1.一時期、日本で一大ムーブメントを巻き起こしたキョンシー映画久々の新作…ということで、いやがおうにも期待が高まりましたが、残念ながらイマイチでしたね。
キョンシーを新趣向で現代に復活させようとした目の付け所は素晴らしいとは思うけれど、作りようによっては面白くなったであろうプロットやアイディアがあまり良く練られていない。
特にお札もピョンピョン飛び跳ねるキョンシーも登場しないというのは寂しい。
結果としては時代錯誤なキョンシー映画の要素がただ単にアク抜きが成されただけの中途半端なものになってしまっているように感じてしまいました。
寧ろ、この映画で一番楽しんだのは、出演者たちの顔触れかもしれない。
チェン・カンタイや『少林寺』シリーズのコワモテスキンへッド計春華(なんと主役級!)といった”あの人は今?”的な人が出ているのは涙モノで、『少林サッカー』でブルース・リーそっくりのゴールキーパーを演じたのチャン・クォックワンが主役の一人で出演しているのが妙に嬉しかったり。(但し、ブルース・リーの物真似はやりません。)