131.オカルトだから何でもありという作品ではなくて、きちんとサスペンスとしての整合性がある。 サイファーがカッコ良くて、茹で卵の剥き方を真似したりした。 初めて見たときのラストの衝撃は今でも忘れられない。 残念なのはその衝撃が1回限りのものであるということだろうか。 記憶を消してから、もう1回楽しみたい作品です。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 8点(2024-05-29 18:20:39) |
130.《ネタバレ》 「錆びた黄金」でのお懐かしや!なミッキー・ローク当時の話題作と言うことで初鑑賞。デ・ニーロ、シャーロット・ランプリング出演に、ガリガリ君当たりで貰ったのがまた当たりだった、やった!ラッキーが浮かぶホクホクする瞬間です。 惹かれるサスペンス色をかき消す過剰な映像によるオカルト臭にゲンナリ。登場時から怪しさ100%のデ・ニーロ、よくこんなの引き受けたと感心する強烈屍ショットのランプリング。風格ある二人に比べてロークの奥行きの無さに「う~ん・・・」そういうキャラなのかもしれませんが腹回りの締まりの無さに「う~ん」いい感じの結末なのに「う~ん」興に乗りきれないもどかしさがある作品です。 |
129.《ネタバレ》 この作品、最後まで観るとコアなオカルトものなのですが、つくり自体はハードなサスペンスの雰囲気を強く醸し出しています。かつて初見時はサスペンスとして引っ張って結局オチはそっちかよ!となってしまったのが正直なトコロで、ちょっと肩透かされたというか少しモヤっと観終わった記憶があったのです。 しかし今回再見すると、オドロオドロしくもギリギリのラインでサスペンスに踏みとどまっている全体の空気感の恐怖・怪奇とリアリティの両立の具合が中々に高度な仕事なのだなあと感じたのですよね。オカルトとしても、悪魔に魂を売り渡すも更に恐るべき儀式でその悪魔から逃れようとする、というオチの部分は非常にユニークで面白いアイデアだと感じますし、巻き起こる陰惨な事件の数々も内容・描写ともに凄みと迫力が十二分です。やや展開運びにメリハリを欠く様にも思いますが、終盤は盛り上がりますし、観て損するということもない作品かと。そこそこオススメ。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2021-03-04 01:44:50) |
128. 俺の敬愛するアランパーカー監督の作品。 ――人間には知ってはならない領域がある。 まさに、この言葉がふさわしい映画。 想像力があればあるほど、この映画の深淵は…ただ深く。 更に深く…果てしなく深く…そして恐ろしいのだ。 ルイジアナ州の熱帯地帯。 その熱気の中で、日常の「何か」が歪んでる。 黒人のブルースが聴こえる中で、「何か」が潜んでいる。 陽の光が滲む豪雨を走り抜ける「あのシーン」が好きで堪らない。 そして、いつの間にか…あの曲を今は…自ら、口笛で奏でている… それが、俺にとってのエンゼル・ハート。 人は…自由に謳歌し、人生の夢を追う。 人は…他者を謀り、その枠を抜け…ただ自分の力を信じる。 その末に夢を掴んだとき…きっと知るのだ。 自分は「誰」と対峙し、その夢を何故に掴んだのかを。 そして自身を見つめ、来た道を振り向き、やっと知る。 そこには何もなく、日常に氾濫する死を。 そして、絶望と圧倒的孤独感の中で理解するがいい。 ――人間には知ってはならない領域がある。 そう、どこまでも堕ちていくエレベーターの中で。 【映画の奴隷】さん [レーザーディスク(字幕)] 10点(2021-02-01 00:17:56) |
127.《ネタバレ》 この映画の売りは何と言っても、作品全体に漂う熱と血生臭い不気味さ。 悪魔という存在を登場させていながら、過剰な表現も無くあくまで現実世界のサスペンスドラマの枠の中で物語が進んでいく。 少しでも漫画チックが表現があれば全てが台無しになってしまうが、それが全く無い。 だから恐ろしく感じるのだ。 悪魔という存在をこれ程ごくごく自然に人間世界に登場させた作品は他には無いのではないか。 上に書いた通り、あまりに普通のサスペンスドラマテイストなのだが、ミッキー・ロークと、ロバート・デ・ニーロのアクの強さがスパイスとなって、薄すぎもなく、濃すぎもなく非常に良いバランスの味を醸し出している。 このジャンルでこの作品以上のものはまだ見ていない。 【夜光華】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-05-20 11:48:29) |
126.初見と思ってレンタルしたら見てた。 展開と結末はおぼろげながらも覚えてた。 不気味なシーンと現実が錯綜する自分好みの映画。 ただしよくストーリーをよく追わないと意味が解らなくなる。 【たんたかたん】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-03-12 10:37:14) |
125.《ネタバレ》 上映当時、オカルトは苦手なので、観るのをためらった記憶がある。でも評価は高かったので気にはなっていた。今回、某レンタル屋の発掘良品でDVDとして甦ったので、観てみた。アランパーカの作品だから、面白くないはずはないと思ってたけど、ちょっと後半はしんどかった。結局、こうなんでしょうか?宗教の強い国では、悪事を働いた人間は、色々なことを経て、悪魔より地獄行きを命じられる・・(笑)。ははは・・。まぁ話の正しい持って行き方としてのラストなんでしょうけど、設定は面白いね。誰か兵隊を犠牲にこの世での成功を勝ち取るなんて・・。そして悪魔が弁護士。最後のエレベーターは地獄へド~ン!ってな感じ。観終わると、良くできたオカルトも寓話になってるんだって思う。それにしてもシャーロットランプリングをあんな役で出すなんて~!? 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-18 21:16:14) |
124.雰囲気こそすべて。最高だ。ミッキーローク以外の誰にもこの映画の主演はできない。 【JF】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-17 16:20:37) |
123.《ネタバレ》 サスペンスというよりはオカルトミステリーといった感じの映画。 ちょっと中盤中だるみなのと、仕事を依頼するシーンの時点で「まさか」と思ってしまったのとで、う~ん、な点もあるけど、まあまあ。 宗教観が違うから、アメリカではまた違った風に受け止められるんでしょうね。 あと、デニーロもっと出番与えればいいのに。フィンチャーがリメイクしたら面白そう。「セブン」系列だね。「オールドボーイ」かなと途中まで思ったけど違った。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:07:15) |
122.《ネタバレ》 この映画、はまる人ははまると思う。今なら、ありがちなオチ、ちゃちーオカルトものって見方もあるとは思いますが、僕は好きです。なんか、昔、観た時は、いまいちピンとこなかったんですが、なんか妙に頭に残ってて、改めて見直したら、この世界観にはまりました。ニューオーリンズの、ジメジメした雰囲気とブードゥーの怪しさが、たっぷり堪能でき、ミッキロークの演技が、これまたいい味出てます。やさぐれた探偵から最後の絶望感に落ちる表現は、デニーロのマフィアっぽい悪魔を相手に、一歩もひけをとりません。情事中に背中に落ちる雨漏りの多さ、それが血に変わる不気味さ、アパートの一室だけがクローズアップされる場面、ゆっくりまわる扇風機などが、徐々に観てるこっちの脇腹に効いてきます。これが見終わった後は、妙に納得がいったよーな、居心地がわるいよーな、絶望的なよーな、なんか微妙な感覚に陥れてくれます。なんか大人のオカルトだな~。 ちなみに、同じような悪魔の描き方に「ディアボロス」って映画があり、こっちはアルパチーノが悪魔を演じています。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-01 15:29:58) |
|
121.非常に難解だった記憶が。あと映像が綺麗でした。また観てみよう。 【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-04 11:36:12) |
120.《ネタバレ》 ミッキー・ロークはこの作品がベストではないだろうか?年齢的にもキャリア的にも脂が乗り切っている時期だし、1950年代の私立探偵という役柄がぴたりとハマっている。さりげなく挿入されるトレヴァー・ジョーンズの旋律、鏡に映る自分、「あなたは誰?」と繰り返される質問、降下するエレヴェーター、全てがラストへの伏線となっており、今でこそありきたりのオチかもしれないが、公開当時はさぞ衝撃的だっただろう。脇役ながらピリッと画面を引き締めるロバート・デ・ニーロも良い。ゆで卵の剥き方が斬新だった(笑) 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-29 07:19:35) |
119.落とし方がやや反則気味だし、魔王様のデ・ニーロがちょっと苦しいけども映像が甘美で秀麗。そしてデ・ニーロを向こうに回してのM・ロークの健闘ぶりたるや、感涙ものです。可愛いし健気だし、彼独特のちゃらっとした軽さが大好きだ。ああお話はどうでもいいやこの映画。今は亡き(半分うそ)美しいM・ロークを拝んでいるだけでしみじみ幸せだ。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-31 16:34:31) |
118. ミステリーと思わせたところがまず問題です。 オチが反則。フェアじゃない。 反則技なのに途中でわかってしまう。 かといってスリリングな展開かと言えば、そんなことはなく退屈で、中だるみしてしまう。ただ暗いだけで、雰囲気でごまかしている印象。 大作っぽく作った凡作だと思います。 雰囲気がなんとなく「セブン」に似ていますが、質は雲泥の差です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 2点(2012-04-27 16:16:10) |
117.《ネタバレ》 全編を通して陰影のある映像美が素晴らしい。 宗教観がないので、よく解らない部分もあるけど悪魔に魂を売ってしまったら、どんな手段をとっても逃げられないってこと?なんですかね。 その道の教徒の人からしたら、もっと衝撃的な内容に感じるのでしょうか・・・。 まっ、出番は少ないがロバート・デ・ニーロの存在感は流石に凄いし、調子に乗った“猫パンチ”のあまり良い印象がなかったミッキー・ロークも、この映画に関しては素晴らしく見応えがありました。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-03-21 13:45:13) |
116.80年代臭が鼻につくのは兎も角、デ・ニーロの風貌や爪で、途中からネタ割れするのが難点。使いつくされたプロット故か。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-15 22:06:14) |
115.《ネタバレ》 ミッキー・ロークはめちゃくちゃにカッコいいのですが、私の中ではそれだけしか評価すべきところのない映画でした。だからといって映画の質が悪いというわけではなく、文化的・宗教的バックボーンの不足により、私にはこの映画を理解する土壌がなかったことが原因だったと思います。これは悪魔に踊らされる主人公の憐れな末路を描いた作品であり、随所にバチ当りな描写がなされるのですが、キリスト教徒ではない私にはこの映画の破天荒さがイマイチ伝わってきませんでした。。。悪魔を主題にした映画は他にもいろいろあります。特に「エクソシスト」はマリア像が派手に汚されるなど相当バチ当たりな描写を含んでいましたが、それらの映画には悪魔に対する善なる力が必ずセットで描かれ、最後には神が勝つという内容となっていました。それがキリスト教圏の観客の安堵感につながっているのでしょうが、一方本作にあるのは悪魔や異教の描写のみであり、それをやり込めるはずの神の力がまったく描かれません。これが本作の特異なところで、主人公は最初から最後まで悪魔に弄ばれ、旅の最後にはブードゥー教の巫女である実の娘との相姦により悪魔の子孫を残し、そして何の抵抗もできないまま死んでいくという救いのない物語。宗教色の強い作品でありながら神の存在がまったく描かれない不安感がキリスト教圏の人達にとってはショッキングだったのだと思います。本作の悪魔は神を恐れるどころか教会の椅子に座り、「神の前では静粛にしろ」と主人公に説教をはじめる始末。視覚的にエグい描写は少ないものの、やってることはとんでもなくバチ当たりなのです。ただ、視覚的なショックが少ないために非キリスト教徒には伝わりづらいことが本作の欠点となっています。さらに、本人オチも当時としては衝撃的だったのでしょうが、今となっては使い古されたネタであることも本作の魅力を奪ってしまっています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-10-19 01:32:51) (良:1票) |
114.《ネタバレ》 サスペンス、ミステリー、オカルトをミックスさせたような作品。 オカルトが絡んでくるのは好きじゃないんだよね。なぜなら何でもありになるから。 中盤から幻想的な映像とオカルト色の濃いストーリー展開を見せ、やばいなと思ったっけ。 公開当時、ミッキーロークは人気絶頂で、この作品も随分と話題になったのだが、 周りの評価は、「ラストはダメ。あれはタブーでしょ」という意見が圧倒的に多かった。 今ではこういうパターンの映画も、結構多くなってきたけどね。興味のある方はどうぞ。 【MAHITO】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-08-11 05:20:00) |
113.《ネタバレ》 かなり前の映画ですが、今頃初めて見ました。何となく初めから依頼者のルイに何か裏がある落ちかなーとは思ってたけど、まさかのオカルト落ちだった。まぁ確かに名前みればハリーエンゼルとルイサイファーなんですけど…。もう少し緊張感があればもう少し楽しめたかも。どうしても中だるみがして途中から疲れてしまいました。 【civi】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-05-19 00:22:56) |
112.《ネタバレ》 うーん、よくわかんないなぁ デニーロ出てるけどあんまし出番ないし おまけにグロい描写が多すぎてちょっと苦手 まぁミッキー・ローク 若くてお顔がきれい ちょっとジョニーデップ似でかっこいい 今となっては別人だよね こういう作風(悪魔に魂売る系)にうといワタシには最後も「えっ!?」な感じで、いまいちピンときませんデシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-17 12:37:16) |