4.《ネタバレ》 古い作品なのでこじんまりとしてまとまっている。マンハントものであるのだが、狩られた被害者の直接的殺害描写はゼロ。全くない。
概ね主人公のボブに視点が定まっているため、犠牲者視点がないのだ。デュエルものと呼ぶほうが近い。
ボブが職業ハンターであり、自らの体験を著作のある人物として伯爵の良い好敵手の様に思われていたのだが、実際にはボブの作戦は失敗ばかり。
成功例として手下に急ごしらえの罠を一発お見舞いしたが伯爵相手には一つも功を奏さなかった。物足りない。ただの体力勝負か。
最期ひょっこり現れた時の、伯爵の放った銃弾は犬に当たって自分は助かったのさ、という説明ではどうにも納得しづらい。急流はどうした?
キングコングと色々縁のある作品だったが、あちらとは大きな隔たりがあるなぁ。