味しそうでした。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-06-05 03:34:10) |
11.楽しむような映画ではなかったので、ただ淡々とギャスパーの美貌を眺めてました。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-26 21:47:24) |
10.《ネタバレ》 けだるい雰囲気と、停滞しているかのような時間、そして曖昧さ。とってもフランス映画を感じさせる作品。音楽も雰囲気にピッタリです。ストーリーよりも、けだるい時間を主人公たちと共有して楽しむ気になって見るといいかもしれません。オディールのプロファイルは劇中で語られるけれど、イヴァンについては最後まで謎。自信はないけれど、最後のシーンで下を向いて作業していた男性は、自殺したはずのイヴァンでは?そうなら、さらに謎は深まる。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-03 19:15:32) |
9.《ネタバレ》 戦争って自分の意思とはかけ離れた大きな流れによって起きるものだから、現実味のないことなのかもしれない。戦争が終わったって聞いても夢を見終わったような、二度寝すればまた始まりそーな感覚。恋愛の始まり、終わりにも似たようなところがある。作中の恋愛は戦争に左右されるものなので尚更。そのたゆたっている感情、不明瞭で不確実な不安や期待を端的に表現したのが、母・息子・青年・2人の軍人の危ういバランスの関係なのだろう。この作品自体も揺蕩っているようで特別胸に迫るわけではないが、信頼・不信・友情・嫉妬・保身など感情の行き交う様子、エマニュエル・ベアールの尻など見事に映し出されていて充分に実のある内容であった。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-20 05:08:01) |
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8.いきなりあんな風に終わるとは思わなかった。中盤はまあ結構ドキドキして観ていたけどすごくいいとは言えない映画だったような気がする。 【Gene】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-02-07 15:07:01) |
7.良くも悪くも非常にフランス映画的仕上がりの、現実逃避的な少年と大人の女のラヴ・ストーリー。同監督の「溺れゆく女」に近い雰囲気でした。一応、大戦時が舞台になってますけど、この映画に於ける「戦争」は登場人物達を1ヶ所に閉じ込めておく為の方便で、生きるのに必要な日常の雑事を一切廃して各キャラクターの立ち位置だけを純化する、一種のファンタジー空間です。戦争の終わる時が現実に帰る時。ファンタジー世界の住人であるナイーブな少年は、当然現実世界で生き抜く強さなど持ち合わせてはいない。そして私には、エマニュエル・ベアールの心情なり変化なりが全く解りませんでした。「溺れゆく女」よりは良かったですけど、私の様な人種にとっては退屈な作品であることに変わりありません、4点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-26 00:05:09) |
6.《ネタバレ》 ♪チャララ~(節を忘れた方は「ハウル~」の出だし思い出してご一緒に。笑)・・ アコーディオン(?かなんか)の奏でる物悲しいメロディーがいかにもおフランスです。 私は不謹慎にも爆撃シーンさえスマートで美しいと感じてしまったのでした。 主演は、息子・娘を守って逃げるトム君、じゃなくて、、意外にも戦時下の母親役を演じるベアール&今後も絶対売り得る青年俳優ウリエル君(←もうええ加減やめよ)です。 まず何がいいて、この二人の低ぅい声!これが心地いい上、長男の声変わりしてない声との相性が良いのでした。この三人がそれぞれ父親代わり、兄代わり、夫代わりの役割を自分が務めようとするのが重苦しくないように伝わってきてよかったと思います。 私は長男役君(名前無知、ごめんなさい)のひたむき且つ嫌味ない演技に一票っす! <激しくネタバレ>ベアールのおヒップは胸以上に(&異常に)美しいのではないでしょか!これがまたラブシーンに生かされてるとこなんか小喜びでした(もう、しゃぁないわ私)。ついでながら、DVDのメニュー面も♪チャララ~とオシャレです。 【かーすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-22 17:20:31) |
5.フランス映画はいつもながら淡々感を感じる。この作品もそうだ。エマニュエル・べアールとギャスパー・ウリエルが突然恋仲になるのは理解に難しいところではあったが、、、。 【MS】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-20 14:15:47) |
4.大変ストイックな話でした。エマニュエル・べアールもギャスパー・ウリエルも綺麗。設定も素敵。でもどうして2人の関係が一気にああなったのか、イマイチよく分かりません。未熟者です・・。 【ネフェルタリ】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-05-16 22:49:36) |
3.《ネタバレ》 どうもエロな描写を売りにしているようだが、実は非常にストイックで丹精な演出に貫かれた秀作だと思う。そして、本作に登場する唯一の情交シーンは、抑制の利いた語り口の中では異質なほど丹念に描かれていて一瞬違和感を覚えるが、観終わったあとに実はこの物語の核になっていることが分かり、かえって深い余韻を残す。 こんな映画をどこかで見たことがあるなと、ふと『完全なる飼育 愛の40日』を思い出した。男は過剰で不器用な行動を通してあるひとりの女を愛し(まるでそこに己の全存在を賭けているかのようだ)、やっと愛を勝ち得たかに見えたその瞬間、唐突にやってくる残酷なる運命。彼らはむしろ既に予感=諦念していたかのように(そうだ。確かにこの二作の彼らはそれを口にしていたはずだ)進んでその運命の渦中へと自らを投じる。どちらも愛される女性(運命の女!)の視点から描かれているのもよく似ている。さらに、一般の観客には不親切なほど肝心なことがあまりにも素っ気なく、ぶっきらぼうに描かれているのは、この二作の監督の資質が元々似ているからなのだろうか? しかし、ひとたび観てしまうと、いつまでも癒えない鈍い痛みのような感動が心の奥底に沈殿してしまう。私はこれらを『アフター・ダーク』などに連なる“孤独な魂のフィルムノワール”とでも呼びたい。 【なるせたろう】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-22 14:37:07) |
2.良く言えば王道。悪く言えばそのまんま。これまでのフランス映画で、さんざん使われた古典的展開が延々と続くので、ストーリーが完全に読める反面、大きくハズレることがないので安心して観られる。ただ、王道と称するよりは、そのまんまと称したほうが、しっくり来てしまう。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-03 14:50:05) |
1.《ネタバレ》 まず、フランスの新生ギャスパー・ウリエルの演技がとても上手だと思った。最後に分かるが、彼は脱走中の少年で中にはいきなり蒸発するシーンなどがあった。わけもなく人を殺しに行こうとする。この感情表現が見事に出されていたと思う。最後の最後までなぜ捕まったのかという謎は明らかにされていないが、監督いわく『簡単にそれが分かるなら彼はあんな事はしないよ』とコメント。なるほどと思った。主演のエマニュエル・ベアールの演技は初めてみたが、アメリカにはいない個性的な女優さんだなと感じだ。全体的のストーリーはそこまで面白いとは感じられなかったが、やっぱりあのラブシーンは美しかった。 【アンナ】さん 6点(2004-08-04 16:39:12) |